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沖縄南部で親子ワーケーションレポート


先日、息子と夫の3人で沖縄ワーケーションしてきました。

家族3人での沖縄は2回目。前回は観光でしたが、第2の故郷としたいほど最高だったので今回はワーケーションスタイルで行くことにしました。

ワーケーションとは?
ワーク=仕事 と バーケーション=休暇 を組み合わせた造語。休暇先で仕事することだと思っています。
コロナ禍でどこでも仕事するスタイルの人が増えたことがきっかけに生まれた新しい旅行スタイル(または仕事スタイル)。

この記事は、

  • 親子ワーケーションに興味がある人

  • 沖縄でのワーケーションをしたい人

  • 移住先に沖縄を考えている人

にちょっと役立つかもと思って書いています。


沖縄親子ワーケーションの経緯

実は、当初はワーケーションの予定ではなかったのです。
私の父の退職おつかれ旅行の予定でした。しかし、病院関係者の父は病院から「まだ続けて!」という熱烈オファーを断りきれず継続がきまり、コロナ禍での移動はちょっと…ということとなり(母の方お色々あり)チケットは取ってしまったので3人で行くことになりました。

せっかく行くならなんかテーマを決めたい。

我が家の今年のテーマは「どこでも働ける状態になって移住先を決める」なので、そのテーマに沿って沖縄旅行を「沖縄で移住に良さそうな地を見つけてワーケーションしてみる」に変更しました。


沖縄南部親子ワーケーションの日程

我が家の旅スタイルは「無理しない」「詰め込まない」が基本。
時間ギリギリのスケジュールだとまず私が足を引っ張るので

  • 1日目は荷造りと移動だけ(名古屋ー沖縄なので移動だけで5時間つかう)

  • 最終日は20時までに荷解きができる

でスケジュールを組みます。
なので沖縄で3日ワーケーションするなら前後1日は移動だけの日ができます。

ということで5日間のスケジュールがこちら。

5日間のスケジュール

・1日目:9−11時まで仕事、その後荷造りと移動、夜沖縄着

・2日目:レンタカーで南部へ移動、観光、夜仕事

・3日目:午前仕事、午後観光

・4日目:午前仕事、午後観光&移動

・5日目:昼移動、18時ごろ帰宅・日常へ復旧・爆睡

こんな感じで仕事時間2−3時間、遊びに3−4時間の日程を組みました。
子どもと一緒だと忘れ物やトイレ、ご飯やお粗相などまず時間通りに進まないので超ゆとり工程。おすすめです。

もう少し詳しくご紹介していきますね。

1日目:荷造りと移動

我が家は夫が会社員なので5日休むとなると結構おおごとです。
そのため3連休を使って初日に午後休、2日目に有給をとってもらいました。
午前中は私も普通に仕事をし、息子はマイクラ。

お昼が近づいてきたら徐々に荷造りをします。
我が家は全員で荷造りスタイルなので、5歳の息子も自分で荷造りしていただきます。
ただ、まだまだ自分で全てを準備できないため、チェックリストを配布。

チェックリストを見ながら服を用意してもらい、最後は一緒に数えます。
(ちなみに、私はジーパンを忘れて5日間を2着で回すことになりました)

那覇空港に到着したのは夜だったので、そのまま空港近くのホテルアンテルームさんで一泊しました。

宿情報は後でまとめて紹介しますね。

そして、宿から歩いて2分のところにある「ぐるくん」さんでご飯。

偏食の息子に色々と良くしてくださって本当に感謝です…


2日目:自然体験と沖縄そば

2日目から本格的に沖縄観光です。朝はホテルの朝食でローストビーフチラシをいただきました。おしゃうま〜
息子は安定の食べれないなので酢飯を分けていただきました…ありがたい…
ご飯のことは色々相談に乗ってもらうといいです。

レンタカーを借りて、出発。

観光スポット:ガンガラーの谷

ここはデザイナー仲間のアリサさんにご紹介いただいたスポット。
沖縄南部の自然や歴史に触れられるツアーで、エネルギッシュな場所でした…!(那覇空港から車で40分ほど)

ツアーは1時間くらい熱帯な森や洞窟を歩きます。1歳くらいのお子さんもときどき抱っこされながら楽しそうでした。

鍾乳洞や巨大なバンブーを進んで、にわかインディージョーンズ気分。

虫も草もいっぱいなので長袖長ズボン&スニーカー推奨。

お昼:沖縄そば 峰

ああ写真がへた・・・

お昼は2日目のお宿マスターご紹介の「沖縄そば 峰」へ。

お宿のすぐ近くなんですが、とにかく

・絶景
・飲み干せそうな透明スープのラーメン(うまい)
・座敷席あり

と子供にも大人にも最高な場所でした…!

お宿チェックイン:姉と弟の家さん

ちょっと早いけど15時ごろお宿にチェックイン。

お世話になったのは姉と弟の家さん。弟のイナフクさん家に泊まりました。

もともとイナフクさんが住んでいた家だそうで、

  • 大開口の窓

  • ハンモック

  • キッチン&カウンター

  • 手触りの良い器たち

  • 子ども用にはプラ系お皿も

  • 目の前は麦畑

  • 洗濯乾燥機つき

  • ウッドデッキには猫ちゃん

  • 車通りも少ない&海へは徒歩5分

と我が家的最高のロケーション&設備でした。

カウンターは二人並んでもゆったり

マジで住みたい。
と思って間取りをスケッチしてきました。

線が…ゆるい…伝われ…

すんごいオープンなところに露天風呂があるんですが人通りもないから普通に入りました。

窓の外に露天風呂

お姉さん(イナフクさんがねぇねと読んでてほっこりした)の家は隣にあって、そちらはまた少し違った間取りになっているようです。

子どもと夫がお風呂入ったりゆっくりしている間に私は夕飯の買い出しへ。

近くでおすすめの店は最後にまとめておきますが、車で5分圏内の場所に
・農協系スーパー
・海鮮市場
・天ぷら専門店
・海辺のカフェ
もあり、ランチタイムならお向かいの「玉城食堂」がおしゃれで美味しそうでした。
ドラッグストアは車で10分くらいはかかるかも。

夜はちゃぶ台囲んで天ぷらやお刺身を食べ、21時には息子が就寝、21−23時ごろまでは二人でお仕事タイムでした。


3日目:仕事&ドライブ


モーニング:浜辺の茶屋

3日目は朝から海沿いをさんぽ。
きれいなお家を担いだヤドカリの団体に遭遇して盛り上がりました。

その後、イナフクさんのご両親が経営されるという「浜辺の茶屋」でモーニング。

島豆腐が染みました。。

午前中:仕事タイム

お昼までは夫婦で仕事。息子は外で猫と遊んでました。窓が大きいので家で仕事しててもどこかしらで息子がチラ見えするの。最高でした。

お昼でお腹が空いたので出かけることに。

午後:ドライブ&ランチ

沖縄南部の海沿いは緩やかな崖?になっていて、ドライブ中もずっと海が見える。


気になっていたBe naturalさんに行ってみるも1時間待ち&ランチーはコースのみとのことだったので近くにあったタコライス専門店へ。

お子さんが大きい人はBe naturalさんいいかも。

タコライス専門店はテイクアウト専門になってましたが、あと3日は連続で食べたいくらい美味かった。

タコライスをテイクアウトしたら知念岬へ。

観光:知念岬

タコライスから車で10分ほどで着きます。
知念岬は名前の通り岬なので東屋では水平線を見ながらランチができます。(息子は偏食のためおにぎり…)ひっきりなしに観光客がくるので長いはできないかも…

放牧:グスクロード公園

その後、グスクロード公園という大きめの公園にいきました。

大きい遊具に広場があって、子どもも多かったです。
小さい子用スポットが別であるので1−2歳児さんでも遊べます。
土曜日だったからかキッチンカーも出てて、かき氷を食べている家族もいました。

子どもを放牧できる場所があるって最高。
走り回って息子も大満足のようでした。

夕飯を買い出しし、夜は天ぷら専門店の天ぷらと
冷やしうどんでほぼ日常でした。

4日目:のんびりドライブ&水族館

姉と弟の家での最終日。名残惜しすぎる。
朝はおにぎりと残りの天ぷらで軽く済ませたら
8−10時は仕事タイム。
洗濯や荷造りをしながら、息子はまた猫と遊んだりイナフクさんちのお子さんと麦畑で何やら遊んでいるようでした。(日曜だから、学校はお休みのようです)

キリのいいところで切り上げて、宿をチェックアウト。

沖縄南部は古い家だけでなく、時折戦地だった歴史を感じる地域で、自然と「平和記念公園いってみよう」となりました。

午前中:平和記念公園

平和記念公園はグスクロード以上に大きな遊具のある公園があって、息子は早速遊んでいました。

中心にある塔には仏像があり、祈りを捧げる千羽鶴が仏像の周りを囲っています。その1つ1つを眺めながら、この施設を建設した方々のメッセージを少しでも受け取りたいなと思いました。

息子も騒ぐことなく、静かに手を合わせていました。

その後は琉球ガラス村によりつつ、かりゆし水族館へ。

午後:かりゆし水族館

かりゆし水族館の水槽
床が水槽ってゾワゾワする

2021年にオープンした、ショッピングモールに隣接する体験型水族館です。

ショッピングモールでこの旅2度目のタコライスを食べながら、お土産を物色。
水族館では餌やりなどの体験から、大きな水槽、アクアリウムとぎゅっとコンパクトに体験できる構造になっていました。最後はショップでアイスを食べて休憩。


やちむん通りで器に触れる

やちむん通りのクラフトショップ
いつだって走りたい5歳

沖縄の器や琉球ガラスなどを販売するお店が集まる素敵通り。
こちらもアリサさんのオススメで行ってみて最高でした…!
お子さんの特性によっては割れ物オンパレードなので要注意。

最終日もホテルアンテルーム那覇さんにチェックイン

あまり宿泊先を増やしたくないのと、空港からタクシーで15分ほどの場所なので便利ということでアンテルーム那覇さんへチェックイン。というか初日に訪れてすんごくよかったので同じでよかったです。

最終日も初日と同じアンテルーム那覇さんに宿泊し、すっかりファンになった居酒屋「ぐるくん」さんで夕ご飯。

2度目のぐるくんさんで夕飯

ここのゴーヤチャンプルーは本当にうまい。魚も対象が毎朝市場で仕入れてきて大きな生簀?で管理してるから新鮮で、なにより3階建てで船が店の中にある遊具のような内装だから子どもは大喜び!
(ただし、築35年&手すり最小限だから小さいお子さんは落ちないように注意)
沖縄に来たらまた行こうと思えるお店でした。

5日目:空港で買い物、移動

最終日はまた移動なので朝食後に空港移動して飛行機乗って帰宅。
帰宅10分で荷解き&現場復旧を全員で行います。帰宅の勢い大事。

おつかれさまでした。


お世話になった宿

この度でお世話になった宿情報です。

ホテルアンテルーム那覇

このお部屋は水彩の絵が飾ってありました

沖縄のアーティストさんの作品に触れられる素敵ホテル。部屋によって飾られている絵も違うので宿泊の度に違った楽しめそう…!

マップリンク


姉と弟の家

焚き火しながらのPC作業は灰が降ってくるので今回限りでしょう

最高のロケーションで仕事も暮らしも体感できるお家。杉の無垢板の肌触りや手作りの器など五感が喜ぶ最高のお宿でした。
オーナーイナフクさんが紹介してくれるお店は美味しいところばかりでした。

マップリンク


ごはん調達でおすすめ

魚介・海鮮料理 ぐるくん

店の中に船!そして息子のかお!

食べれるアトラクションとも言える店内のぐるくんさん。ここにきたら絶対にゴーヤチャンプルー食べてほしい。

マップリンク

玉城食堂(たまぐすく食堂)

宿から徒歩10秒で行けるご飯屋さん。
タイミング合わず食べれませんでしたが次行く時はお邪魔したい。

浜辺の茶屋


奥武島いまいゆ市場

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おさしみやイカキムチなどのお惣菜がお手頃価格で買える。そしてうまい。

中本鮮魚てんぷら店

マップリンク
天ぷら専門店。芋天が特大。

Aコープ玉城店

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地元スーパー的なポジションですね。お酒、野菜、お惣菜など大体揃います。個人的にはお惣菜のレンコンチップスが美味しくてリピートしてました。

お子の放牧におすすめスポット

最後にこの度で子どもを放牧したスポットをご紹介します。
放牧とは少し離れたところからでも見守れて、子どもを自由にさせられるスポットです。

知念岬

マップリンク
ちょっとした広場と道の駅のある場所。芝生の坂があるからそりすべりとかしても楽しそうだった。

グスクロード公園

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1−10歳くらいまでのお子さんの放牧に最適なスポット。
暑い季節は海でもいいけどね。


平和記念公園

マップリンク

お子さんの放牧に最適。日陰もあるからちょっと暑い日でもいいかも。
100円で園内を一周できるカート?が走っています。

宿でも放牧していたけど遊具に突っ込んでいく子どもをみると、ワンパク気質の子はこういうところで思い切り発散できるといいな…と思いました。


親子ワーケーションのポイント

最後に、親子ワーケーション、やってみたいけどちょっと勇気が湧かないという方向けに、ワーケーションを楽しく終えるのに必要だった考え方をメモしておきます。

1:予定を詰めない

予定を詰めると遅れた時にイライラしがちです。下調べはしつつも、当日その場になったらその場でベターな選択ができるような余白のある旅程にしましょう。

2:ある程度のいつも通り

我が家は5日間の旅でしたら服は3着+寝巻き
アメニティもタオル以外は全て自前のものを持っていきました。

荷物は多くなりますが特大スーツケースにまとめてしまったので
忘れ物はなく帰ってこれました。

なので宿の基準は
・洗濯乾燥ができる
・日用品や買い物ができる
場所にしたり、

普段から使っていたタブレットやパソコンも持っていきました。

せっかく旅に来たんだからと全てを非日常にすると疲れるので
3割くらいは日常を過ごせる工夫があるといいなと思います。

3:大人の数に要注意

親子ワーケーションの場合、未就学児なら子ども1人につき大人2人はマストだなあと感じています。大人2人、子2人で親子ワーケーションだったら
宿泊先でシッターさんにお願いすることも検討できるといいかもです。


4:人との会話を楽しむ

旅先で出会った方とのお話も旅の醍醐味。
沖縄は観光文化が根付いているからか、みなさん気さくにお話ししてくださいました。「最近この辺りは土地の値段が上がってる」「最近できたこのマンションはなかなか人が入らなくて困っているらしい」なんて地元の方の関心が垣間見えて楽しかったです。

今度ワーケーションする時には普段オンラインでしか会えない仕事仲間や友人とも会ったりしたいな。


おわりに:ゆとりある旅も良き思い出

そうして帰ってきた今も夕飯時には「沖縄よかったね〜」「またチョビちゃん(猫)と遊びたいね〜」「美味しかったね〜」と3人で話します。

息子も「思い出すと沖縄の家、帰りたくなっちゃうね〜」と沖縄を第2の家認定してくれていて。
沖縄らしいアクティビティは最小限だったけど、良き思い出になっているようでよかったです。

こうして書くことで私の沖縄帰りたい欲も少しは成仏してくれるでしょう。


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