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より安全な柔道場を目指して~畳を敷く土台へのこだわり~

 咲柔館は、子どもや初心者の方にも安心して柔道を楽しんでいただけるように、畳を敷く「土台」にもこだわりました。使用した土台は、株式会社ランクアップ平野屋さんの「柔道畳用クッションパネル」です。衝撃緩衝性にすぐれており、多くの有名道場で使用されています。なんと2016年リオ五輪の柔道練習会場でも使用されました。

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 土台の裏面には、従来の柔道場のようなスプリングではなく、自動車の衝撃を抑えるためにも使われているクッション素材(セルダンパー)がたくさん着いています。また、畳の周りは框(かまち)という枠がついており、危険な畳のずれを防止してくれることも大きな特徴です。道場施工前には横浜の工場まで伺い、クッションパネルの上に敷かれた畳で何回も投げられてきました。受身をした時の衝撃は少なく、身体への負担は大幅に軽減されます。

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 ランクアップ平野屋代表の平野嘉一さんは、名門東海大学相模高校柔道部のご出身であり、2017年、2018年の日本ベテランズ国際大会のチャンピオンです。柔道に対する愛情は深く、柔道場に関しても随所にこだわりが見られます。

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 そんな平野さんがテレビ番組で特集されました。「安全な柔道場を造って、柔道人口を増やしたい」という熱い想いを持ち奔走する平野さん親子の姿が印象的です。再放送もされますので、見逃した方はぜひご覧になってください。咲柔館もほんの少しだけ出ていますよ。

BSフジ『JUDO』 柔道畳に人生をかけた親子~平野嘉一・元大~
10月3日(土)17時30~55分 ※再放送

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 開館してから約1ヶ月後、道場に潜む「小さな危険の芽」に気づきました。(入口のスロープが滑りやすい・窓の安全柵の下から小さなボールが外に出る可能性がある)危険の芽はすぐに摘みます。平野さんにご相談した所、「何かあったらすぐに行きます!」のお言葉通り、早急に対応して下さいました。お願いしていなかった部分についても「子どもがここに頭をぶつけないかな」「ここも滑るかもしれないね」と稽古に来てくださる方を想像しながら改善をしてくださり、とても感謝しています。

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 咲柔館は平野さんと一緒に作った自慢の道場です。これからも施設や稽古内容を常に見つめ直し、より安全な柔道場を目指し続けます。
 柔道場や畳、土台にご興味がある方は、ぜひ見学にお越し下さい。


文武一道塾 咲柔館 ホームページ

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