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3月3日は私にとっての「命の日」

この記事は音声を書きおこしたものになっています。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はこちら↓)

こんにちは。書人百花のみゅんです。

今日はライティングスキルとかそういう話とはちょっと違う、
私の過去についてお話しさせていただきたいなというふうに思います。


ちょっとタイトル見ると、「何??」って思う方もいると思うんですけど
このタイトルに込められた出来事だったり、
今の自分を作ってるものっていうのをお話しさせてください。



私にとって、今日3月3日っていうのは「命の日」なんです。


実は、高校1年生の3月3日に、私は重度の交通事故に遭いました。

私が自転車に乗ってて、出会い頭に車とぶつかって
4ヶ月半の入院をして1年リハビリをしていたんですけど、
その事故を通して、死んでもおかしくなかった状態で
今こうやって生きているっていうことに、
3月3日になるとしみじみと感じるところはあるし、
今ある幸せを大事にしたいなっていうふうに思うんです。


だから毎年、3月3日っていうのを私の中での「命の日」っていうふうにして
自分の命と向き合う日っていうことにしています。




事故当時、私は自転車に乗ってて、出会い頭の車とぶつかって
10 mぐらいと飛ばされて救急搬送されたんですけど、
私はその自転車に乗ってる途中から事故後一週間ぐらいまでの記憶って全くないんですよ。


そして頭を結構強く打ってたので、当時は記憶障害とか知的機能障害っていうのもありました。


高校1年生の終わりだったんですけど、
過去のことを覚えてなかったりだとか、
得意だった英語ですら中学生レベルも解けない
みたいな。
そういうような状態でした。


当時は、もちろん助かったことはすごくありがたいことだったし、
懸命なリハビリとか、家族とか友達とかいろんな人に支えられて回復に向けて頑張ることはできてたんですけど、

・事故の前との感覚の違いとか、
・事故の前はすんなり思い出せてたことも思い出せなかったり、
・覚えるのに時間がかかったり。


みんながどんどん新しいことを勉強して学んでいく中で、
・自分は中学の勉強からやり直さなきゃいけない
・後戻りして勉強しなきゃいけない状態に

先が見えない真っ暗さとかもあったし、

部活に入ってたんですけど、それもできずに見学して、皆が楽しそうに部活をしているところを見て、
もうなんか悔しくて切なくて、

「なんで私は今、見学することしかできないんだろう」って、
部活見ながら泣いたことを今でもすごく覚えてるんです。


そういうような状態だったので、
本当に、何で生きてるんだろうとか命ってなんだろうというのを16歳で考えさせられて、
「こんなに苦しいんだったら死んだ方がマシだった」っていうのも何度も思ったことがありました。


当時は
・事故に遭ってなかったら
・事故にあったせいで

っていうような思考がけっこう働いていたんですけど、

でも、相手が100%悪かったわけでもないんですけど
なんか、相手に自分の人生を狂わされたままでいるのは嫌だなってすごく思って、悔しかったんですよね。


で、その頃にちょうど、両腕のないピアニストが足でピアノを弾くっていうドキュメンタリー番組を見たんですよ。

その番組を見て、
「逆境をバネに輝いている人がいるんだな」
っていうのをすごく勇気をもらって、
その番組を見たのがディレクターをやりたいって思ったひとつのきっかけではあるんですけど、

そのドキュメンタリー番組を見て、
「私も事故のせいで」っていうふうに思わずに
「この経験を活かしていきたい」っていうふうに思うようになったんですよね。

「困っている人とか悩んでいる人の光になりたいな」
っていうふうに思うようになりました。




事故を通して、
人生は一度きりなんだなっていうのをすごく感じたこともあって、
そのたった一度の人生を、やりたいことをやらないともったいないなっていうふうに思うようにもなったし、
楽しまないともったいないっても思うし、

事故から10年以上経って、今では後遺症とかもほとんどないような状態で
「私はなにか、生かされてるんだなー」っていうふうにも感じるんですよね。

なのでそういう、自分の使命を全うしたいっていう思いもあるし、
命を大事に使わないといけないなーっていうふうにも思うんです。


まぁ生きてると苦しいこともいっぱいあるけど、
命あってこその人生ですよね。
亡くなってしまったら、もう何もできないので。


事故を通して、
・当たり前が当たり前じゃないこと
・生きてるだけですごいこと

っていうのを感じたからこそ、

私はいろんなことを発信していきたいし、
1日1日を噛みしめて生きていこうと思います。


という、今日は、私にとっての「命の日」についてお話しさせていただきました。

私の個人的なお話だったにも関わらず、最後まで聞いてくださってありがとうございました。


それではまた次回お会いしましょう。
ならね~!


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