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君子、食品偽装に近寄らず。

食品偽装とは、

  • どこで作られたものか(産地)

  • 何で作られたものか(原材料)

  • まだ新鮮な状態かどうか(期限)

  • 有名ブランドの食品かどうか(商標)

などに関し、虚偽の表示が行われていることです。

虚偽の表示があったというだけでも一般生活者にとってはたいへん腹立たしいことですが、さらに、食品偽装を行った会社が

「同業者はみんなやっていることだ。なぜウチだけ非難されなくてはいけないのか」

という開き直りの態度を見せることがあり、生活者の怒りの火に油を注ぐ結果になることもあります。

そんな場面、テレビなどでよく見ましたね。

今では食品偽装を防ぐための法律や制度が整い、行政も目を光らせています。
専門の「Gメン」も、覆面調査をしています。

ほとんどの食品会社も、
「隙あらば、偽装してしまおう」
などとは考えていません。
真面目にやっています。

実際、被害者に重大な健康被害(死亡など)を及ぼすような悪質な食品偽装は、大幅に減っています。

しかし、です。

道路交通法がある、警察が監視をしているからといって、歩行者は目をつむって歩いてよい、わけではないですよね。

歩行者側にも「気をつけよう」「身を守ろう」という意識が求められますし、そうすることで交通事故を今よりさらに減らすことができるでしょう。

食品偽装も同様です。

法律や行政や業界がベストを尽くしたからといって100パーセント防げるわけではありません。

「一般生活者は何もしなくてよい」ということにもなりません。

私たち一般生活者も、万一でも

食品偽装されたものをうっかり買う

なんてことがないように、ふだんから「生活の防衛意識」を持って気をつけることが大切です。

「うまい、うまい」と食べた食品が、あとで偽装されていたことを知ったら、気分悪いでしょ?

業者が罰せられたとしても、あなたがそれを食べたという過去は消えません。
あなたが払った料金も戻ってこない。
そして、その偽装食品の成分は、あなたの血や肉や骨となって体内に残ります。

筆者も、産地偽装されてたアサリを
「美味しいなあ、さすが国産」
といい気になって食べてたことがあり、あとであれは国産でなかったことを知って、しばらく凹みました。

そういうのがイヤなら、「怪しい食品」を事前に察知して避けるのが、賢い消費者というもの。
君子、食品偽装に近寄らず。


…あのときの悔しさをバネに、作ったのがこの検定です。


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