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職人育成の高校、マイスター高等学校の募集要項公開

2月に入り、本格的に2023年度の新入生の募集を開始したマイスター高等学校に毎日のように問い合わせをいただいております。今日も、高校1年生の生徒の転校の相談を受けたり、北海道の建築事業所から問い合わせを頂いたりと対応に追われています。同じ質問を受けることが多いので、FAQ的な感じで改めて以下に職人の技術と働くことの目的や生きがいを身に付けながら、高校卒業資格を取得できるマイスター高等学院の概要と募集要項についての説明を記しておきます。

ダブルスクール制度

マイスター高等学院は、ダブルスクール制度を利用した通信制の高校です。要するに2つの学校に入学する制度で、高校卒業資格は、文科省の認可を受けた通信制高校と提携しており、その高校に入学、毎週金曜日にレポート作成及びわからないところを対面授業で教えてもらえるサポートクラスがあります。そのカリキュラムをこなすことで高校卒業の資格を取れる74単位を取得できます。もう一つの学校は、学生の身分ながらものづくりの事業所の3年間の期間限定社員としての雇用契約を結びます。OJTでものづくりの現場に出て教育担当の先輩から実務を学びます。また、社会人、職業人としての考え方や実践する思考を身に付けるためのOff-JT訓練の授業が隔週の火曜日に実施されます。そこでは、ビジネススクールで学ぶような目的意識を明確にすることや仕事を通して、手に入られる喜びを学ぶとともに、自分で決めた計画を確実に実行できる習慣の力を身に付ける、実践型の授業が受けられます。
このような3年間のカリキュラムを終えて、卒業するときには、高校卒業資格の取得と、見習いの職人ではなく戦力となる人材として就職できる道が開かれます。

入学手続きと入学時期について

現在、2023年度の新入生の募集をしており、4月から入学する生徒を募集しています。受験資格は中学校を卒業している事のみで、入学試験は面談と作文の提出だけとなっています。モノづくりの世界で頑張って技術を身につけたい。活躍したい!との熱意があればそれでほぼ合格です。また、この春、中学を卒業する高校1年生の新入生だけではなく、現在、高校に通学中の生徒の転校や転学を受け付けています。その場合、これまで高校で取得した単位を引き継いで、残りの高卒の認定が取得できるまでの単位をこなすカリキュラムの運用が可能です。とにかく、ものづくりの世界で活躍してみたい。ものづくりを通して人や社会の役に立ちたいと思うやる気があれば、学校での成績や内申書の点数など一切関係なく、どのような生徒でも広く受け入れる体制を整えています。

費用面について

高校卒業資格を取得できる通信制高校では修学支援金の活用を含めて、実質年間150,000円から200,000円程度の学費が必要です。また、実践型の訓練を受けるマイスター育成コースには年間450,000円+教材費が必要で、月の学費は約50,000円程度必要です。ただ、その費用は、OJTとOFF-JTのカリキュラムに出席することで、給与が支払われ、それで全て賄うどころか手元にお金を残すことが可能です。自宅から通う場合は家に食費・家賃として給与の一部を入れることを推奨しています。月間約120,000円程度の給料が支払われるので、教育費に対する親御さんの負担は全くかかりません。
また、期間限定の雇用契約はアルバイトの様なものなので、本人のやる気次第では学校で定められた完全週休二日制の土曜日の休みを返上して働くことも可能です。

受け入れサポート校について

OJTで実務経験を積むのは受け入れサポート校と呼ばれるモノづくりの事業所です。現在、兵庫に4校、大阪に4校、京都と奈良にそれぞれ1校の合計10ヶ所の事業所が受け入れサポート校として登録しており、その全ての事業所が未来創造企業の認定を取得済み、もしくは認定取得予定の事業所です。労働法の遵守等のガバナンスが整っているのはもちろんのこと、学生として働く時点から、将来、現場を任され自分で働き方をコントロールできる裁量労働制のリーダーになるところまでのキャリアパスが整備され運用されている安心して就職できる持続可能性の高い事業所ばかりです。
業種も大工の他にも建築板金、キッチンの組み立て、電気工事、仮設工事、管工事土木等様々な業種の事業所があり通学する環境が整えばそれらを選択することも可能です。それぞれの事業所にはOJT教育担当者が専任されており、教育コーチングの初級講座の資格を取得しています。現場での教育体制も昔ながらの見て覚えろと言った指導ではなく、コミュニケーションを取りながら指導する体制を整えています。また、入学してすぐに個性分析を受ける機会があり、学生の個性に合わせたカリキュラムを組み立てます、半年ごとにメンタリングを重ねながら内面での生徒の成長を伴走しながら促す体制も整えています。

2023年度新入生募集枠と受験の流れ

今年度の新入生募集枠は20名となっております。入学を検討される方は事務局に連絡を頂くと通学圏内の受け入れサポート校として登録している事業所をご紹介して願書等の書類をお送りします。書類を整え返送後、事業所で面接を行い合否判定をお知らせします。その際、もしくは事前に事業所に訪問して通学及び就職する職場を見学することも可能です。
目的も将来の夢も無いまま高校に進学する若者に是非とも、面白く、やりがいのある、また強く求められるモノづくり産業の担い手として活躍する道があることを知らせて頂ければと思います。必ず社会で活躍できる力を身につける新しい学校が開校します。

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