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経済性と社会性を両立させる2つの概念

私が世話人として参画している経営実践研究会は「本業で社会課題を解決する」との志を掲げた経営者が集うコミュニティーです。決して簡単ではありませんが、経済性と社会性の両立を事業そのもので行う研究と実践を全国で1000社近い事業者が取り組んでいます。
「概念を学ばずに行動するのは行動バカだ」と海賊と呼ばれた男で有名になった出光佐三氏は言われました。また「概念を学び、それを実践で裏打ちすることで信念や信条、知恵が生まれる」とも言われています。
三方よしの世界を実現するために、昨日、天王寺の居酒屋こんびで私が主宰した食事会で熱く語った、私たちが研究と実践を繰り返している2つの概念についてまとめてみます。

人の心はどこにあるのか?

たった一人からこの研究会を立ち上げられた藤岡会長がその講演の中で示される重要な概念というか問いは「人の心はどこにあるのか?」との言葉です。表面には見えない人の心の在処を見に行く、探すのは簡単な事ではありませんが、社会は人と人との繋がりで出来ているし、商売も人から人へと価値の交換が行われると考えれば、人の心の在処が分かるようになると世の中の問題や課題を知ることになるし、その解決として望まれる価値提供をすることによって、ビジネスはスムースにかつスケールしやすくなるのは当然のこと。人の心がどこにあるのかの解を示せる人や事業所は社会性と経済性を担保することが出来るようになります。
この問いに対する研究と実践を深く掘り下げながら繰り返すことでビジネスモデルの再構築が可能となる重要な概念だと思っています。

人を幸せに導くのは人しかいない

世の中にある問題や課題を知り、そこで生まれている人の苦しみや悲しみに寄り添った事業を展開すると、当然、多くの人から支持されたり応援されたりします。ただ、人の思う幸せはそれぞれ違いますし、千差万別の人の幸せに全て導くなんてことはおいそれとできる事ではありません。
人ひとりの力は微小であり、人を幸せにしたいと思っていても、目の前の人さえも救い出せないことも少なからずあります。オレには無理だ、そんな大それたことは出来ない。と、つい諦めてしまいそうになりますが、そこで皆が諦めると生きづらさを感じて苦しんでいる人はずっとそのままになります。人として、それを受け入れ、見過ごすことはあってはならないならば、自分に出来ないことも人の力を頼ってでも解決に向かわせるべきだと思うのです。やはり、課題を解決し人を幸せに導くのは人しかいないのです。

学びと実践について熱く語る

共同体の再構築

人生は人とのご縁で形作られて行きます。一人の力は微弱で大したことは出来なくても、同じ志を持った仲間が多く繋がることで絶対に実現しないような高く大きな目標を達成することができるし、解決困難な課題を克服することができる可能性が生まれます。ただ、烏合の衆ではいくら人数が集まったところで、全く意味はありません。
大事なのは志という社会性の高い目的を持って、何かことを成し遂げたいとの熱い思いを持っている人が集まる事であり、この閉塞感漂う世の中をもっと良くしたいと理想を念じる想いを持った多くの人が繋がることです。
上述の2つの概念を学び、その実践を積み重ねる経営者が1000人集まれば、世界の景色は全く違って見えるのではないかと思っています。現代社会ではすっかり希薄になっている各地域で共同体を再構築することしか、社会課題を根本解決に導く方法は無いと思わずにはいられません。

メンバーでもある居酒屋コンビの女将

実践と研究の目指す先

日本中の事業者が世の中を良くしたいとの志で繋がり、地域ごとに共同体を再構築して、それらが広く全国で連携しながら情報や成果を共有すれば、社会課題先進国と言われる日本の未来にも光が見えてくるのではないかと思っています。もし、それば叶えばその多くの事例をもとにこれから世界に広がる少子化や高齢化、格差の拡大や分断による争いさえも解決の糸口を示せるようになるかも知れません。これこそがミクロな事業所が共同体を再構築することの意味であり、世界にどっかりと横たわるどうしようもないと半ば諦めてしまいそうな深く大きな課題さえも希望を持って向き合える可能性を見出すことに繋がると思っています。
人の心の在処を問い、人の心に寄り添いながら目の前の全ての人を幸せに導けるようなヒューマンインフラを作り上げる。これら2つの概念を実践で裏打ちし、研究を繰り返すことで世界が少しでも良くなることを強く祈りつつ、命を燃やした活動を続けたいと思っていますし、そんな想いで繋がる同志を募っています。

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