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はじめての「出前柔道教室」

 「私が関わっている子どもたちにも、柔道をやらせてあげたいです。」
 9月中旬に栃木県鹿沼市にあるNPO法人「CCV」の理事長である福田由美さんが咲柔館の視察に来て下さいました。福田さんは、福祉と教育の枠を超え、多様性を生かし認め合う地域づくりを目指してご活動されています。この出会いをきっかけに咲柔館初の「出前柔道教室」が実現しました。

※CCV…Creative Communication Village
※福田さんの詳しいご活動内容は「NPO法人CCV公式ホームページ」をご覧ください。とても素敵な取り組みを多数されていますよ。



 今回は、CCV様が地域のコミュニティーセンターで行っている学習支援事業の特別版として柔道教室を行いました。通常は各教科の先生方のご指導の下、小学生から高校生までが宿題や受験勉強を行っているそうです。
 柔道教室の会場である約30畳の和室に来てくれたのは、6人の子どもたち。「じゅうどうってなあに?」「今日はなにをするの?」みんな柔道のことをあまり知りません。まずは柔道をつくった嘉納治五郎師範の話から始めました。

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【当日のプログラム】
(16時30分から18時・90分間)

①柔道ってなに?
②柔道をやってみよう!
・礼法
・走り遊び(ブレーキゲーム、拍手反応)
・体操
・アニマル遊び
・ケンケンボール拾い競争
・受身(ゆりかご・後受身・横受身)
・先生を投げてみよう(大外刈)
・ストレッチ
③古典の素読をやってみよう!


 途中からは、宿題を終わらせたお子さんたちも参加し、最後は小学校1年生から高校1年生までの約10名が柔道を楽しみました。最後に行った「古典の素読」では、みんなの声と心が1つになり、とても気持ちよかったです。そこはまるで「現代の寺子屋」といった雰囲気でした。
 帰る際に、小学生の兄妹が「またやってね!」と笑顔で言ってくれ、とても嬉しかったです。今後もこの出前柔道教室は継続していきます。柔道精神を分かりやすく伝えると共に、お子さんたちの体力や自信の向上に少しでも貢献したいです。

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小学生のサポート役もやってくれた優しい高校生


 柔道は教育的、健康的な効果が高い武道です。その価値を道場に来られない方たちにお届けする機会も設けていきます。こども園、小学校、柔道部がない学校、福祉施設など、様々な場所で柔道がお役に立てれば嬉しいです。これからも新しい出会いを楽しみにしています。出前でも熱々の柔道をお届けしますよ!


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