高橋剛志 #職人起業塾塾長
僕がうささんを食べてしまった理由
「ロシア」「ウクライナ」に関係する内容の可能性がある記事です。
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僕がうささんを食べてしまった理由

高橋剛志 #職人起業塾塾長

知行合一と言う言葉があります。古代中国の思想家、王陽明が語られた言葉を弟子達が綴ったとされる伝習録に載っている非常に深い示唆を含んだ概念です。本質的な理解には随分と勉強が必要と言われていますが、簡単にかつ乱暴に説明すると「知っていることと行ったことを一つに合わすべし。」との意味になります。
人は生まれながらにして良きことを知っており、(良知)その良心に従って生きるべきとの意味合いを含んでおり、それができれば天理に即した生き方ができるとされています。しかし、良いと知っていることをそのまま行動に移すのはそんなに簡単なことではありません。不肖私も50代も半ばになったにもかかわらず、いまだに知行合一できてません。良いと分かっていることを全てそのまま素直に行動に移せずに、あれこれと言い訳を口にして自己欺瞞に陥ることが未だに少なからずあります。恥ずかしいですが、いくつになっても君子の域に近づくことが出来ておらず悩みはつきません。それでも、できる限り良いと思う事はそのまま行動に移すように心がけています。

うさぎ自家製バジル焼

小さな知行合一

その取り組みの一環、と言えば少し大げさですが、この度ウサギを食べました。きっかけは、本業で社会課題を解決したいと高い志を掲げる経営者ばかりが集まる経営実践研究会なる団体で知り合った多田さんがうさぎの畜産を行っておられ、その理由を聞いて確かに理にかなっていると感じたからです。良いと思ったら即行動してみる、と言うことで早速ウサギの肉を送ってもらいうさぎバーベキューやうさぎシチュー、うさぎカレーなど様々な調理方法で食してみました。食べた感想はほんのりと獣臭がするような印象もありましたが、そんなに臭いわけでもなく筋肉質の鶏のささみの食感で、レバー等の内臓もシチューにしてみると全く違和感がなくおいしくいただくことができました。バーベキューに参加したメンバーや、まかないカレーを食べたスタッフに聞いても、鶏肉と何ら変わらないとのことで、牛や豚や鶏など、普段食肉として食べている肉と置き換えても違和感がなさそうでした。

うさぎBBQ

うさぎを食べるべき理由

ウサギを食べるのが理にかなっていると私が感じたのは、以前からブロイラーとして養鶏場の劣悪な環境で育てられている、と言うより生産されている鶏肉や豚の畜産に対して同じ生き物として違和感があったのと、牛を一頭を育てて人間が食すまでに莫大な量の資料と水を必要とするとのデータを見たことがあったからです。わかりやすく"MAN"という動画で紹介されています。私は決して牛肉を食べる人や、提供するお店を否定するつもりはありませんが、地球の食物連鎖の頂点に立った私たち人間が、旺盛な食欲に身をまかせ貪欲に食べることによって地球の環境を著しく損なっているのではないかとの疑念が頭のどこかでちらつきます。ちなみに、牛肉として人間の口に入るまでに必要な穀物の量は牛肉1kgの生産に必要な穀物の量はとうもろこし換算で11kg必要とのことで、それに比してウサギは野原の雑草を喰むだけです。ロシアとウクライナの戦争で世界中が穀物危機に陥っている今、誰もが食料や穀物、ひいては地球環境の問題に目を向け興味を持つべきではないかと思います。そのきっかけとして、多くの人と一緒にウサギ肉を食するのは悪くないと考えたのです。ちなみに、穀物を直接人間が摂食すれば、食料扶養力が大きく向上することになり、アメリカでは耕地ha当たり現状の5.4人が16.1人に,ブラジルでは現状の5.2人が10.6人に,中国では現状の8.4人が13.5人を養えるようになるとの計算も発表されています。

うさぎカレーランチmtg

本能(欲望)と理性

私が子供だった半世紀近く前、牛肉、特に焼肉は年に数回しか食べることができない特別なご馳走でした。生レバやカルビを熱い白ご飯の上に乗せて口いっぱいにほおばっていた時、そのうまさにこの世のものとは思えないと感動したものです。その当時、小学生だった私の夢は大人になったら金を稼いで毎日焼肉を食べ続けると言うものでした。20歳になってその夢を叶えた時は本当に心から幸せでしたが、毎日焼肉はさすがに1ヵ月ほどで飽きてしまいました。今でも焼肉は好きな料理ベスト3に入りますが、全く牛肉を食べること自体に執着はなくなっています。人の欲はそんなに深く無く、理性である程度コントロールできるものなのだと思うようになりました。牛や豚、鶏や羊等様々な肉を人は食します。どの肉がうまいと感じるかはDNAに埋め込まれた本能に司られていると聞いたことがあります。そして、本能にそのまま従うと人間の肉に最も味が近い牛肉を好んで食べるものなのだ。とのことでした、真偽の程は分かりませんが、本能(欲望)に任せて世界の資源を貪欲に食いつぶしてしまうようなことがあってはならないと思うのです。持続可能な環境を考えるキッカケににうさぎ食を試されて見ては如何でしょうか?よかったらご紹介します!

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四方良しの持続可能な社会を目指して活動しています。

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高橋剛志 #職人起業塾塾長
本業は神戸と台北を拠点に設計デザイン、自社大工による施工を行う建築事業を営んでいます。 自分自身の出自は大工と言う事もあり、職人育成と職人の社会的地位の向上をミッションに掲げ、一般社団法人職人起業塾を立ち上げて日本全国で職人の意識改革、キャリアアップの支援活動を行なっています。