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【無料版】 日記-由布院滞在編(後半:10月15日〜24日)

こんにちは、祥敬です。

今回は、10月の日記(後半)の投稿です!(→10月前半の日記 はこちらです

秋も深まってきましたが、いかがお過ごしですか?

10月の後半は由布院に滞在していましたが、突然東京に行くことになり、由布院滞在を23日で切り上げました。今回の投稿は、東京に出発する前までの内容になっています。

制作は順調に進んでいます。どういう作品のビジュアルの方向性で行くかを検討していたのですが、ひとまずの指針のようなものができました。そして、実際の布を縫うことも始めました。

時間を投じて、ひたすらやっていきます。

お布施についての前置き

私は2年ほど、対価を前提とした経済を放棄し、泊まる場所や食べる機会を頂く生活をしてきました。

お布施を頂くようになってから、満たされた気持ちで生活することができる日がとっても増えました。日々、世界から贈り物が届く日々に感謝しております。

2023年ぐらいから身体から「守られている感覚」が生じるようになってきて、今の制作の流れでは、この感覚を空間や時間に立ち上げることにチャレンジしています。

お金を循環させることで応援して下さる方がいたら、有り難く受け取りますので、どうぞよろしくお願いします😉

その流れが続く限り、私から生み出すものも価格をつけず、放出していきます!

▼ 無料版を読んだ後にお布施して下さる場合
何かしら発想や考えを受け取った感覚が生まれ、喜びと共にお布施して下さる場合は、有料の日記(投げ銭的にどうぞ)を購入するか、下記の口座や Paypayを通してお金を分かち合って下さいますと幸いです。

 三井住友銀行 佐賀支店 (普通)0570598 ミウラヨシタカ
 PAYPAY銀行 つばめ銀行 (普通)8303038 ミウラヨシタカ
 PayPay ID: shokei612

※ Note を購入して頂く場合は、お金の一部は手数料としてNoteの会社の方に流れます。

それでは、10月後半の由布院滞在の日記(10月24日まで)です。どうぞお楽しみください!

※ 由布院ではお宿に滞在しています。

10/15(由布院)

湯当たり

昨日の夜から、調子が悪かったのですが、温泉の入りすぎで「湯当たり」が起こっていたみたいです。以前も何回もあったから、「ん?この症状はもしや」と気付くことができました。長時間お湯に浸かることをやめて、サクッと複数回入浴するスタイルを今後試してみようと思います。何事も身体がいい感じになるように環境と関わってみる実験ですね。

ソローの本を読む

由布院のテテオさんに行きました。今月の6日に続き、2回目です。テテオの知り合い・ルイさんが出てきてくれて、お菓子(ミニマカロンなど)をお裾分けしてくれました。ありがとうございます!お店の方に顔を覚えられたのか、何も言ってないのにルイさんを呼んでくれるようになりました(笑)

テテオさんには 携帯を持っていかず、ソローの本を2冊だけ持っていきました。今の創作の流れの方に身を投じていく時間を増やしている私に、ソローの『森の生活』の内容が響きます。ソローの思考の仕方がめっちゃ面白い。

住んだ場所とその目的
人生のある時期に到達すると、われわれの誰もがいつもよく考えることは、どんな場所でも家を建てることができるということだ。そのため私も自分の住んでいる所から半径十二マイル以内のところにある土地を調べてみたことがある。ただ頭の中で、次から次へと農地をことごとく買収していった。どこでも買えることになっており、値段も知っていたから。私は一軒一軒農民の土地を歩き回り、野生林檎を味覚し、農民と耕作の話をし、どんな値段でも、相手の言い値で買い入れ、それを心の中で抵当に入れた。言い値より高い値段をつけることさえあった。しかも権利書以外は何でも受け取った。あ相手の言葉が権利書代りであった。私がとても話し好きの性分だからでもある。空想の中で私は土地を耕し、また、ある程度、相手の農民の心も耕したいと思っている。こうして十分に楽しんでから身を引いて帰宅したが、あとは農民のしたいようにさせておいた。こうした経験から、私の友人たちは、私を一種の不動産ブローカーだと見なしたのだ。どんな場所に腰を降ろしても、私はそこで生活できたし私の場所からは風景を見れば見るほど広がっていった。

『森の生活 ウォールデン』P126

「ただ頭の中で、次から次へと農地をことごとく買収していった。」このフレーズとか最高すぎる。

Noteの執筆:次々に巡らないお布施の生活

ソローの文章に触発されて、文章を書きました。ここ最近の「住む場所」についての投稿です。自分は住むというよりも滞在するという言葉の方をよく使ってきましたが、それは一つの場所に腰を据えるということがなかったからでした。住むという言葉の方が重量があるというか、そういう印象があります。

ひとまず書いたから放出。世の中に流してしまえ〜。

自由布の制作(プロトタイプ作り day7)
cf. 10/1, 2, 6, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14

今日は布の作品制作はお休みにしようかと思ったのですが、調子が良かろうと、調子が悪かろうと、日々続けていく日課にしていきたいので、やりました。1条分だけ追加しました。

※ 縦一列のことを1条と呼んでいます。

やるまでは億劫だけど、やり始めると集中できて、進む。高校生の時の勉強みたいだ。ひとまず、1条だけでも進めることができたので、満点!わーい。

instagramのストーリーズで日々アップしていたのですが、何人かの方々から反応をもらって、嬉しかったです。評価は気にせず、やりたい方にやっていくぞーと思っているとはいえ、受け取ってもらえる感覚があるのはありがたい限りです。さらに評価を気にせずに作っていくために、これから、ますます没頭していけるように創作環境の整備を進めます。

10/16(由布院)

さて、1日のスタートは0時から。困ったものです。寝ることができませんでした。前日に12時くらいまで寝ていたので、その影響がこんなに及んでしまっています。7時頃まで作業し、ようやく眠くなったので寝たら12時になりました。昼夜逆転ですな。蒸しご飯を食べて、制作しました。

布の作品制作(プロトタイプ作り day8)

さて、先日からプロトタイプづくりを進めていた自由布の制作。1条分追加して、いったんの目処がつきました。1条×10で10条分の面積になりました。最初想定していたよりも、型が崩れていって右上が崩れていく感じがよかったです。想定していないことに出会うというか。頭の中で思い描いていることだけで終わらせてしまうと、作品が見えてこないのだなと思いました。私の場合は手を動かして、その時々の流れに委ねてしまうのがいい感じの方法なんだなと思いました。10月10日の制作日に載せたキルトの写真のスクエアの構成の仕方を真似て、今回の画用紙の構成をやってきましたが、またそれとも違う印象の構成の仕方になりましたね〜。

さて、ここから、さらにもう一段実験することがありまして、その内容は秘密です☺️数年後に実験結果が活かされたらいいなぁと思っています。

今回確認できてよかったのは、面積を広げてみて、それを見た時の身体感覚を確かめることができたことです。これが微妙であれば、この試作は経験という糧になるだけで、アイデアとしては手放しでいいかなという感じだったのですが、今の所、これを発展させていこうかと思っています。

アーティストアカウントを作る@インスタ

新たに、インスタのアカウントを一つ増やそうと思い、思索と想像を始めました。一案としては、こんな感じで日々作っていく布の正方形を投稿して行ったり、成長していく自由布の部分時には全体を記録していこうと思っています。

インスタの画面自体も布ですからね。その布をどう構成するか。現実で作るテキスタイルの作品とデジタル上に貼っていくインスタの布をいい形で連動させていくことを目指します。

いったんこんな感じにしてみました。

右下は由布院の写真を壁に掛けた作品風にしてみました。場所をよく移動するので、移動した時には場所の投稿もしようと思います。インスピレーションが湧いた所も載せるかもしれません。基本的に、枠の中には何を収めてもオッケーくらいの感じで。枠が邪魔になったら、枠で遊んだり、枠を無くしたり、その時々で臨機応変にいけたらいいですね。

新しいアカウントは英語で書いていきます。時々日本語にも訳すかもしれません。英語もリハビリです😂

海外に行く時のことを想定して、英語で書いて行きます。ぼちぼちやっていこう😉

考え中

テキスタイルの作品(自由布)は独立した流れとして、この日記(このページ)から別のNote日記に分離してもいいかも?と考え始めました。いつかは布が展開していった様子をZINEにまとめるのもいいなと思っていて、それを想定して、布の流れの日記としてまとめていくのがいいと思いました。これはまだどうするか未定です。いったん保留!

10/17(由布院)

朝のお手伝い

昨日お宿から人手不足のヘルプが届き、今日の朝はお手伝い。1時間半ほど清掃のお手伝いをしました。ギリギリの9時半くらいに起きたんだけど、今日は目覚めがよくご機嫌です。毎日これでいきたいぜ!

布の作品制作(ピースの制作 day1)

布作品を構成するピースを増やしていきます。

今日は、まず、9枚作りました。

作業場所:由布院の川の合流地点にて。芝が綺麗に刈り込んである素敵な所だった。こんな感じでいろんな所で縫おう。ベンチがない所でも芝があれば十分!

川での縫い物からお宿に帰ったのですが、手持ち無沙汰になり、再度、縫い始めてしまいました。ついついやってしまう、この感じ…。作業は1時間半ほど。

10/18(由布院)

すっかり、10月も18日。ずっと由布院にいますね。

※由布院には9月の後半から滞在しています。

落ち着いて滞在することができることが、なんとも今日も有難い。今日は9時に起きました。このところずっと起きるのが遅かったから、9時でも満点。

自由布の制作(ピース制作 day2)

作業場所:今日は2箇所で作業。一つ目の場所は梅園リゾートの近くの由布岳がよく見える景色のところ。二つ目の場所は17日と同じ川の合流地点でした。(cf. 10/17)

10時くらいから16時くらいまで作業して、13個の布のカケラが生まれました。生まれてきてくれてありがとう^^

今日改めて思ったんですが、時計を気にせず、ひたすらに一つのことに集中することができるのっていいですね!気持ちがめちゃくちゃ楽〜!携帯を家に置いて、大体川の近くで木陰があるところに行くんですよ。あぁ、太陽がまだ高いな〜とか、太陽が少しずつ下がってきたな〜とか、気温が下がってきたぞ、とか、そういう感覚的な変化を楽しんでいます。

虫の鳴き声も様々で、ピヨピヨ鳴いてるやつとか、めっちゃ可愛い。リリリリリと鳴くやつもいるね。吉野とかにいるギギギギギ?というけたたましい音で鳴くやつはいなくて、耳障りが柔らかな虫たちだな〜という感想です。

写真だけ撮りたいから、次は、SIMカードを抜いて、携帯ありで出かけてみようと思います。普段携帯によって、集中がこれだけぶつ切りにされているんだなぁ。携帯があると、無限に検索してしまうんですよね。私は。意思がめっちゃ弱い。だから、そもそも手元に携帯がない方がいいのだろうな。

布作品を構成していくためのピース(スクエア)をどんどん増やしていこうと思うけど、そのスピードはとっても遅くて、1日に大量に生み出すことができません。半年〜1年くらいは、流れを作っていくために、まず自分がやっていくことを大前提にやっていこうと思っています。他の人たちにピース作りに参加してもらう段階までは、まだ時間があるので、日々楽しんでいこうと思います。

あーなんて気持ちいいんだ、外。どんどん寒くなっていくけれど、暖かいうちは外で縫おう。これはいい。まず、ここで縫うと気持ちいいかな?と自転車でそのあたりを巡る時間がそもそも良い。これが大事なんだよな。由布岳の画角、人通りの多さ、川の近さ、など。ピンとくるところを探して、ゆらめく。いい感じのところを見つけたら、そこに座ってみる。座っていい感じであれば、縫ってみる。いい感じの所で縫いたいもんな。風が通るのもいい。外だもんね。風は受け放題。通り放題。そりゃ気持ちいいもんだよ。やってたらアリが登ってきたね。ハエが登場した時には少し困ったけどさ。外だもん、いろいろいるよね。水の流れはいつも通り気持ちがいい。色は透けていて、綺麗そう。

外で制作して、宿に帰ってきて、温泉に入る。その黄金ルートが開通してしまった。温泉に入る頃には夕方になっていて、少しずつ暗くなっていく。その時はちょうど由布岳に夕陽が当たって、その姿がとっても綺麗で仕方ない。空が晴れている時には、夕暮れの空と由布岳が抱き合うようにセットになって、これまた素敵な時間になる。これだよな、人生。

頂いた布。受け継いだ布。大切に一つずつ仕上げていく。一つ一つが大事なもの。布を縫うための糸は、その布の端をピーッと引っ張って生まれてくる。それらは古布だから、糸は力を入れて引っ張るとすぐ切れちゃう。切れないように、繊細に。針に糸を通して、布のテンション(張り具合)を上げずに、自然な面になるようにする。力加減はとっても大事。

気持ちよく文章が出てきたので、Noteに投稿した。

気持ち良い体感。外で縫うのいいな。最高。

文章執筆

布の制作が捗った日だったけど、今日は文章もよく生まれてくるなぁ。今やっている作品についてのNoteの投稿を行いました。今の時点ではコンセプトは言語化できないし、していませんが、それに近いものを言語化しています。この日記(10月)の一番上の方にも書いているけれど、「守られている感じ」が大事。身体感覚をどう立ち上げるか。それにトライしていくことになると思います。

いったん、外に出しておこう。放っておきます。今回の文章は、気持ちよくて書いたというより、どちらかというと、これまで書いてきたようなものだと思いました。”こういうことやっていきます投稿”でした。なんとなく書こう!ということになったのですが、「これからNoteの投稿を蓄積していくマガジン」を整理しようと思って、マガジンの説明にもなる投稿が必要だ!となったのでした。興味がある方はマガジンも良かったらフォローしてみてください ^^

布が巡礼していく路(みち)、世界編です!日本は1カ国目ですね✨

では、終わります。おやすみなさい!

10/19(由布院)

自由布の制作(ピースの制作 day3)

作業場所: いつもの川の合流地点で。今日は写真付きです!

ひたすらたくさんピースを作っています。最終的に、今日は生きて18枚を縫えました。

インスタの方にも投稿完了です。習慣にしていくぞ〜。

作業時間: 5時間ほど

作業場所探しの途中で、秋を観察。

めちゃくちゃ楽しいやないか、秋ー!!

帰宅後

帰宅後、パートナーさんと電話。そのあと温泉に入り、料理してしばしゴロンと。気持ち良い。

今日は三日月が綺麗だった。湯けむりが立ち上る空に、細い光。いいなぁ。

11月末〜12月の1週目に関東に行くことに

11月28日から12月7日まで、関東に行きます!必ず行くのは、東京と神奈川です。神奈川のお寺さんに連絡を取ろうかな。

10/20(由布院)

この日は割愛。

10/21(由布院)

今日はグッと冷えましたね〜!ひえー、冬だ。相変わらず、半袖です(笑)今年も冬用の布を縫うことができず、冬を迎えることになりそうです。ほほほ。

まず朝起きて、温泉に入り、お宿のお手伝いを1部屋分しました。今日は心がザワザワしていたので、なんだか掃除したい気分になり、手伝いの要請とは別に自主的に手伝いました。気持ちよい。

10/24から11/7まで、東京滞在

突然ですが、11月末に加え、10/24から11/7にも東京滞在することにしました。

※次の日記は東京滞在編です。

前日、次々巡らないお布施の暮らしの投稿をしたばかりのタイミングですが、しばし東京に行き、動こうと思います。移動中は縫います。留まっても、移動しても縫います。

今回は遊牧スタイルで東京滞在できたらと思います。1人、東京の友達が「サウナ行きましょう」と昨日連絡をくれていたのですが、その友達に数日泊まっていいかと尋ねると快諾してもらえました。まず数日はOK。それ以外の日々は流れで。

移動経路は、由布院→大牟田経由→熊本の水俣(10/23)→鹿児島空港→東京(10/24)です。

自由布の制作(ピースの制作 day5)

さて、今日も生きているので縫います。

今日は外出し、町でご飯を軽めに食べました。そこで縫い、その後、カフェに移動して縫いました。

縫っているうちに、作品のビジュアルイメージがさらに頭の中でポポンと生まれました。育っていくアイデアに対して、形にするのが追いつきません。いったん頭の中で泳がせておこうと思います。

この制作作業、すごく不思議だ。縫うのが苦しいわけでもなく、縫う作業が好きで仕方ないわけでもない。でも、どうしても世に現さないといけないという気持ちがある。まぁ、作るにはそのくらいの気持ちで十分よね。

作業時間: 5時間

思考のメモ

今は流れを作る時期。作品が人だとすると、赤ちゃんの状態。今後いろんな人のサポートを受けて、時には何かを与え、関わりの中で生きていくのだろうけど、最初の段階はとても脆弱で、弱い。まず第一段階に至るまでのことを、とりあえず流れを作る時期と呼んでいる。実際には、流れは外の世界との呼応の中で内側に起こっていて、それを外に表出させていくから、流れを作っているというのは外面的な話で、内面的には流れを受け取っているがゆえに外面的に生じている、という感じ。

とにかく今の時期は、他の人からすると、わけがわからないだろうと思う。今後、他の人に協力を仰いでいく場面がくるとしたら、その時に布それ自体が流れているものでないと、力が発生しないのではと思っている。今の時点では、1ピース、1ピースが単体で生まれているくらいで、何か縫ってるね、程度。

あーでも、流れはもう起こっていたのか。自分の内面の世界での流れ以前に、これらの布は頂いたものだから、何か贈ってくれた人に生じた化学反応の末に手元にやってきている。その時に感じた感覚が何回も何回も起こって、ギュッと凝縮されて、形にする力になっていく。力を出すというよりも、力そのものになっていく感じ。布の流動そのものになる、ということにトライしているのかもしれない。

10/22(由布院)

朝起きたが、少しぼんやりしていた。携帯でSNSをしばし回遊し、漫画を読みかけたところで、スクッた起き上がる。有難くいただいている命を今日も頂くことができることが嬉しくなり、感覚がオンになった。今日も目覚めた。良かった。ソローの本に、そういえば「目覚めている時間が朝だ」という主旨の言葉があった。目覚めた感覚がないと、いつまでも夜。今回は、朝を迎えることができた。時間で区切る朝よりも、精神的に感じる朝の方が好みかもしれない。目覚めといえば、ひぐらしと糸島のお坊さんのエピソードを思い出す。

これを書いたのは8月21日。あぁ、そうか。これを書いたのは由布院に滞在している最中のことだったみたい。夏の日、懐かしい。自分でこの文章を読んで、心がほっこりした。過去の自分、ありがとう。

この後、温泉に行った。温泉に短時間入る。キラキラとした水面、少し肌寒い空気。少しだけ熱い温泉。今日も入ることができて嬉しい😌

自由布の制作(ピースの制作 day6)

今日も、布を縫う。正方形をつくる。瞑想の時間。それでいて、何もしない瞑想ではない。ただ何もせず、ただ坐る、そういう瞑想もあるけれど、自分の場合は作ることの間が瞑想になるくらいの感じでやっている。この時間があることって結構大事な気がするな。

やると、正方形が増える。つまりやったことが目に見える。これは満足感が高い。

作業が単純で明確。手順で混乱することがなく、シンプルなことを繰り返す。

頂いたことを思い出す。縫う時に、布がどこから来たのかに想いを馳せることができる。布の背後には贈ってくれた人がいる。ありがとう。そのさらに背後には地球の動植物がいる。流れてきた布。嬉しい。

お宿のHさんと珈琲ブレイク(休憩)

昨日、お宿のHさんにメッセージを送り、22日に珈琲休憩どうですか?と伝えた。明日由布院を離れるからね。一区切りのタイミングだし、その前にお話できたらいいなと思っていた。

最近、お宿のオーナーのHさんはめちゃくちゃ忙しそうで、相変わらず、自分は放っておいてもらっている。よく「好きにしといて」と言われるのだけど、そんなに突き放した感じでもない。勝手にするという感じよりも、「勝手知ったる」という感じ。お宿にもだいぶ慣れた。

話したことを背景にして考えたこと。

・身体の感覚、それを感じることの大事さ。直観に委ねていく。

・身体を動かすことの大事さ。「働くということは、単純に人が動くこと(bx Hさん)」

・縫うことは働くこと。対価性に執着せず、どんどん働いていこう。たった1人でも働く。他の人がいても働く。これまでずっと、「働きたくない」と思っていたけど、結構働きたいという気持ちがあるぞ。対価がすぐに返ってくるとか、お金を手に入れたいということというよりも、身体を動かしていく。運動もしていく。それも働くこと。その時々、心が赴くことをやっていく。やることで満足する。リターンが得られるからやるとか、そんなんじゃなく、日々目の前のことで満足していこう。縫うことの満足感はある。いいぞ。

・「モノをつくる世界はドロドロしてる(by Hさん)」お布施で生きてみるということを試していく時よりも、今は執着もするし、ドロドロしてるかもしれない。Hさん曰く、モノを作ることはある意味、何も持たないということの真逆の世界なのでは?と言っていた。と、いいつつも、その世界たちの間に中道を見出すことができる。その世界の共通項を見出すことができる。たしかにドロドロしているけれど、そこから煌めくものが生まれてくることもある。憑き物が落ちていく。泥の中からハスが咲くという仏教の話を思い出した。今、足元がぬかるんでいても、大丈夫さ。

こんなことを書きながら、結構ドロドロとした気持ちになることもあるよなぁと思っていた。日々、葛藤することはある。たくさんある。ドロドロするよね、くらいの感じで、受け止めていこう。そこからも花は咲くのだから。

Hさんに言われて、そうだよなぁと思ったこと。「三浦君がお布施の生活じゃなくて、モノを作る方に行くのを、そっちでいいのか?と思った」ということだった。これまでは巡礼する僧侶型?の生き方を実験してきたと思う。そこから作ることを試し始めて、縫う生活に移行してきた。前者のあり方をしている時には、応援してくれる人が多かったけれど、今はそれが少なくなった。「ん?どういうこと?」みたいな感じで捉えられているような感じがする。

最近の考え事

・生まれる、そして死んでいく。死を持って、バラバラに分解されていく。そのバラバラになっていくことの中にも美しさがあるんじゃなかろうか。それは生命の爆発。膜自体が形を保てなくなって、散っていく。そのようなあり方を形にしてみたいという気持ちが湧いてくる。

・守られてる感は大事。自分は守られているからこそ、それを他の人にも分かち合えたらと思っている。守る力を増していきたい。大切なものを大切にできるように。大切な人を大切にできるように。

10/23(由布院→水俣への移動日、水俣泊)

朝起きて、お掃除、温泉、部屋のチェックアウトを怒涛のスピードで済ませた。もう少し早く起きたら良かったのだけど!朝の余裕は早起きで生まれるね。でもまぁ、朝スピーディーに動くのも久しぶりでこれはこれでよかった。

電車移動

電車移動って結構身体にクルんやなぁと再認識。移動しながら縫うぞー!と思ったら、手元にハサミがなく、変更して、9月10月の振り返りをしながら移動することにしました。ペンとノートはある。書きながら移動。途中眠くなる。移動続きだと、それだけで体力を使うのだなぁと再認識。温泉がない日々になるから、体力の減りに気をつけたい😌

移動&自由布の制作: ピースの制作 day7

電車で縫うこと:

・立って縫ってみた→これは無理。一応できるけど、やらない。疲れる。

・座って縫ってみた→これは意外と集中できていい感じ。良い!普通の滞在時よりも体力使うけど、電車の中で集中モードに入れて良かった。これは継続しよう。内側に内側に潜っていく感じの時間の過ごし方。

・高校時代の時以来の集中力がどんどん戻ってきている感じがする。集中できる行為としての糸の縫い物。気分の安定にもつながる。

・電車でこんな感じであれば、フライトでも縫える。バスでも大丈夫そう。坐ることができると、できる。歩く時はこの行為は手放す。歩く時は意識を外に。自然から受け取るものにフォーカスを当てる。内面は放心する。瞑想。まじで心地よいところがあれば、そこで止まって縫うのも良き。

・今回鈍行で移動した。9時半に出て、18時頃着。途中休憩も挟んだ。駅に着いたら、その時にも縫った。あっという間に時間を過ごすことができた。いい感じ。移動が早く無さすぎても、大丈夫。

メッセージに元気をもらう

Tさんから連絡をもらう。大学生の頃、イベントの場でお会いしたらしい。名前だけ覚えていた。最近の私のNoteの投稿やSNSの投稿を見ていて「いま、1番素敵な投稿だと思って見てます」と言って下さった。力が出るメッセージだ。ありがたい😭 今はより過渡期感がある時期で、巡礼生活から創作生活に移行していっている。他の人たちからの応援は前の方が多かった。そういうものから、また抜け出て、自分の中の流れに身を委ねているところ。こういうメッセージをもらうと、よし、このままた行くぞ!と思えるし、力になる。ありがとうございます!

水俣に到着

長い道のりを経て、水俣に到着。水俣の友達と会うことになり、水俣のアトリエに着いて早々に車に乗せてもらい、彼がリノベーションしている古民家へ。めちゃくちゃ大変な作業にも関わらず、頑張ってて尊敬。彼は先日足を草刈機で切ってしまい、大怪我中。命があって、本当によかった。一歩間違うと、死ぬ。それを忘れちゃいけないね。死なないで、会えてよかった。

今日の水俣。今日も綺麗でした。

しばし雑談して、古民家を出て、買い物を手伝い、帰宅。松葉杖じゃ買い物もしにくいよね。

水俣アトリエの片付けと庭で採取

アトリエを少し片付けた。1ヶ月半もいないと埃も積もる。部屋の中が少しくぐもった感じだった。掃除をしたら、スッキリに。あと、アトリエの庭に生えていた自生のセイタカワダチソウを採取。パートナーさんに頼まれたやつ。庭に生えててよかった。草木染に使うみたい。

東京滞在への心の準備

さて、それから東京滞在の準備に取り掛かる。今回はアートの講座で学ぶ。それが第一の目的。もう一つは、東京を楽しむこと。お金の使用はほどほどに、自分なりの心地よいあり方で生きる。まず縫い物を日々やる。これは日課だから継続。積極的に外で縫いたい。これはお金の都合というより、外の自然の移ろいを感じながら縫うのがやりたい。となると、いい感じの自然を探すことになる。あと座る場所ね。環境の力は大事だからね。都市の中の自然を探して楽しむぞー。都市の中の自然のような、余白のような存在として、振る舞い、遊ぶ。

人だらけのところは避ける。今はそんなに必要ない。通る時にはイヤホンして、心地よい時空間を纏う。遮断から内に入るアプローチ。自然豊かなところでは虫や鳥の声が届くから、その時はイヤホンを外す。バランスよく。全てでイヤホンをしない。全て自然に開かない。その時々、自分を大切にしながら。

以前は東京にいるとしんどくなったけど、今なら別の楽しみ方をできるのではないかと思うから試す。エネルギーの減り方は大きくなるかもしれないが、その中でも疲れない方法で自分の興味関心を養うことを忘れずに。出会う人たちとの縁を大切に。

数値換算、ものさし、価値。一つのものさしに乗っかろうとせず、多面的になる。いびつな存在。留まらぬ存在。あぁ、楽しみ!



ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

次の投稿では東京滞在の様子を投稿します。

皆さんもよき日々をお過ごしください!

頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!