小さな産声
おぎゃー!
18年前の3月23日。夜遅く、ひとりの小さな男の子が産まれました。
紫色のチアノーゼの塊だったあなたは、あっという間に私の背丈を超えて、今日18歳になりました。
この18年間は、笑いあり涙あり、成功あり失敗あり、山あり谷あり、紆余曲折しかなかったけれど、慎重さんの私は、あなたがいなかったらこんな行き当たりばったり的な経験もできませんでした。「何事においても9割くらい準備をしておくことが肝心だ」と思って生きてきた私にとって、あなたと出会ってしまってからの18年間はまるでジェットコースターに乗っている気分でした。おかげさまで足腰はグラグラになりましたが、身も心もかなり鍛えられたと思います。
これからは私の番。私も小さな産声を上げていきます。
おぎゃー!
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