拓さんに惚れるやつ(狂武蔵)

これがそもそもイオンで観れるような映画じゃなかったということを今知った。
半月ほど前に観に行ったときは結構客席も埋まっていたけど
感想は概ねここにある通り。

私も同感なことばっかり書いてあるなあ。
音楽は確かに良かった。ここでください!ってところでちゃんと鳴る。
アドアストラみたいに鳴りっぱなしじゃなくてほんとよかった。(映画自体は好きです・怖かったけど。)

そうそう山崎賢人見たさでは損したみたいな気になるだろう。

私もそのつもりでもあったけど
やっぱり坂口拓の殺陣見たさが大きかった。

坂口拓さんといえば映画キングダムのめちゃ強くてキレちゃってるおじさんなんだけど
あれだけでもかなりカッコ良いからさ。
(おじさんなんて言ってるけど私の方が年上だと思われる。)

それがずっと見ていられるなんて。
しかも9年前に撮ったものらしく若い。良い。(よだれ)

で映画としての感想は他の人がたくさん書いているので以下同文ということで。

武蔵が本当に岡山(美作)の出身かどうかはわからないんだね。
なんだ桃太郎と同じだね。。。

客席の埋まり具合ももしかしたら同郷の剣豪とウキウキした気持ちの人も多かったのかも。
私だって思ったぐらいだもんね。

それでまあ観客一人一人がカメラと化して闘いを見学するんだけどさ

景色から冬かなと思ったら雷と夕立が来てね
そりゃないよ監督って思ったけどそれは緊迫感の演出だからさ

本当は降ってなくても雷鳴ってなくても
そういう荒れた天候を思わせるほどの死闘ということで受け入れた。

よく言えばインタラクティブな作品と言える。

殺陣に観客としての不満が残ったのは私だけじゃなかったみたいで

坂口拓のカッコよさに心奪われたのも私だけじゃなかったみたい。

特に最後の川のシーンはスカッとする・・・まあどうしたって人斬りだけど。
なんなのあのやる気に満ちた道具。

それでもやっぱり不格好なワンカット77分の中で見せられる
拓さんの表情は美しくて見とれてしまった。

後半になるにつれリアルに疲労してきて、それに絞られるように底力が湧いてくる様が良かった。

その造形の美しさと、職人気質と、
セリフの危なっかしさ。

完璧じゃないからこそごっそり心を持っていかれました。

観たい映画は映画館でやってる時に観ないとね。

<鑑賞予告>
TENET(これ見るために嫌な思いしてIMAXでインセプション観たんだから)
朝が来る(永作博美さんの演技が好き)
グッバイ・リチャード(岡山では10/30公開)

<好きなものばっかり書かないで>
ジュリア・ロバーツとジュリエット・ビノシュが出てる映画は観ません。
最近見た中ではキングスマンが一番嫌い。

書くことで何かできるのか、それとも何にもならないのかわからないで続けてきたけど、きっとこれからも書き続けます。もしよかったらサポートよろしくお願いいたします。