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コロナ禍で求められる職務経歴書の記述力とは?

オンライン面接が当たり前に
新型コロナウィルスの影響で、いまや転職の面接もオンライン(ビデオ会議)で行われる企業も増えてきました。パソコンやスマートフォンの画面越しに初対面の人と挨拶するのが当たり前の時代になりつつあります。採用する企業の面接担当者は、あなたがどんなスキルを持っているのか?募集しているポジションとマッチするか?次のステップに進めるかどうか?など、面接を通じて得られる情報から判断していきます。
オンライン面接では、対面での面接よりもコミュニケーションの情報量がどうしても少なくなりがちです。なので面接担当者は、あなたの職務経歴書や履歴書の記述内容から、不足した情報を補おうとするのです。
職務経歴書の記述力が、より一層、求められる時代になったと言えます。


求められる職務経歴書の記述力とは?
あなたの今までの職務を通じて得た経験やスキルセットを「定量的」な表現で記載していますか?「定量」とは物事を数値や数量に着目して捉え方です。その逆の「定性的」な表現とは物事を数値化できない要素を意味しますが、意外と職務経歴書にこの「定性的」な表現を多用しがちです。
例えば…

『プロジェクトリーダーとして企画を推進し、売上拡大に導きました」

このように定性的に記述された内容だけでは、プロジェクトの規模感や、成功の度合いが読み取れません。数字を使わない表現は抽象的になってしまい、読む人ごとに認識のズレが発生していくことがあります。ビジネスにおいては、少しの認識のズレが致命的なトラブルを招きがちです。あなたがプロジェクトを率いたリーダーであるならば、プロジェクト関係者の共有意識を持つための工夫をしているのかどうか?が、この表現から読み取れるのです。

以下は、定量的な表現を用いた一例です。

例:プロジェクトの規模感を表す定量的な表現
・社内の関係部署 5部署と連携、100人規模のプロジェクト
・システム開発会社やデザイン会社、広告代理店など対外3社との15名規模のプロジェクト

例:成功の度合いを表す定量的な表現
・目標予算500万円に対して達成率120%の700万円の月間売上を達成

このようにあなたの経歴を定量的に記述することで、あなたが今まで成し遂げた結果を数値情報で把握し、共通認識として伝えることができます。

もちろん、定量表現ができない感覚的な部分もあって良いのですが、定量的に測れるせっかくの経歴を定性的に表現していないかどうか?ここは、職務経歴書を書く上での重要な確認ポイントです。読み人に対して認識の共通化を図るべく、わかりやすく伝えられる表現を用いるスキルがあるかどうか、このような記述内容からも読み取ることができるのです。

職歴COACHではあなたのお手元の職務経歴書をよりパワーアップさせるための「赤入れ」とデザインシンキングのアプローチによる「オンライン面談」で、あなたが表現しきれていない経験やスキルを見える化していきます。

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