見出し画像

初めての転職、3ヶ月記

5月に初めての転職をしてちょうど3ヶ月が経ちました。早かったような長かったような‥折しもコロナの影響を真っ向から食らうタイミングでの転職になったのでとにかく様々考えることや、価値観をアップデートすることがあったりと、結構疲れたなぁという気持ちが正直なところです。
7月から毎週更新中のnote、今週は日記的に書いてみたいと思います。
(ちょっと先週分に間に合ってないのだけれど、今日に合わせたかった)

いきなり強制リモートワークはだいぶハードだった

私が転職したのは5月の半ば、緊急事態宣言もラストスパートなときでは有りましたが、入社直後は強制的に在宅、6月に入ってからも必要性のある限られた人のみ出社OKという感じで、在宅勤務を中心に現在も仕事をしています。
前職でも普通に在宅・リモートワークで働いていたので、オフィス以外で仕事をすること自体には不安はないだろうと思っていたのですが・・だいぶストレスが高かったと今振り返ってみると思います。(その時は自覚なかったけれど当時のTwitterちょっと荒ぶってましたよね。心配してご連絡いただいた方嬉しかったです、ありがとうございました。)

何がしんどかったか数ヶ月前を振り返ってみると、ざっくりこんな気持ちでした。

1. ちょっとした疑問が大量発生するが、誰に聞けばよいのかわからない2. 仕事の成果感(≒自分への評価)がわかりにくい
3. 外出もできないのでエンドレスで自分と向き合う時間が続く

1. ちょっとした疑問を聞きにくい問題
これはチーム体制や入社時期も大きく影響してくるのですが、私が入った5月の半ばって、人事評価の締め〜賞与支給手続き〜昇格審査など、だいぶ人事チーム全体が繁忙だったんですよね。それもあって、本来私のメンター的な役割に立つ人が忙殺中、基本的には部長に直で連絡する形になっていたのですが、「このファイルはどこにあるんだろう」「こういう場合の勤怠ってどうすれば良いんだ?」「経費精算システムの使い方知らん」みたいな、自分でもこれは明らかに管理職の仕事じゃねーわ、みたいな細々したあれこれを聞きにくかったのが1個めのポイントでした。
*ただし、部長は常に即レスしてくれていたし、困ったら聞いてねと言っていたので自分がいらぬ気を利かせていたのかもしれない。まあいずれにせよ、こんな風に気を回すこと自体がストレスだったことは間違いありません。

2. 仕事の成果感がわかりにくい
そんな焦るなよ、という感じでもあるのですが先述の通り仕事の進め方がわからないくらいの距離の遠さです。自分がやっている仕事に、受け手がどんなことを思っているのかが中々見えず、最初の頃はなんとも言えない焦りを常に抱えていました。元々は定時勤務で毎日ワンフロアのオフィスで顔を合わせて仕事をしていた環境です。zoomを中心にリモート勤務の体制を整えたとはいえ、コミュニケーションの温度感一つとっても中々のギャップを感じました。前職でちょっと鼻が高くなっていたのか、一転して一歩一歩足跡を確認できるような仕事がしたいと思う自分に驚きましたし、情けないような気持ちにもなっていました。

3. エンドレスで自分と向き合う時間が続く
そんなこんなで中々好調なメンタル状況ではなかったことに加えて、「強制的に在宅の環境」ということにもストレスを感じたことは発見でした。似たような想いを抱かれていた方、案外多いのではないでしょうか?毎日満員電車に揺られ、出社することは確かにストレスでは有りましたが、私にとってはある一つの働き方を強制されることも大きなストレスなんだと思いました。出社と、在宅と、気分やその日の予定で選択できることに喜びを感じられるのだと気づきを得られました。
さておき、気分転換にでかけたりということもできず、休憩時間が休憩時間にならなかったし、どこまでが何をもって労働なのかよくわからないモードが続いて大変ではございました。

もがくように動いてみた6,7月

いうても5年は社会人をやってきたからこそ、だいたい悩んだりうまく行かないときは、自分が考えすぎていて行動できていないだけと知っていたのは幸運でした。緊急事態宣言が開けて、社会的な良し悪しはさておきとして、自分がちゃんと集中して仕事できるよう一気に出社の頻度を上げてみました。同時期に、殻にこもっていては何もできないと思い、新卒で入社した同年代以下の社員たち25名と「1on1で話をさせてほしい」と勝手に行動できたことも1つ良かったことでした。やはり百聞は一見にしかずで、「こんな価値観の人が入社している会社なんだ!」をリアルにしれたり、彼らから他部署の業務内容を聞いたりだとか、同じくこの環境下で仕事をスタートした20卒の人たちと話したりだとか。ああ、必要な悩みだったんだなと思いながらやるべきことの輪郭が見えてきた気がしましたし、部内のメンバーとも積極的に交流ができるようになったことで、環境が変わっても続く自分らしさを自覚できたのが大きな収穫でした。

勢いで始めた全社企画

迎えた8月、思いつきで早速全社を巻き込んだ企画を1つ投じてみました。

引用RTの中に書いてありますが、色々と考える中で「もっと社員と交流したい!早くコロナ開けてみんなオフィスに帰ってきてほしいな」と思っていたものの、「いや、冷静にこのご時世こちらからzoomのリンクを投げるだけで一定数話に来てくれる人がいるのでは?何ならそれを待っている人もいるよね?」と、自分の中で大きなパラダイムシフトが有りました。全然withコロナできてなかったと思えた瞬間の一つでした。
思いついたのは7月半ば、少し勇気も出なかったのとどうせなら8月入社者も巻き込んでやれ!と先日開催したところ、最近の入社者から執行役員まで、幅広く15名も来てくれたのはとても大きな収穫でした。みなさん温かく(リップサービスの可能性も否めませんが)「とても素敵な企画で開催してくれてよかったです」「次回も待っています!」と口を揃えておっしゃってくれたのは大きな自信になりました。私のことを知ってくれている人なんてほとんど居ないようなところで声を上げるのは結構勇気がいりましたが、この種をしっかり育てて、大きなものにしていけたら良いなと思える良いきっかけを掴むことができました。そんな最先端な環境ではないのだけれども、研修をこなす中で学んだブレイクアウトルームとか、そういうところも喜んでもらえたのがまた嬉しかったですね。自分の経験に価値があるんだと自信を持てたというか。

改めて、自分が辞めたところで会社は回るのだけれども、

さて、振り返ってみて頂いたところで、普段Twitterで発しているほど自信満々じゃないことはよくわかっていただけたかなと思います笑 自分で思っていた以上に、ちっぽけでしょうもない悩み続きでがっかりすることだらけでした。
そして転職をして再確認できたことがもう一つ。
今更すぎるし、僕もそんなことは頭ではわかっていたつもりでしたが、やっぱり前の組織を離れてなお、会社は変わらず有り続けることを身を以て学ぶことができました。社員紹介のトップページを3年ほど務めさせてもらっていましたが、無事他の皆さんに引き継ぐことができておりました。

無傷で、全く同等の回り方はしていないのかもしれないけれど、それでも外から見たら変わらず回っていく「会社」を見て、まあ自分にしかできないことなんて大きなうぬぼれだよなと改めて実感することができました。それは別に今の会社でもそうだろうし、なんならジョブズが居なくたってアップルはとんでもない最高益を出しているのだから、もっと大きな真実としてそうなのでしょう。

頭では誰しもわかっているとは思うことだけれど、これをきちんと身を以て理解できたこと。これが3ヶ月時点で一番の学びかもしれません。
今回の転職で私が叶えたいと思ったこと。その1つにもっと「組織」を動かす力をしっかり身につけたいと言うことがあります。経験した組織のn数を増やしたり、経験を抽象化したりしてある程度普遍的な力を身につけることと、様々なシーンを乗り越えてシーンごとの対応力を増やしていくことが必要だと思っているのですが、転職はこれを叶える一つの手段だと思っています。(また、この組織を選んだのはシーンごとの対応力が身につきやすいと思ったから、とかその辺はいつかまとめたいところ)
自分が居なくても回るであろう組織の中で、では今日、明日、どんな仕事をしようか?日銭稼ぎのためではなく、今こそ働く意義を求めることを諦めては行けないと思うし、ここで考え続けて得られるものが、私にとって大切な理念につながっていくんじゃないかと、そんなことを思う3ヶ月目です。

おまけ、先日麻野さんが投稿していた「退職を卒業と呼ぶこと」について僕も自分なりに思うことを。。。
もう暑くてしょうがないから、自販機でジュースおごってくれるくらいの、駅に向かう道すがら話すくらいのテンションで。

ここから先は

1,468字

¥ 160

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?