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秩父ウィスキー祭2022に参加してみた

2022/2/19(土) - 2/20(日)に開催された秩父ウィスキー祭に、今回初めて参加したので、その内容を簡単にまとめてみました。

ここ最近、ウィスキーに興味を持ちはじめ、その流れで秩父ウィスキー祭の存在を知り得たのが参加のきっかけとなる。


2022年の秩父ウィスキー祭

秩父ウィスキー祭は、2013年から毎年秩父で開催され、今年で9年目。
2022年はコロナ禍でのイベント開催の為、完全フルリモート開催。

参加には、公式Webサイトからチケット購入が必要で、チケット購入後、記念品(秩父ウィスキー祭の缶バッチ と 秩父神社の御守)と当日のタイムスケジュール(当日楽しめるyoutube liveのリンク共有)がお家に到着。

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御守に書いてある"猩猩"の意味が気になり、google先生にお伺いを立てると以下の回答を頂く。

しょう‐じょう〔シヤウジヤウ〕
1 オランウータンの別名。
2 想像上の動物。オランウータンに似るが、顔と足は人に似て髪は赤く長く垂れ、よく酒を飲むという。
3 酒の好きな人。大酒飲み。

なるほど、なるほど。
"酒の好きな人"とは、お酒のイベントにもってこいな御守で、かつ、なんだか良いお酒と巡りあわさせてもらえそうな雰囲気を感じるのが、また良い。



当日のスケジュールはこんな感じでした。

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一般チケットで楽しめるセミナーの他に、別途、有料セミナーも設けられており、人気の ベンチャーウィスキー 肥土伊知郎氏 セミナーチケットをゲットできた。販売と同時に即完売してしまうチケットだったので、かなり運が良かったと思っている。

以下サンプルは、有料セミナーのチケット購入者向けに送られてきた物。

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当日は、事前に共有いただいたyoutubeのリンクを踏み、自宅にあるイチローズモルトを片手に秩父ウィスキー祭を楽しみました。
セミナーを見逃した場合でも、アーカイブ期限も設けられていた為、あとから追っても楽しめるというのはリモートならではだなと感じた。


下記は、秩父ウィスキー祭で面白かった話などをメモ程度で書き留めてた物です。全然整理されてなくて、すみません。。。

セミナー:伊知郎の部屋

肥土伊知郎氏と秩父神社の権宮司さんとの対談形式のセミナーだった。
そのセミナーの中で権宮司さんがお話されていた、御酒のルーツについての話がとても興味深かった。

”人が生きるために必要な水と米で御酒はできており、大事にされ、その土地のものを使った良いお酒を氏神様にお供えしてきた。”
”御酒は、化学変化、自然の恵(ありがたみを感じる)が原点であり、御酒は、お金に変えるものではない。是非自分の胃袋なり、仲間と呑むべきもの。”
”造り手はいいお酒をつくり、飲んでもらいたい。”

セミナー?:深夜のドキドキショッピング

初心者からしたらまったく知らぬ美味しそうなウィスキー達をいっぱい紹介いただく。
お目当てだったウィスキー争奪戦には負けましたが、
飲酒による酔いと深夜のテンションもあるのか、皆楽しそうにウィスキーのボトルの紹介をしては、実際にテイスティングし、テイスティングのコメントがなかなか聞かない表現をされててとても面白かった。
また、深夜のドキドキショッピングでストレートをテイスティングしている姿を見て、皆そろってウィスキーが入ったグラスをグルングルン回し、匂いを嗅ぎ、ウィスキーを飲んでいたのをみて、ウィスキーの嗜み方?楽しみ方?事を学ぶことができました(笑)
ウィスキー初心者の自分としては、こんな感じでストレートって飲むのかと学ばさせていただきました。


有料セミナー:ウィスキーバカ一代

この日のために用意したグレンケアンのグラスを使い、貴重なサンプルをテイスティングしながら(もちろんグラスをグルングルン回すもやった)、イチローズモルトのフィロソフィー(哲学)やベンチャーウィスキーの歴史についてお話を伺う贅沢な時間でした。

ウィスキーがどのように作られているのかも含め、知らない事だらけだったもものでとても興味深かった。

"(ウィスキー業界は)新参者はなかなか簡単に追いつけるものではないし、他と差別化した結果、風変わりなものをやることは重要かも知れないけど、そして、基本がなっていないと飲み手が求めていないウィスキーになってしまう。"
"ホワイトオークはチロースにより漏れを防ぐ事ができるが、水楢はチロースがないので、マスがが真っ直ぐじゃないと漏れてしまう。"
"樽に〇〇(釘?)をうち混むことで漏れを防止している。"
”原料は実績のある産地から、地元の品質も同等であれば、リプレースも可能。秩父の大麦、水楢も良いものがある。”
"秩父の山に樽職人と一緒に山に入り、水楢の木を伐採する職人に指示をもらいながら樽を作る。"
”目的は美味しいウィスキーを作ること。”

樽作りの話は、下記の内容のことをお話しされていた記憶。
https://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no63/04.html


セミナー?:たけちゃんに怒られる。

事前に受け付けたウィスキーに関連する?質問に答えるセッション。
・なぜ秩父ウィスキー祭が2月開催されるようになったのか?
"ウィスキーマガジンライブ等々が2月にあり、ウィスキーといえば2月。そして(ウィスキーが)美味しい季節?だから。"
”そもそも秩父ウィスキー祭の始まりは、大宮のスタバでコーヒーを飲みながら、埼玉でウィスキーのイベントやりたいね、秩父に蒸留所あるから、秩父でやろうかみたいな話になった”

”蒸留所の周りの風景を見てみたりとか、上から見て全貌を見て、どういうところにあるのか。”

・同じウィスキーなのに、毎回味が変わったりして、ベストなウィスキーが見つからない。
"確かに体調によって、変わったりする。(自分の中で)指標を一つあると、そこを基準にベストなものを見つけることができるのでは。”

・ホットウィスキーはバカにされる?
”秩父はみんなホットウィスキーを飲んでいるので、是非、秩父に来てください。御湯を先に入れると良い。4:1もしくは2:1。お湯は人肌くらい。お湯割りは奥深い。飲み方は自由なやり方で良いと思う。”

・初心者におすすめの一本は?
"海外の蒸留所のサイトを見るでもいいと思う。
バーに行って、そこにある気になるウィスキーを飲んでみるといい。"

・テイスティングについての質問?
”普段から分析しながら食べ物を食べるとかすると、良い。今までの蓄積。”


他セミナーについて

これらのセミナー以外にも、蒸溜所のリモート見学ツアーもあったが、深夜のドキドキショッピングによる影響で寝不足だったり、ウィスキーを呑みながら参加していたこともあり、メモはございません(笑)

まとめ

ウィスキーに関する情報(飲み方であったり、飲むべき銘柄/ボトルであったり、最近のトレンドだったり)を得られたり、秩父蒸留所のリモート見学でどのようにウィスキーが作られてるのかを知れたのは良かったのですが、
特に造り手や流通させる販売店・酒屋の想いを聞くことが出来たことはすごく大きな収穫となりました。
初心者の自分でも、ほんの少しだけウィスキーの事がわかったような・・そんな気にさせてもらえるほんとに楽しいイベントでした。

来年こそは現地に行き、作り手の方のお話聞きながら、現地で多くの美味しいウィスキーを楽しみたい。伊知郎の部屋で語られていた、車両全体が酒臭くなる帰りのレッドアロー号も是非体験したい。(怒られるやつですかね?)

また、今度は実際に蒸留所に足を運び、その土地で美味しいウィスキーを楽しみたい。(もちろんグラスをグルングルンする)


現場からは、以上です。

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