商業空間に縁次第で現れる「おふせ屋」

これまでお布施というコンセプトで遊ばせて頂きながら、9ヶ月ほど生きてきたのですが、実験したいことを思いつきました。

これまで、商業空間、つまり「何かしらの商品が売られていて、それと引き換えにお金が支払われる場所」で、お布施をしたり、受け取ったりすることがありました。たとえば、お店を間借りして、その仮設空間で「何かをお布施させていただく」ということをやることも多々ありました。

ただ、うまくいったものもあれば、あんまりうまくいかなかったものもありました。その要因は何かというと、「お布施をするという行為が、間借りしている場所のサービスの一環として回収されてしまうこと」でした。

「あぁ、無料で。ありがとう。」

こういう返答が返ってきた時に、お店の商品が無料になるという枠の中にお布施したものが入ってしまったような感じがして、あんまりしっくりこないことが多々あったんですよね。

そこで、ピンときたのが「おふせ屋」という仮設の「お布施の専門店」を商業空間に立ち上げることでした。

おふせ屋は、特に商業空間で遊ぶためのコンセプト。扱うのは、もちろん「お布施」です。扱っているものを選択して頂ければ、それをお布施させていただくというシンプルなお店です。私はよくカラアゲをお布施しますので、たとえば、おふせ屋ではカラアゲをお布施することになります。また、コラボゲストにお願いをして、その方から頂くお布施を並べさせていただくのも面白そうです。その際、コラボゲストの方には、お布施させていただきます。

他にも、開店中に何かしらのお布施を頂いた時には、それも おふせ屋に並びます。たとえば、おばあちゃんが野菜を持ってきたとすると、それをありがたく頂き、他の人にお布施することができるよう、並べます。やってきた人のお土産をお布施として陳列し、お渡しすることもできそうです。

物だけではありません、3000円のお金が入った封筒をお布施として置いておくこともできます。お金がお布施されるわけです。3000円が無料です。

現地で現物のお布施を頂くだけでなく、事前にAmazonでお布施をしてくださるものを陳列するのもいいなと思います。

などと、妄想して楽しんでいます。アイデア次第で扱うお布施はいろいろです。もはや、おふせ屋に何の陳列物がないとしても、営業できます。その際はお布施を受け取る場所に特化することになります。そこでお布施をいただけば、その頂いたものをお布施することができるようになります。

おふせ屋を行うにあたり、私はカラアゲをお渡ししたいと思っていて、そのおふせ屋にまつわるお金は、お布施を募ろうと思います。皆さんから頂いたご縁を、やってきた人に巡らせる流れを調えることで、「交換を前提とした商業空間のそば」に、やや巡り方が異なる場を作って遊びたいと思います。

おふせ屋で、お布施を頂いた時には、やってきた人だけでなく、お店の従業員の方々にもお布施することができます。お布施を巡らせる対象は、お店の方々だけではないんです。そこで縁が生まれた方、全員になります。

これをやるにあたり、短時間でおふせ屋のコンセプトを理解してもらうコンセプトボードのようなものを作りたいと思いました。並んでいるものを商品としてではなく、お布施として認識してもらう工夫をしてみます。

おふせ屋、出陣

さっそく、2022年の4月9日 / 10日におふせ屋を開く機会が巡ってきました✨吉野山で、カラアゲを揚げてお布施するのですが、おふせ屋として行うことにしました。カラアゲはお出しするお布施の一つで、カラアゲ以外にもお布施したいと思います!(どなたか参画するのも大歓迎です✨)

詳しくはこちらをご覧ください✨👇

引き続き、OFUSE Experiment は続きます♪





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