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6月3日 ポッカリできた日

ただいま、貯まっていた有給休暇を使って長期お休みをいただいている。その間に漫画を一冊分書き上げる意気込み。

せっせと描き進めるも、これが面白いのかどうなのかさっぱりわからない。

しかし、わたしの憧れは、ヘンリーターガー。
見すぼらしくホームレスのような身なりの彼の死後、部屋に積み上げられたゴミの中に残された旅行鞄。そこには膨大なファンタジーの原稿とコラージュからなる巨大な挿絵。60年間、誰にも知られず、世界を綴っていた彼の内的豊さに想いを馳せる。

羨ましい。才能も集中力も、60年続けられる肉体も、、。じつは今のわたしはとにかく肩が痛くて、気持ちが萎えている。

ついに鍼に予約を入れた。弱虫なわたしである。ターガー先生に顔向け出来ない。

梅先生の鍼灸院は正式名称「うめの手鍼灸院」というのだそうです。小田急秦野駅すぐ。要予約。ホームページチェックプリーズ。

わたしの駆け込み寺である鍼灸院の梅先生は、ザ・ジェントルマン。
オーラやエネルギーとかの話をしない。怪しさが一切ない。
わたし自身はそういう話が大好きなわりに、それ系の話をする人には警戒するタイプである。梅先生のちゃんと現実的な雰囲気が、わたしをだいぶ安心させているのは事実である。

とにかく肩こりと腰の痛みを訴えて、台に横になる。あとはおまかせ。あちこちをちょっと触り足に針を打ち、「胃腸はどうですか?」と聞かれる。

いや。そうなのだった。一昨日から胃なんか1ミリも動いていないくらい食欲がない。便は下痢!忘れてた。

そして先生は胃腸の針を打ち始めて、お腹にお灸をしてくれた。

情けない。自分の事は全然わからないのである。
そう!だから描いている漫画も、面白いハズ、、、。

目をつむる。脳天に針をお願いする。
そうすると、来るんです。明るくて大きなものがボヤーッと。それに包まれてウットリ。

そして施術が終わり外に出ると、大変に気持ちの良い休日の昼間。さっきまでの憂鬱の片鱗もない!気分が良すぎて無人販売所で、バジルと紫蘇の苗、じゃがいも、玉ねぎ、サラダ菜を爆買い。豆腐屋にも寄る。さすがに荷物が重くなり3円で購入したスーパーのビニール袋が腕に食い込む。あああ。肉体、弱いのに。。。

家に到着する。もうなんか気持ちがポッカリしているので、色々大丈夫だという気持ちになる。

発掘事務所の仕事に行かないで、家にこもって創作活動なんて最高だなと思っていたのだが、一人ぼっち、みたいな気持ちになるのはたまらない。

そこで、日記を始めてみることにする。
くだらなくても誰が読むんだ、でも、ちょっと書きためていこう。自分のために。

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