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【脳と食】脳に良い食べものにも「番付」のようなものがある。

大相撲に「番付」があるように、食育総研では独自の基準にもとづき、ブレインフードに「番付」のようなものをつけています。

あ、ブレインフードとは何か、については、以下を読んでください。
知っている人は飛ばしてください。

では、あらためて。
大相撲に「番付」があるように、ブレインフードにも「番付」があります。

ただし大相撲の番付には「横綱」「大関」「関脇」…といくつもの階層がありますが、ブレインフードの場合は階層は3つです。

ブレインフードの番付には名前がついていませんが、ここでは仮に

  • スター

  • 一軍

  • 次世代ブレインフード

と呼ぶことにしましょう。


スター

ブレインフードの現在の「スター」は、

  • ナッツ(クルミなど)

  • 苦いチョコレート

です。

この3つは世界保健機構(WHO)が推奨する世界3大ブレインフードです。
これらが「脳に良い」ということ(=ブレインフードであること)は、多くの研究で支持されています。

3つとも、身近で手に入りやすいところが、ありがたいですね。

一軍

「スター」の次に来る「一軍」には、

  • ブルーベリー

  • ウコン

  • ビーツ

などがあります。
かなり研究がそろってきているので、ブレインフードである可能性が高いものです。
食育総研がカウントしたところ、「一軍」に属する食材は20種類ほど、あるようです。

ここに挙げた3つのなかでブルーベリーは身近で手に入りやすいですが、ウコンやビーツは日本人にとってなじみ深いものではありません。

  • ウコン:カレーに入っていたり栄養ドリンクに入っていたりするものの、一般家庭がスーパーでウコンそのものを買って家庭で気軽に料理することはあまりないようです。

  • ビーツ:以前はロシア料理店以外ではめったに見かけませんでした。最近はたまにスーパーに出ていることがありますが、それでもまだまだです。

「一軍」といっても、手に入りにくいもの、料理しにくいものがあるのが、今後の課題です。

次世代ブレインフード

「次世代ブレインフード」は、まだ研究データがそろっていないものの、このところ注目されて研究が増えている食材です。

  • ニンジン

  • セロリ

などがその代表です。

番付の考え方

ブレインフードの番付は、
脳の活性化に寄与する可能性が高いとして、科学系の優良メディアで取り上げられる頻度の高いものを選ぶ
という方法で行っています。

この方法は学術的に「システマティックレビュー」「メタ分析」などと呼ばれる手法の一部を取り入れたものです。

科学系の優良メディアで取り上げられる(話題になる)頻度が上がれば、番付は上がりますし、反対に頻度が減れば、番付が下がります。




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