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市民バイスタンダーのサポート:アメリカのサイト事例Resuscitation Council US

 一般市民である救助者バイスタンダーが感じるストレスについて、海外のサイトでどう扱われているかを探して、アメリカの例:Resuscitation Council USを見つけました。今回は、翻訳ソフトを使って同サイトの内容の日本語訳を載せます。
 原文はこちら↓


同サイトの要約Key Takeaway

要点
・心肺蘇生、すなわち胸骨圧迫を行うことで、心停止に陥った人の生存可能性が高まります。
・CPRの利点は、潜在的な危害を明らかに上回ります。
・心肺蘇生を行うことで苦痛を感じるかもしれません。急性のストレスを感じたら、助けを求めるのが良いでしょう。

サイトをDeepLを基に抄訳

私のCPR(心肺蘇生)は彼らを助けたのか、傷つけたのか?
 CPR(心肺蘇生)を行うことは非常にストレスのかかることです。心停止の後、多くの人は自分がCPRを行ったことは、その人を助けたのか、傷つけたのかを考えます。胸骨圧迫を行うと、血液が脳に送られ、心停止した人が助かる可能性が高くなります。胸骨圧迫に関連する潜在的な危害は、生存の可能性を大きく上回ります。胸骨圧迫がなければ、死はほぼ確実です。肋骨が折れるなど、胸骨圧迫による危害(たいていはごく軽微なもの)が発生する可能性は確かにありますが、それは容易に対処できるものであり、生存者が受け入れることができる場合が多いです。もし胸骨圧迫をしなければ、その人に生存のチャンスを与えることはできません。
 
 胸骨圧迫は非常に重要であるため、911(米国)/999(カナダ)の緊急通報係は、救急車や救急隊員の到着を待つ間、胸骨圧迫を行うよう口頭指導することが多いです。
 
共同生存者(バイスタンダー)のコメント:「911通報係と私はすぐにパートナーになりました。彼は私のコーチでした。彼は私に何をすべきか教えてくれ、救急隊が向かっていることを知らせてくれ、助けが到着するまで一緒にいてくれました。自分が孤独だとは感じませんでした」。
 
 私たちの中には、愛する人が心停止したときに胸骨圧迫をした人がいます。その結果、助かった人もいれば、最善を尽くしたにもかかわらず、愛する人が亡くなってしまった人もいます。私たちは誰ひとりとしてその努力を後悔していませんし、あなたも後悔する必要はありません。
 
 しかし、心肺蘇生を行うことで、強いストレスや不安を感じる人もいます。一般の人が心停止に対応するために救助者となって心肺蘇生を行うと、希望、幸福感、誇り、安堵感、満足感、絶望感、疑念、焦燥感、怒り、悲しみ、恐怖の渦を感じることが多いです。救命措置がうまくいかず、犠牲者が死亡した場合には、急性ストレスは生存した場合よりもひどくなることがあります。急性ストレス、侵入思考、集中力の低下、睡眠不足を感じている場合は、友人や家族、セラピスト、bystandernetwork.orgのようなオンライングループからのピアサポートに相談するとよいでしょう。
 
共同生存者(バイスタンダー)のコメント:「私はおじいちゃんの心肺蘇生をしました。おばあちゃんが私を先に呼んでくれたので、救急車よりも早く到着しました。おじいちゃんを傷つけているのではないか、正しいことをしていないのではないかと本当に怖かった。今となっては、おじいちゃんが助かる可能性を最大限に高めたと思う。でもまだ少し混乱している。そのすべてを話し合うために、セラピーが必要な重い話です。」

サイトをDeepLを基に抄訳

感想:

以下は私の感想です。
・冒頭の文章から、心肺蘇生を行った人がストレスを感じることが明記されている点
・デメリットとして、ろっ骨が折れるという物理的な危害だけではなく、バイスタンダー自身のメンタルが傷つく可能性が挙げられている点
・それでも、胸骨圧迫をすることのメリットが上回る(何もしないと助からない)ことが示されている点
・ストレスを感じる際の症状、侵入、集中力の低下、不眠などが具体的に挙げられている点
・オンラインのサポートグループが具体的に挙げられている点
などが素晴らしいと思いました。

「ストレスを感じたら」というのは、あいまいに受け止められてしまうので具体的な症例があがっていることや、「相談しましょう」と簡単に言っても、誰にどうやって相談すればよいのかが明確になっている点が良いなと思います。
 
今日はここまで。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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