恋愛エッセイ「永遠の愛5」

今回は、今の好きな人と私の未来について書いていこうと思う。
未来といっても漠然としていてとっかかりがなく何を書いていいか分からないので、タロットカードを引いて、カードを解釈しつつ話を膨らませていく。

カードに警告としてでているのは、関係を進展させるには、型にはめた役割分担から解放されることが必要ではないか?ということ。
彼がリードし、私がそれについていくという型を目指そうとしても、彼はリードする自信がなく、私はついていくには自分の世界が強すぎ、マイペース過ぎるとでている。
彼は本来はリードできるタイプの人だが、私が個性的過ぎ・一般的女性イメージからかけ離れすぎてて、どうリードしていけばいいものかが分からないんだと思う。

カードにおすすめされているのは、お互いに自分の欲求に素直になり、その喜びを追求しつつ、距離感や対応の仕方を柔軟に変えて関係性を試行錯誤する。
そして試行錯誤そのものに楽しみを見出すこと。
関係性の完成度の高さや固定化を目指さない。

彼は相手ありき、相手のコミュニケーションタイプに合わせて柔軟に対応を変える人なんだと思う。
私は一見すると、誰が相手でも自分の世界を貫いているように見えると思うんだけど、意外にも相手によって自分の世界の見せ方を変えてたりする。
どっちもコミュニケーションでは相手に合わせるタイプだから、お互いの出方をひたすらうかがってしまうんだよね。
私たち2人きりの場合は、相手に合わせるのではなく、自分が今とりたいコミュニケーションスタイルを積極的に打ち出し、相手がそれに合わせてくることを期待できるといいのかも。
お互いに深く信頼しあってないと難しいけどね。

話がそれるけど、こうして考えてみると、世の中の大概の人は、物質的な生き方をするというか、コミュニケーションでもスタイルが強固に決まっててほとんど物質になってるんだなと強く実感する。
西洋占星術では、コミュニケーションは風や水などの形のない要素で表されるんだけど、世の中の人々はそういう形のないはずのコミュニケーションでさえ、物質化して形を与えてしまう。
特に、大人の話だけど。
で、そういう物質化されたコミュニケーションは柔軟性に欠いていて相手を選ぶので、自分のコミュニケーションスタイルにあった相手と親しくなり、それを相性が良いと呼ぶ。

私の場合だけど、ほんと相手は選ばないからね。
特定の誰かといると居心地がいいというのもないし。
この人とはこういうコミュニケーションがとれて、別のこの人とはこういうコミュニケーションがとれるので、甲乙つけがたい、みたいなのが私のスタンス。

コミュニケーションスタイルなんて枝葉末節なんだよね。
コミュニケーションは重要だけど、それも本質の一端の現れでしかない。
彼は、相手がどういうコミュニケーションスタイルをとっていようと、本質を捉えられる人だと思う。
そういう安心感がお互いにあって、それをもっとお互いに信頼すべきなんだと思う。

秘密を明かす人、明かさない人とかの区別も、私の場合はないしね。
その場の話の流れに乗れそうで話を盛り上げることに繋がるのであれば秘密も明かすし、話の流れにそぐわなければ明かさない、とシンプル。
相手によって情報をコントロールしたりしない。
私は私自身の秘密に価値を置かないので、秘密を明かせるかどうかで相手の価値を計ったりは基本しない。

基本しないというのは、相手の理解力が高ければ高いほど、秘密を明かすことが多くなる。
これは選別しているわけではないのだよね。
私の話を聞いている人の理解力が高く、私の秘密が理解できそうであれば、場を盛り上げることに繋がるので秘密を話す価値がでてくるが、そうでなければ場を盛り下げるだけなので、秘密を話したりしない。
結果、私の秘密を多く知ってる人と、知らない人がでてくる。
けど、その二者間に価値の大小はないてのが私の基本スタンス。
そもそも、私は自分の話を、秘密か秘密でないかに選り分けたりなどほとんどしていないし。

なんだけど、彼は積極的に私の秘密を理解しようとしてくるので、彼には極力話したいとは思うけどね。
それを世間一般的には特別というのかもしれないけど。
他の人たちは、私にそこまでの興味はないので、私も秘密を場の流れによって話したり話さなかったりでいいと思ってる。
私に対する態度の問題。
まあ、前述した通り、秘密を理解できる程度には頭が良いことが大前提ではあるが。

などというと、頭の良い人であれば誰でもいいのだと勘違いされそうだけど。
彼は理解の深さが違うのだよね。
そこらのインテリとは格が違う。
彼の頭のよさは他に類を見ないし、彼はナンバーワンでありオンリーワン。

そういう大前提があり、さらに私が彼に求めるものがあるとすれば、刺激だと思う。
刺激というと勘違いされがちだけど、きついという意味ではない。
彼は優しいので安心できて確かに他の人より居心地もいいのかもしれないけど、同時に本質的で刺激的という他に類を見ない存在。

私がパートナーに求めるものをまとめると、刺激的かつ、私に興味がある人、かな。
というと、割と当てはまる人たくさんいるやんって思うかもだが。
他人に真の意味で興味のある人って絶望的に極小ですよ。
刺激的というのも、新しいことを知ってるかとかじゃなくて、人や事象を見て、自分なりの理解と解釈を深くできる人が刺激的なんよね。
思考停止してる人間ばかりの世の中で、そんな人滅多にいない。

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