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【学生取材 #4】 農業と学生の新たなつながりを切り開くー学生団体 カノールー

こんにちは。食マネジメント学会委員の佐藤です。
今回は、学生団体カノールの活動について、食マネジメント学部3回生の中ひよりさんと岡崎華歩さんにお話をお伺いしました。

学生団体カノール

 カノールは生産者と学生を繋げるプラットフォームづくりをしている学生団体です。農業に新しい人との関わり方を提案していきたいと活動を行っています。活動の一つである「縁農」には、地域や生産者の方々との縁を大切にしてほしいという想いがあります。
 生産者の方に会いに行くことをハードルに感じる学生も多いと思いますが、カノールが行っている縁農は、公式LINEで縁農情報を見て、行きたいと思ったらクリックして申し込みをするだけ。生産者に会いに行くハードルが低いのが特徴です。
カノールのHPやInstagramはこちらから▶▶▶https://linktr.ee/kanoru

 現在運営メンバーは16名。生産者ごとにチームが組まれており、メンバーそれぞれが複数複数の生産者の方のチームに所属しています。運営メンバーは毎週定例会を開いて、縁農の反省点や次回の縁農に向けての準備について話し合いを行っています。
 また、生産者との新たな繋がりをつくることも活動の一つです。お世話になっている生産者の方から紹介してもらったり、授業で出会った方に話しをしにいったり、時には自分でアポをとって生産者の方へ伺ったり。出会いや気づきがたくさん生まれそうな生産者の方々と新たに繋がりをつくり、今では10軒近くの生産者の方と一緒に縁農の活動を行っています。

活動を行っていく中で

 中さんはカノールを立ち上げ時からのメンバーです。入学当初から地域に関心があって、先輩に誘われて地元・和歌山県のみかん農家さんのところに行ったときに、カノールの創設者の方に出会います。みかん農家での体験を通じて、農業から見る地域は面白いと感じ、立ち上げから関わることになりました。
 岡崎さんは、1年程前からメンバーとして活躍しています。活動を始めた背景には、日本で広まっていないフルーツを広めたいという想いがありました。新たな食材や地域の伝統的な食材を知りたいという人が、直接生産者の方と交流することで、その興味や関心を引き立たせてくれるのではないか、そういった生産者の方と縁農を組むことができないかと思い、運営メンバーとして活動を始めました。

 お2人が活動している中で、参加した学生の「縁農にハマりました」「生産者の方が本当に素敵でした」といった声が励みになっています。本当に素敵だと思える生産者だからこそ、学生のその声を聞くと、縁農を組んで良かった、想いが伝わったんだと達成感があります。縁農からつながって生産者の方のもとに通い始めた学生もいて、縁がつながってきていることを実感しています。

 一方で、活動をしている中で大変だなと感じることも。活動が広がっていく中で、留学生の方から応募があったときに、プラットフォームが当たり前に日本人対応になっていたことに気づかされました。活動が広がっていく中でインターナショナルの場としてプラットフォームが必要だと気づき、運営の中でも様々な気づきがあります。

食マネジメント学部の学びと活動

 座学で学んだことが実際目で見ることができるということが活動で得られる一つのことです。一言に経営といっても様々ですが、一次産業の経営として一つの実践の場で見ることができ、実際の現状や困りごとなど、講義では聞けない裏のリアルな部分も聞くことができます。
 また、食材一つ一つの想いを深く感じることができるのも、実際に現場に足を運ぶからこそです。授業や生活の中で食材を扱う際にも、食材を育てた生産者がいることが想像でき、食材の重みを感じることができます。

今後目指す場所

 「明日農業行かへん?」くらい農業を身近なものにしていきたいとの想いがあります。そのためには、縁農をさらによりよいものにしていく必要があります。回数を増やすことも一つですが、現地に行くだけではない、新たな農との関わりについても模索しています。
 また、縁農を通じて得た気づきを活かして新たな活動ができないかとも考えています。新しい気づきを通じてどんどんみんなが自発的に活動していったり、創造していったりそんな場に発展させていけないかと挑戦を続けています。今後の活動の発展が楽しみです!

最後にメッセージ

中さん:農業はかっこいいもの。農業は食の原点なので、食マネに来ている方は人はぜひ勇気をもって参加してほしいです!
岡崎さん:農業は食を学ぶ上で欠かせない分野だと思います。現場に行って自分の目で見ることで、視野が広がり学びを深めることができます。ぜひ一次産業の現場を見にきてほしいです!

学生団体カノールをもっと詳しく知りたい方はぜひカノールの活動をチェックしてみてください!



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