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3周目のチャンスの女神(企画メシ1)

 幸運の女神(チャンスの女神)には前髪しかない、といわれる。チャンスが来たそのときにつかまなければいけない、という意味らしい。

 一方で、女神は再びやって来る、チャンスは再び巡ってくる、とも聞く。「企画メシ」の存在を知り、エントリーを考えるようになって三年目の2021年、ついに私は「企画生」になれた。(出席番号59)

 ーーしかし、早々に恐縮ですが、noteを書く締切を勘違いし、既に期限が過ぎています。申し訳ない限りですが、自分のために書き残しておきます。

チャンスは再びやってきた。

 「企画メシ」は「企画する人を世の中に増やしたい」と願うコピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座。阿部さんのお話を初めて聞いたのは、2018年3月に福岡で開催された「コピージアム2017」のトークセッション。話に引き込まれ、阿部さんの言葉を追いかけるようになった。

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 当時は「企画メシ」は自分には遠い世界だと思っていた。その後2019年の「 言葉の企画」に心を引かれ、2020年の「言葉の企画」オンライン開催に気持ちが動いたものの、あっという間に満席に。そして今年、「企画メシ2021」のオンライン開催を知る。40代にもなって学んでばかりでいいのだろうかというためらいもあった。しかし、企画祭やことばの日のイベントで目にし、憧れた学びの場を体験してみたいという気持ちに正直に、エントリーを決めた。

「私なんか」と「私だって」のはざまで

 第1回目の講義の課題は「自分の広告」。私はライターとして働いている自分を知ってもらう、一緒に仕事をしたいと思ってもらうことを目標に定めた。今までに書いてきたものの写真を並べ、自分の名前にからめ「論よりショウコ」というコピーを添える。仕事の成果だけでなく、小学生のころに書いた物語や文集、レポートや講座の課題、ブログやnoteの記事もある。
 全部中途半端だと落ち込みかけたのだが、頑張ってきた過去の自分を否定してはいけない、という考えが生まれた。そうすると、「自信を感じた」「一緒に仕事をしたいと思った」とうれしい感想をいただいた。過去の自分が報われたような気持ちになった。

 今思うと私の広告は「つながりたい」と言いながら、細く開いた扉の間からそっと手を出し、見つけて欲しいと願っているようなものだった。自信を持てない自分の陰に、私だってできるはずという自負も隠れている。並べた写真は、「私なんか」と「私だって」のはざまでもがきながら、書き続けてきた私の歴史だ。

 最後に私は「ことばで、つながりをつくりたい。」と書いていた。阿部さんに「それはどんなつながりなんだろう?」と問いかけられた。阿部さんの別の講座でも、同じような指摘を受けた。「ライター→思いを言葉で描く人」。「それはどんな思いなんだろう?」
 もっと言葉の解像度を上げよう。一つ目標ができた。

自信とは、自分を信じること。

 開講前に阿部さんから最新刊『それ、勝手な決めつけかもよ? 誰かの正解に縛られない「解釈」の練習』が、紙飛行機とともに届いた。表紙をめくると、「勝手に自分をみくびらない」というメッセージ。

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勝手に自分を諦めない。
勝手に自分を決めつけない。
勝手に自分を見くびらない。

 冒頭に掲げられた一節に心が動く。第一回目の講義を終えて、「自信とは、自分を信じること」そんな言葉が浮かんできた。

企画メシの先に

 企画生それぞれの「自分の広告」、開講前日に阿部さんから届いた2時間に及ぶ全課題への解釈動画。その熱量に怖さを感じるくらい圧倒され、一方で高揚感も感じた。

 企画メシの先にどんなゴールを描こう。そう思うと、少し視線が上がる。まずは目標の解像度を高めて、次の講義までに言葉にしよう。

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