磐梯山を臨む:雪の猪苗代を巡る旅
シン二ホンアンバサダー仲間のたかさんが活躍されている福島県・猪苗代。
行きたいなーと思っていたもののなかなかタイミングが合わなかったけれど、東北もちょうど冬を越え、3.11のその日も含めて予定が空いたので、先週ついにお伺いしました!
「大七酒造に行きたい」以外の予定は何も決まっていないまま乗り込んだけど、想像以上に魅力的な町にすっかりファンになってしまった。
いろんなところに行ってたくさんの人に出会ってとても書ききれないので、とりあえず書きたいと思ったことを備忘録。
▼どこから見ても圧倒的に美しい磐梯山
どっしりと町を見守る磐梯山。
めちゃくちゃ美しい。
これまで見た中でこんなに心奪われた山があっただろうか…雪だから?
スノボで雪山に行くことはたまにあるんですが、こんなふうに雪の山の全体像をふもとで見ることってなかなかなくて、圧倒されました。
どの路地からも磐梯山が見えるので、歩くたびに写真を撮ってしまう笑
6つもスキー場があるらしいから、遠くて見えないけれどこの山をいまごろ滑り降りている人たちがたくさんいるんだろうなあ、などと想像するのも楽しかった笑
なんだろう、海も好きだけど、やっぱり山もいいですねえ。
守られているような、勇気づけられるような、清々しい気持ちにさせてくれる。
▼3月中旬、まだまだ一面雪景色
Yahoo!天気で気温を見るとそこそこ高かったので、さすがに春なんだな~などと、なめてました。
冬の間に積もった雪はまだまだ残っていて、町全体まっしろ。
よく晴れていたので、白が強すぎてまぶしい。
これでもだいぶ溶けたよ~と聞きましたが、こんなに雪だとは。
たしかに、そこかしこでぼたぼたと雪が溶けて水滴になって落ちる音がしていた。
お店から出るときに、大粒の雪解け水にびしょびしょにされたのも良い思い出です。笑
日中はそうでもないけど、朝はやっぱり寒かった。
寒いというより、冷たいというかんじ。廊下も、ドライヤーも、蛇口もキンキンに凍てつく朝。
でもぴーんと張り詰めるような空気の冷たさに、なんだか気持ちがしゃっきりして気持ちが良かった。たまにならね笑
▼震災に寄せて、わたしに何ができるのか?
ちょうど3月11日だったので、私としては少なからず「震災の当事者だった東北」には何か特別な雰囲気があるのかなと想像していたんだけれど
猪苗代はそこまで大きな被害があったわけでもなかったこともあり、あまり東京周辺と感覚は変わらないようでした。
当たり前だけど、東北といっても広いですものね。
震災関連の記念館や資料館は海側に集中していたので、今回は距離がありすぎて断念。
また次回はじっくりとここらへんを回ってみたいなあ。
当時中学2年生だった私は、学校にいた。
家の中は物が倒れて結構大変な状態だったけれど、家族全員ケガをすることもなく、すぐに家に帰れた。
ニュースで悲惨な被災地の状況を見て、
そのあと何年も震災の爪痕に苦しむ人々のニュースも知っていながら、
特に大きな寄付や募金もせず(誰かに声をかけてもらって多少はしていた記憶)、
ボランティアに行くこともなく、
これまで「私は何もしなかった」という負い目が心のどこかにありました。
今回3月11日に合わせて福島に行くことで、なんとなくその負い目を清算したい気持ちがあったのかもしれない。
でも、「震災の地」として特別な何かを見ようとして胸を痛めたらそれでいいのか、というとそういうものでもないのかも、と思いました。
「特別な何かを経験したかわいそうな町」よりも、「自分が何か力になりたい町」として関われたら、きっと何倍もその力は大きいんじゃないか。
私が今回猪苗代を訪れてそうだったように、私自身も年を重ねてある町を知りたいと思うこと、そこにいる人々に会いたいと思えることができるようになって、そうやって大切な場所が少しずつ増えていったらいいなと、そんなふうに思いました。
大切な場所に出会いに行こう、そんな気持ちで。
次は東北のどこを訪れようかと、今から楽しみです。
▼そしてお酒の話
そして福島のお酒、飲みたいものがありすぎました。
米所、最高…!!
自分の名前の漢字が使われたお酒があると知ってずっと行きたかった「大七酒造」の見学は、同社の熱く誇り高い思いを感じることができて面白かった~
三日三晩いろいろな日本酒を飲みながら、今回一番感動の出会いは南会津の酒蔵、花泉酒造さんの『「一ロ万」純米大吟醸 生原酒』!
とのこと。
お土産に同シリーズのお花見酒も買ったので、楽しみ!
ずーっといい天気でご機嫌な3日間でした。
すべてお任せしてしまったたかさんと、出会ってくれた皆様、ありがとうございました!
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