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勝沼と出会う:ぶどうのまちを巡る旅#1


ちょっと前ですが、、ちーちゃんと勝沼に行ってきました!


本当はずっと前から計画して京都に行くはずだった日だったけど、さすがに今は行けないねと断念。
代わりに人のあまりいなそうな場所でのんびり過ごそうと思っていろいろ見ているうちに、「山!!温泉!!ワイナリー!!」と突然ピンと来た行き先が勝沼でした。


わたしたちの突然のひらめきは正しかった笑
お天気も良くて、新しいことをたくさん知ることができて、ほんっとうに充実した2日間になりました!超楽しかった!
写真を振り返ってにやにやしながら、まずは1日目。



▼まずは念願のほうとうランチ


山梨といえば!ということでおいしそうなところを探して、勝沼ぶどう郷駅を一駅通り過ぎた塩山駅の近くの『完熟屋』さんへ。



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広くて明るくて趣のある素敵な店内、この時点でうきうき笑
季節の野菜天ぷらと鶏肉ほうとうのセットを注文しました。
つい1時間ほど前、乗り換えの高尾駅で高尾きなこパンを食べてしまったことなど、ほうとうへのこのときめきを持ってしたらもう遠い昔のことです。


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ほどなくして、大きな鉄鍋に入ったほうとうが到着!
お野菜と鶏肉たっぷり、コクのある自家製味噌とモチモチのほうとう…
季節の野菜天ぷらも、さくっとしゅわっと繊細で素晴らしかったです。。

最初運ばれてきたときは一人分けっこう量あるなと思ったけど、おいしすぎてぺろっとなくなった。毎度のことながら杞憂。笑


お店いちおしの辛味調味料「すりだね」を入れると、ラー油が入ったようなピリッとしたラーメンぽい味付けも楽しめます。
ごちそうさまでした。


▼ホステルまで腹ごなし散歩〜梅桃論争〜


さすがにお腹もいっぱいだし、電車の時間も微妙だったので、宿泊先のユースホステルまで4キロの道のりを歩いて移動することにした。
※前回箱根ハイキングをしたために、「徒歩圏内」の感覚が迷子



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ひたすらのどかな道なりに、ずーっと葡萄畑。
これまであまり見たことなかったので、天井みたいにわーって広がっている葡萄の葉っぱの眺めは圧巻でした。
まだ新緑で実は全然なってないんだけど、なにやら両手を挙げてパチパチ作業している人をちらほら見かける。



低くなっている土地にある葡萄畑は上から見下ろすことになるので絨毯みたいな感じ。夜地面があると思って歩いて行ったら落っこちそう笑


ちょくちょく青い実の木を見かけて、最初は梅だ~!やっぱ梅酒漬けてみたいよね~とか話してたんだけど、歩いているうちにまだ小さな実が一つ一つ袋で守られているのに違和感が湧いてきた。
梅の実にそこまでするかな…?というところで、もしかしてこれは桃なのではないかと気づいた。そういえば山梨は桃も有名だもんね笑


わたしたちが知っている、お店で見るような梅と桃は色も大きさも全然違うから、小さくて青い状態の実がこんなに似ているなんて想像もつかなかった!

Google先生に聞いてみると、梅と桃の実は本当にそっくりで見分けがつかないほどらしい。葉っぱを見ると違いがわかるとのことで、ここで初めてこれまで見かけていたのは桃だったことが明らかになりました。
落ちている実を嗅いで梅の香りを感じようとしていた30分前のわたしたちに教えてあげたい。



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それにしても、こんな小さな実があとひと月半もすればピンク色の大きな桃になるなんてすごいなあ。


途中、道端をきれいな緑色のそこそこ大きな鳥(おそらくキジ)が平然と横切って驚いて、何故だかめちゃくちゃツボに入った。すごい、どこに帰っていくんだろう。
野生のキジなんて初めて見た、きびだんご持っとけばよかったかなあ。いや今のところ鬼を倒しにいく予定はないから、雇ったところで仕事がないかも。



▼ぶどうの丘でひたすらワインの試飲


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勝沼ぶどう郷ユースホステルにチェックインして、オーナーに勝沼ぶどうの丘まで車で送ってもらう道すがら、いろんな豆知識を披露してくれた。


やたら竹藪があるなあと思っていたんだけど、実は昔は葡萄を出荷する用の竹籠も手作りしていて、その名残なんだよーとか
上半分がすぱっと切られたオープンカーになってる軽トラックがあって、これは葡萄畑の作業用なんだよーとか


いろいろなこと教えてもらえておもしろかったなあ。
一見不思議に見えることも、全部理にかなっているんですね。


到着した『甲州市勝沼ぶどうの丘』での一番のお目当ては、地下ワインカーブ!
入場料税込1520円で専用の試飲容器タートヴァンをもらって、なんと160種類以上のワインを試飲し放題!しかも入退場自由!
感染症対策で今回はタートヴァンは入館証としての飾りで、試飲はプラカップです。


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地下に降りるとずらっとワインが並んでてわくわくが止まらない!!
通路の一つは白ワイン、もう一つはロゼと赤ワイン。
順番に白は辛口→甘口、赤はフルボディ→ライトボディへと並んでいるので、エリアごとに片っ端から気になったのを少しずつお試し。


ふだんなかなかいろんなワインを少しずつ飲む機会ってないから、贅沢な体験だった。
おつまみがないのでワインのみで味わっているからか、すっきり軽い飲み口のワインや、さっぱり甘口の単体でも飲みやすいワインに惹かれました!



途中丘の上の景色を見ながらジェラートとレーズンチョコを食べて小休憩。
ぶどうの味もあったけどワイン飲んだばっかりなので、そば味と甘草味というちょっと珍しいチョイスをしてみた。
甘草って何だと思ったけど漢方にも使われる植物とのこと、そういえば部活現役時代に足を攣らないように飲んでいた漢方に入ってた!
味はちょっときなこみたいなかんじ、あっさりでおいしかった~


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そして気に入ったワインを2本お買い上げ。
どっちも甘口。開けるのが楽しみーー!


▼「天空の湯」でまったり



夕方はぶどうの丘に併設の温泉へ。
露天風呂からは山に囲まれた街並みが一面に見渡せます!ぬるめのお湯でずっと入っていられる、気持ちいい〜〜

山はたくさんあるけどプレートがぶつかってできているものが多くて火山ではないので、温泉もあんまり熱くならないらしい。なるほど。


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ぐだぐだお湯に浸かって、あっというまに夕焼けが深まっていく山の景色を眺めながら食堂の中華料理を食べて、完全にリラックスモード。
ほろ酔いでお風呂入るってなんて贅沢なんだ。こんなに良い思いしていいのか?


▼コンビニスイーツとおつまみで晩酌


帰りはゲストハウスのオーナーが車で迎えに来てくれました。

あんまりイメージなかったけど、甲府の方まで見渡せるという丘の上からの山の夜景もめちゃくちゃ綺麗だった。
遠くの方の明かりがちらちら揺れているように見えるのは何でなんだろう。視力が悪いからかなあ、だとしたらたまには良いことあるじゃん



帰り道、見晴らしの良い丘を車でぐーんと登っていくときに、この夜景を見ながら高度が上がっていく感じが飛行機と似ているんだよと教えてもらって大興奮。
たしかに!!!!例えた人のセンスが素晴らしい、すごい!!
このまま車がふわっと空に浮かびそうなドラマチックな想像が膨らみました、素敵なときめきをありがとうございます。



貸切のホステルの一階で消灯時間(11時)まで晩酌タイム。
途中寄ってもらったコンビニで調達した、明らかに買いすぎた甘いものやらしょっぱいものやらを食べながら、明日の計画をざっくり考える。


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寝落ちしそうになりながら、「シャルドネ」のお部屋に戻っておやすみなさい!




▼続き



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