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包子を包む(2)三角包&黒ごま糖餡

日本では恐らく珍しい、三角形の包子です。
包み方はとても簡単。写真と動画を見てもらえば、すぐわかると思います。
三角形にするだけでもOKですが、今回は、その縁をねじって、飾りにしました。ねじり方を、もうちょっと詳細に解説したほういいかもしれないので、後日改めて写真を撮って、ご紹介しますね。

さて、今回の特徴はもう1つ。餡にあります。
写真で伝わるかもしれませんが、いわゆる小豆のあんこのようにねっとりしておらず、粉状です。中身は、すりごま、粉砂糖、薄力粉。これらを、6:4:1で混ぜ合わせるだけです。本格的にあんこを作るよりずっと簡単。すりごま部分を、ピーナッツの粉やきな粉にしても良いですし、黒砂糖と薄力粉だけでも大丈夫。薄力粉は、加熱した時に水分と混ざって粘りを出す役目です。
こういった、砂糖と薄力粉だけで作る餡を、「糖餡」といいます。手軽に作れるので、例えば肉まんを作っていたけど生地が余ってしまった、というような時にも、すぐに準備することができます。
中華饅頭の本場、中国北部では、糖分は冬場の大事なエネルギー源。糖餡を使ったおやつも、冬場にぴったり、という認識のようです。

さらさらした餡だと、前回紹介したような、片方の手のひらに生地を乗せて包む方法は、やりにくいと思います。今回のように、作業台の上にのせたまま包む方法がぴったりですね。

餡も包み方も簡単なので、基本の生地をマスターしたら、ぜひトライしてみてください。

動画はこちらからどうぞ!

追記)
縁飾りの作り方と、蒸し上がりの餡の写真を、アップしました。
こちらをどうぞ


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