恋愛エッセイ「永遠の愛3」

今の好きな人との関係の進展状況だけど遅々として進まず。
彼の求めてることと、私の求めてることが、食い違ってるせいで進展しないのだと思う。
彼はプラトニックを求めていて、それのお返しに契約や肉体を提供していいって基本発想なんだと思う。
対する私は、まず契約や肉体を求めていて、それらをくれるならそのお返しにプラトニックをしてもいいという発想。
私は大分彼に譲歩してプラトニックを先払いで与えてきたつもりなんだけど、それではまだ足りないと。
私からするとやってられないというのが正直なところ。

そもそも私の現在の状況は無職の実家暮らし。
早く家をでたいというのがまず一番にある。
自分で稼いで家をでるのがベストだけど、どうにもそれが無理っぽいので、仕方なく、彼と契約でもして家をでたいというのが本音。
もちろん、契約相手が誰でもいいわけではまったくないけどね。

プラトニックだけとか、完全に都合のいい女扱いだよね。
肉体だけ求める男は、三流であることが多く。
プラトニックだけ求める男は、一流に多い。
どっちにもさして違いはない。
女から自分の欲しいものだけを搾取して、女が欲しがってるものを与えないという意味でね。

そもそも論として。
関係を深め、さらならる高みのプラトニックを目指すなら、契約や肉体も必要になってくる。
契約や肉体を交わさず、責任を負わずしてプラトニックだけ高めていこうってのは無理な話。
都合のいい関係の間は、プラトニックもそこそこにしかならない。
契約や肉体の制約を受けてなおそれを超えていけるプラトニックだけが本物だからね。
もちろん、契約や肉体を交わせば、その制約のせいで、プラトニックが台無しになるリスクはある。
けど、そういうリスクも負わずに本物が得られるはずはない。

どんだけ私には癒されると言われても。
どんだけ好きだと言われても。
都合のいい関係の間は、そんなの偽物でしかない。
口で言うのはタダだしな。
リスクを負った行動でその言葉の証明を見せて欲しいところ。

で、たぶん、そういった一連の話は、彼も認識してはいるんだと思う。
ただ、怖くて一歩が踏み出せない。
何が怖いのかはよく分からないが。
私を受け入れて途中で私の気が変わったら、とかそういうことだと思う。
失うのが怖い。
そんなの私にはどうしようもないとは思うが、仕方なく私はこうやって、生活をかけて奇跡にかけて、彼が怖くなくなるまで語らなければならないというお話。

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