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0315 しあわせな食事への愛に生きたい


このお店に来る時は、いつもいいお天気。
だからなのか、わたしの中で『PLAIN』さんは暖かくて優しくて明るい、陽だまりのようなイメージがある空間です。

いただくのは、季節に合わせたポタージュスープ(+お皿にちょこんと乗ってるバケット)と種類がたくさんあるメインのガレットも、月替わりのケーキかパフェの選べるデザートも、そして食後のコーヒーも、全部が丁寧できれいで美味しいランチセット。

今回のスープはにんじんのポタージュ。
メニューから、迷いに迷ったブルーチーズとはちみつとナッツとブドウの名前は忘れてしまったけどそんなサラダガレットと、ピスタチオのケーキを選びました。
ガレットもデザートもコーヒーも、それぞれをその道の専門家が作り上げてくれるお店なんて、なんて贅沢なんだ…貴族になった気分。
幸せが渋滞しちゃって大変です。

***

わたしは幸せな食事をすると、涙腺がちょっとじんとなって胸がいっぱいになる感覚がある。
言葉にすると本や映画で感動するのと近い感じがするんだけど、それよりもかなり身体の上のほう。笑

改めて、美味しいご飯やデザートを食べている時間やお酒を飲んでいる時間は、わたしにとって本当に幸せな大事な時間だなあと思わずにはいられなかった。
目の前の食べ物が高級だとか科学的に脳が快楽を感じる成分が含まれているとか、美味しい食事ってそれだけじゃなくて

自分の体調だったり状況だったり、一緒に食事をする相手(自分の時もある)とか会話の内容とか、器や盛り付けで変わる見た目、自分の知らないものに出会う驚きとか、関連するストーリーとか、あとその場の雰囲気や明るさや音楽とか。
そういうのをぜんぶひっくるめた総合的なその場の時間というか空間というか体験が、食事なんだと思います


もちろん好きなことは他にもあるし、仕事をバリバリこなすのを生きがいにする自分も想像できるけど、なんだかんだ自分の幸せの根幹は美味しい食事なんじゃない!?と今更ながら気付いた。


死ぬほど練習してきたバスケの試合が終わったあとの打ち上げがなかったら?めちゃめちゃ駆け抜けた1週間の金曜日に胃腸炎で何も食べられなかったら?せっかくの休日に、大雨でスーパーに買い物も行けず外食もできなかったら?
これは、想像するだけで恐ろしい。
(そのためだけに頑張っているわけではないんだけど、いやでも正直そのために頑張ってしまう部分は結構大きい気がする…)


世の中にはお腹いっぱいになれたら満足な人もいるし、生きるための栄養を摂るために食べるという感覚の人もいるし、食への愛は人それぞれで


そんな中、こんなに食べることが好きって思うのは当たり前のことじゃないんだとしたら、いっそうこの美味しいもの愛を大切にしたいと思った。
返したいな、とも。もしかしたら還す、かも。
誰に何をかえすのかは未定ですが笑


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