仮想通貨について調べてみた<Part1-現代通貨と仮想通貨>

今記事は仮想通貨のこれまでと違う点や存在意義・可能性などの超基本知識を記載しました。
個人的に色々と調べた結果、仮想通貨がバブルで終わるとはとても思えず、むしろ「今後のグローバル時代に主要なピースの一つ」だと思ったので記事にしました。

お金とは何か?

仮想通貨について話す前に「そもそもお金とは何か?」について簡単に確認しましょう。(参考:貨幣史-wiki

「お金」は古来より、石・貝・金・硬貨・紙幣などそれぞれの時代において様々な形に変わりながらも「通貨」としての役割を持って存在しています。

石や貝などの物品貨幣、金貨や銀貨などの金属貨幣、そして紙幣
貨幣は金属貨幣まではその物質の種類や重さで価値が決められていました。銀貨より金貨のほうが高く、より重いほうが価値があると。
しかし、経済が大きくなり貨幣の利用が頻繁になるにつれて金属貨幣の不便さが際立ち、金庫に預けている分を紙に記した紙幣が使われ始めました。

金属貨幣から紙幣へと変化したとき、お金が「物質」から「記録」へと変化したのです。
そして現在、私たちが普段使っている円・ドル・ユーロなどは形を持ちはしていてもそれはあくまでも「記録を残した物質」です。(今後はこれらを「現実通貨」と呼びます)

現実通貨と仮想通貨

円やドル・ユーロなどの現実世界において実際に硬貨や紙幣の形で存在・利用されている通貨(現実通貨)としたとき、
逆に、オンラインゲーム上の通貨などの一定範囲内において使うことのできる形を持たないデータとしての通貨(仮想通貨)と言います。

仮想通貨はゲーム等の非現実世界での通貨として使われていました。

ゲーム系仮想通貨ビットコインなどの仮想通貨の違い

ゲーム系仮想通貨は閉じられた、非現実世界において取引・利用されています。
対してビットコインなどは現実世界において、利用できるようにした通貨です。
初めに話したように現代においてお金とは「記録を記したもの」なので、別にわざわざ紙に記録を記さなくても、データ上に記録を記せればそれでいいのです。

仮想通貨と電子マネーの違い

icocaやSuicaなどの電子マネーとビットコインなどの仮想通貨の違いは「特定地域で使われるものか否か」です。

電子マネーにあるお金は、円なら円経済圏でのみ、ドルならドル経済圏でのみ使うことができます。
逆に言えば「世界中で自由に使うことができないお金」です。

対して、仮想通貨は日本とカナダ間だろうと、中国とアメリカ間だろうとネットが繋がりさえすれば世界中どことでも自由に取引ができます。
為替レートが影響せず、手数料が無料or格安。
そして、たとえお互いの国がどんな状態にあろうとも問題なく取引できる。
国に縛られないお金」それが仮想通貨です。

世界中の大多数の国の政情は不安定

日本では世界のことは全くニュースに取り上げられないので多くの人たちは日本を基準にして考えがちですが、世界の大多数の国は政情が不安定である為に国の通貨がいつ使えなくなってもおかしくない国が多いです。
グローバルな現代、中小企業といえども外国企業と取引していくところは多く、相手国で何か起きた際に日本に問題が飛び火するのはよくあることです。

「良くも悪くも世界は繋がっている」ことは今回のコロナで多くの人達が身に染みて実感していることでしょう。
ましてや、地球温暖化で北・南極の氷が解け出て中にいるウイルスが外に出始めている今、コロナだけではない数多くの危険性があります。

グローバルリスク回避と現代通貨・仮想通貨の相性

例えば外国の1つの国が崩壊してその国の通貨が使えなくなった際の影響を考えてみましょう。

<現代通貨の場合>
日本企業が相手国企業と輸出入の関係にあった際、為替用に控えていた外貨の価値はゼロになり、売掛金などの回収は別通貨に変更した上でしなければいけません。それらにおいて、本来必要でない余計な出費が発生します。

<仮想通貨の場合>
相手国が崩壊しようが、相手国通貨がなくなろうが、相手企業さえ生きていれば問題なく取引できます。

※実際のビジネス上では上記以外にも多くの影響がありますので、あくまでも一部です。

グローバル現代において、他国の問題が波及するリスクを少しでも減らすためにも、仮想通貨をビジネスに利用することは良手です。

今現在、仮想通貨は個人間取引に使われていますが、仮想通貨が生きるのは為替が大きく影響する、大金が動くビジネスの場です。

そう考えると仮想通貨の規模は今後数百倍に膨れ上がる、まだまだ成長可能性がある領域なのではないでしょうか・・・

※今記事は読みやすさを考えてところどころ詳しい説明や解説を省いている点がありますので、気になった方は自身で調べてみてください。


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