1時間集中できるか?

あなたは1時間集中することができるか?

「1時間くらいだったらできる」という返事が返ってくるかもしれない。

しかし、私自身、自らの経験に鑑み、1時間ぶっ通しで集中できる自信はない。

そこで私は、ビリヤードの著名インストラクターや大学野球で投手として活躍した人に直接尋ねてみた。

多くの人にとっては意外な回答だ(私にとっては想定内だったが)。

ビリヤードの試合中で集中できる時間は1割くらい。

マウンドに立っている時に集中できる時間は2割くらい。

他のスポーツの動画を観て実際に時間を計測しても、概ね同じような結果が得られた。

このような疑問から、今般「すぐに結果を出せるすごい集中力」を上梓した。

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改訂版を除けば、私にとって6年ぶりの新著だ。

アスリートたちは試合中、勝利に向けて最大限の努力をしている。

しかし、本当に「集中」できている時間は、せいぜい試合時間の1割から3割程度だ。

ここで言う「集中」とは「フロー」と同じ概念で、俗に「ゾーンに入る」とも言われている。


何かに熱中していて気がついたら「もうこんな時間!」と驚くような経験をした人は少なくないだろう。

あっという間に3時間過ぎってしまったというような。

これが「フロー」という状態だが、(私も含め)通常の人間にとって仕事や勉強で「フロー」を1時間継続するのは極めて困難だし、それを毎日やるのは不可能に近い。

特殊な仕事に取り組んでいる人なら数時間は「フロー」になれるかもしれないが、日々継続するのは不可能だ。


私は「フローを長時間続けることは不可能」という前提に立ちつつ、最大限「フロー」を有効に活用する方法を本書で提示した。

数時間単位だけでなく毎日継続できなければならないので、その方法には特に力を入れた。

拙著「最短で結果がでる超勉強法」で紹介したノウハウも改めて紹介している。

様々なガジェト類を購入し、実際に私自身が試した結果も紹介している。


今後も内容紹介をしていく予定だが、キャリアアップを目指しているビジネスパーソンや各種受験生、中学受験生の保護者の方々にとって有益な一冊になったと確信している。



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