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12月稽古目標~足技・古典の暗唱に挑戦しよう~

 今年も残すところあと3週間となりました。寒さが少しずつ増し、柔道衣を着る時には気合が必要になってきました。ただ、不思議なもので、いざ柔道衣に着替えるとあまり寒さを感じなくなります。これは私だけでしょうか…。



 12月の稽古目標は2つです。

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① 足技で安全に投げよう、投げられよう。

 今月は集中的に足技の講習・反復練習を行います。「出足払」「支釣込足」「大外刈」「大内刈」「小内刈」の5つを中心に、安全に投げる、投げられる技術を身につけることが目的です。初心者の方やお子さんでも、ゆっくりと技を習得できるよう、段階的な稽古を行っています。まずは組まない単独練習から始め、少しずつ自分のペースで足技を身につけていきましょう。
 現在、子どもクラス・大人クラスともに「小内刈」が上手くなっています。残り期間も皆さんの成長が楽しみです。

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② 実語教チャレンジ(古典の暗唱に挑戦)

「春はあけぼの~」「つれづれなるままに、日暮らし~」「祇園精舎の鐘の声~」。多くの方が学生時代に古典の暗唱を経験されたでしょう。若い頃に覚えた文章というものは、いくつになっても覚えているものです。頭で覚えているというより、身体に入っているといった感じでしょうか。
 今月は、稽古後に行っている素読の教材『実語教』の暗唱に挑戦します。「山高きが故に貴からず。樹有るを以て貴しとす。」から始まる『実語教』は、平安時代に書かれ「日本人千年の教科書」ともいわれています。江戸時代の寺子屋では、現代でいう道徳の教科書として使用されていたそうです。人に対する礼儀、学び続けることの大切さなど、生きる上で大切な知恵がこの本には詰まっています。
 全29項目のうち、いくつ覚えるかはお子さんが自分で決めます。今回の実語教チャレンジでは、暗記力の向上だけでなく、自分で目標を決め、その達成に向けて自主的に努力する姿勢も養いたいと考えています。チャレンジする日も自分で決めるので、誰が1番に来るのか楽しみです。

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 終わり良ければ全て良し。そして、良い終わりは良い始まりにつながります。12月も安全で楽しい柔道を行い、笑顔で2021年を締めくくりましょう。


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