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01.電子書籍の読み手・リサーチャー小口さんの独白

“努力”して、「開成」「灘」に行ってみようか!?

中学三年の時の担任が性格破産者のような奴で(小生の独断ではなく、多くの卒業生がそう評している)、突如猛り狂ったかと思うと、よく机やいすを蹴飛ばしたり、チョークを生徒の顔に叩きつけたりしていた。

そいつが小生の顔を見ればいつも言っていたこと、「お前のように、能力がありながら努力しない奴が、俺は大っ嫌いなんだ!」

「能力」なんて、自分であるとも思わんし、あるなんて証明もない。そんな“架空”のもので言いがかりつけられたら、たまらんわい。爾来、「努力」の2文字が大嫌いになった。

大のアンチ・巨人をもって自ら任ずる小生も、背番号18、エースの堀内(後に監督も歴任)は例外で、大好きだった。とにかく球が速かった。阪神の江夏と双璧をなす快速球派で、当時は球速計などなかったが、自分には、松坂やダルよりも速かったように思える。その反面、ノーコンだった。でも、実に多才、牽制球の達人でよく塁上に走者を刺した。フィールディング(守備)に卓越していた。難しい打球を難なく処理してアウトを取った。そして、ピッチャーのくせに無類の強打者。一試合3打席連続ホームランをかっ飛ばしたこともあったっけ。たしか、あの試合ノーヒットノーランもかかっていたはずだけど、そんなことより、王貞治の4打席連続ホーマーを破ろうと夢中だったみたい。

さて。そんな異能の才、堀内恒夫のどこが好きかって、「僕は努力が嫌いで、才能だけでやってきたピッチャーです」、ヌケヌケとこうのたまうところ。ただ、それも堀内だからサマになる。小生が真似しても冷笑を買うだけ。

閑話休題。この間買った『教えて! 校長先生「開成×灘式」思春期男子を伸ばすコツ』 (中公新書ラクレ) は、面白い。25項目の質問を、矢継ぎ早に両校の校長先生に投げかける。当意即妙に答える両先生。さすが、英才校の校長ともなると、頭の回転が速い。この本のつくり方、試みが面白い。内容も面白い。

どう面白いかは、各人お買い求めのうえお確かめいただくしかないが、「開成」「灘」に対する見方も変わるかもしれない。願わくば、電子ブックで買って下され。これも、電子ブック普及推進運動の一環です。

アマゾンkindleでも無料サンプルが用意されているので、居ながらにして確かめて買える。これも、電子本の絶対優位なところ。瞬時に欲しいものが手に入ります。品切れもありません。在庫切れもありません。紙より安いです。何百冊、何千冊ため込んでも邪魔になりません。小さなタブレット、PCの中に納まります。再読したいとき、参照したいとき、引用したいとき、すぐに見つかります。役に立ちます。スペースの限界から断腸の思いで捨てたりとか、ブックオフに売ったりとかしなくて済みます……。

電子ブック普及活動、今日はここまで。

電子ブック党・小口達也(会員no.43)2015/12/10 19:50


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