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山独活の味噌漬け


意外と身近な所で見かける山菜、野山に自生する山独活(やまうど)を使った漬物を紹介します。

「山独活の味噌漬け」です。

長期保存が利きますが、手法としては実に簡単な漬物です。

ただし、本漬け・熟成まで進むとかなり塩分の高い漬物ですから茶漬けのお供や、刻んで、ご飯に混ぜておにぎりにするなど、古漬けの感覚でお楽しみ頂く漬物です。

途中段階の浅漬けで召し上がるのも趣があって良いものです、漬けてしまえば楽しみ方は自分流でけっこう、自由にお楽しみください。

さて、山独活は2~3日、陰干しとします。

しなっとするぐらいに干してください。

そして、長期熟成型の味噌に漬ける。

江戸時代に刊行された「漬物早指南」には三年味噌に百日ほど漬けると、紹介されています。

消毒した適当なタッパにゴムベラを使って味噌を敷き詰めます。

厚さにして5mmほどで良いです、その上にタッパの長さに揃えた山独活をきちんと並べて、上から、さらに味噌で5mmほど覆い尽くせば仕込みは完了です。

1段で並べ切らなかったら、2段・3段にして漬けて下さい。

保存は冷蔵庫が無難です。

開け閉めした時に温度変化の影響の少ない場所に収めてください。

タッパの中に結露が出来ると水滴が落ちた所の塩分濃度が低くなって、そこからカビなどを生じることがあります。

多少のカビなら、その部分だけを取り去り他の部分をアルコール度数の高い焼酎やスピリッツで拭いておくと丁寧です。

また気が付いたら蓋の内側に結露が無いかを見て、乾いたペーパータオルで拭いておくと安心です。


漬ける味噌は良いものに越したことはないですが、まずは手ごろなものから始めてみるのがオススメです。

漬けた感覚を覚えたら徐々に良いもの・好みのものに変えていけば、より完成度の高い漬物が出来上がりますから。

さて、簡単な漬物ですが、季節の山菜を使った一品。

100日経つ頃には深い味わいが愉しめる事と思います。

どうぞお試しを。

では、本日も良い一日をお過ごし下さい。


太い部分は、酢味噌で。



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