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元Wonder Girlsソンミに学ぶ"ソロ(独り立ち)"スキル|K-POPアイドルの第2キャリアの作り方

Sunmi(ソンミ)のソロアーティスト快進撃は続く

6/29(月)に新曲pporappippamでカムバックしたSunmi(ソンミ)

虹プロジェクトの影響ですっかり日本でも認知されてきたJYPエンターテインメントとパク・ジニョンですが、元祖JYPきっての大人気ガールズグループといえば言わずもがなWonder Girls(ワンダーガールズ。通称ワンガ)。虹プロでミイヒちゃんがカバーした「Nobody」もWonder Girlsのヒット曲のうちの一つです。Wonder Girlsは、少女時代(ソニョシデ)と同世代の超人気アーティストで、韓国でもその人気を二分してきました。

そんなWonder Girlsの中でも特に人気だったのが、ソヒとソンミ。ソヒは一重が可愛い、韓国らしい美少女で、ソンミはスレンダーでセクシーでカリスマ的な美女。

Wonder Girls自体、メンバーの入れ替わりもあったり、当時大人気だったソンミが休業したり、色々苦難を乗り越えてきたグループですが、ソンミ自身は休業後にソロでも復活し(虹プロでマコちゃんがカバーした「24 hours」もソンミのソロヒット曲)、最終的には4人体制のレトロポップをモチーフにした新生Wonder Girlsでも見事にスターダムに返り咲いた、超ラッキーガールでもあります。

今でもこの「I Feel You」のオープニングで、ホットパンツのジッパーを妖艶に下げるソンミの輝かしい鮮烈なカムバックが頭から離れません。

ソンミの快進撃はここで終わりませんでした。

Wonder Girlsはその後解散。JYPに残って活動を続けるユビンのようなメンバーもいる中、ソンミはJYPを離れ、MAKEUSエンターテイメントと契約。大きく舵を切り新しい音楽での表現を求めソロアーティストの道へ。ご存知の方も多いはずですが、JYPを離れた後に最初にリリースしたソンミのソロ曲「Gashina」が超超超超超ウルトラ大ヒットを記録。ちなみにGashinaは「東洋風の雰囲気と独特のリズミカルなベースサウンドを奏でるダンスホールスタイルのシンセポップナンバー(!?)」と表現されて、高く評価されています。

振り付けは、世界的にも有名なダンサー・振付師のLia Kimが担当。当時、バラエティ番組でもタレントやアイドル、みんながこのGashinaを真似して踊る様子を披露していました。

Gashinaの後にも「Heroine」や「LALALAY」や「Siren」など大ヒットを連発。レディー・ガガのような中毒性のあるエレクトロ・サウンドと、アーティスティックで独自性のあるMV世界観が見事にハマり、元Wonder Girlsソンミ、ではなくソロアーティスト「Sunmi」としてのステータスを不動のものにします。

元育ての親であるJYPパク・ジニョンが、ソンミの6/29(月)リリース新曲「pporappippam」MVを見てリアクションする(しかも本人と一緒に…!)この動画がとってもエモい…!


日本のアイドルも同様ですが、韓国のK-POPアイドルは更に年齢も若く寿命も短め。日本のジャニーズで言うところのSMAPや嵐のように、アラサー、アラフォーになっても長年アイドルを続けていられるグループなどほとんどなく、その第2キャリアは日本以上に狭き門のように思います。

ヨジャドルの場合は、女優の道か、ミュージカル女優の道か、ソロアーティストの道か、所属事務所の理事や幹部への道か…。比較的多いソロアーティストの選択肢ですが、爆発的に売れるケースはかなり稀です。ソンミはある意味、人気ガールズグループから劇的なイメチェンに成功し、ヒットした稀有な逸材といえます。

ソンミもJYPで培われた下地があるゆえ、かなり努力家。元々非常に痩せていて、「Heroine」のときに39キロまで落ち、そこから努力を重ね逆ダイエットに成功。すこしふっくらした今の健康的なソンミは男女共に韓国でもウケが良く、結果更に人気を獲得する形になりました。

あくまで私Shoの予想ですが、今のソロスタイルのソンミは若さやビジュアルに固執しておらず、楽曲や世界観での勝負に路線変更出来ているので、ソロアーティストとしてもこれからとても息が長いと思っています。

今後、ソンミが更にどんな変貌を遂げて羽ばたいていくのか、興味深く見守り応援したいです。