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全員で打ち上げた「スタンプ花火」──写真で知ろう!小規模保育【表現活動】

フェアリーキッズ 北千里プラス(大阪府吹田市)

0〜2歳児まで、みんなが思い思いにスタンプを押した「花火」の描画製作。できた絵を一面に並べ、迫力ある「花火大会」を演出して楽しみました。

【参加した園児】0歳児3人、1歳児8人、2歳児8人(計19人) 
【参加した保育者】施設長を含め6人                            【活動の場所】保育室内                                     【準備物】黒の画用紙を人数分/トイレットペーパーの芯を人数分+α/絵の具/ 絵の具を入れる発泡スチロールトレイ(廃材)/新聞紙とビニールシート(床用)

■ ねらいと配慮

ダイナミックな表現活動をさせてあげたいと思い、夏らしく「花火」をテーマにした作品づくりに挑戦。2020年は花火大会の中止も続くなか、少しでも季節のイメージが膨らむ体験をさせてあげられないかと考えていました。

事前に用意したのは、トイレットペーパーの芯に切り目を入れ、タコのような形にした手づくりスタンプです。保育者の分も含めて多めにそろえ、色んな花火を打ち上げられるよう、切り目を細かくしたり大きくしたりと形を変えてみました。

活動にあたっては、床に新聞紙を敷いて列をつくり、その上で子どもたちが製作するようにしています。0歳児さんも含め全員で活動したので、職員が見渡しやすい配置を意識しました。

また、中には花火を知らない子どももいると思い、打ち上がった写真を見せるなど、イメージを膨らむような導入を行ないました。

R株式会社リンクスフェアリーキッズ北千里プラス 花火製作

■ 振り返り

スタンプに好きな色の絵の具をつけ、画用紙に思い思いに押していってもらうと、子どもたちはすごく楽しそうにしてくれました。大掛かりな活動だったぶん、盛り上がりも大きかったなと感じます。

製作は午前中の活動で行い、午後からはみんなの絵を乾かして並べました。天井から吊り下げると、夜空に大きな花火が打ち上がったような迫力になる。子どもたちに見せるときは花火の「音」も使ったので、本当に「花火大会に行っている」ような雰囲気をつくってあげられたかなと思います。

ただ、0歳・1歳児さんのなかには、製作の途中で止めてしまう子どももいました。まだ絵の具や感触遊びを苦手とする低年齢の子どものために、例えば絵筆を用意するなど、違った形で色彩を楽しむ工夫ができるとより良いのではと考えています。

R株式会社リンクスフェアリーキッズ北千里プラス 花火製作 (1)

■ 「小規模保育」としての視点

大掛かりな活動ながらも、子どもたちに細かな寄り添いができた点はとても良かったように思います。19人の子どもに対し職員が6人という、小規模だからこそ実現できた部分かもしれません。

「花火が打ち上がったね」など一人ひとりと楽しく会話しながら製作でき、またその様子を保護者の方にもたくさん伝えることができました。


【園情報】
フェアリーキッズ 北千里プラス(株式会社リンクス)
http://merryland24h.jp/fairykids_kitasenriplus/
大阪府吹田市古江台4-2-19
定員19名
小規模保育事業A型・管理者設置あり

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