新規サービスのSNS拡散戦略と具体的方法について調べてみた
弊社もモバイルアプリの開発を行っていますが、「プロダクトを大きく拡散する方法って何があるのかな」と思い、SNSでの拡散について調査してみました。
同じく、プロダクト開発をしている方で、SNSにおける拡散について考えている人のためになればと思って書いていきます。
今回調査したのは、前回に引き続き、献立レコメンドからオンラインフードマーケット注文まで一貫してできる「タベリー 」とタピオカレビューアプリ「タピナビ」。
二つのサービスのSNS上での共通点として
UserGeneratedContentsの活用
である。
運用の戦略
タベリー の運用としては、
「誰でも真似しやすい」投稿内容を「生っぽく」発信することを意識している
とのこと(参照)。
InstagramとTwitterの違いはたくさんあるが、その最たる物として、「Instagramはインタレストグラフ」/「Twitterはプライベートグラフ」という点がある。
Instagramでは、ユーザーが興味のあるものばかりが流れてくるタイムラインとなる。
一方、Twitterでは、私的な繋がりのなかで使われていることが多く、知り合いや友達の興味や趣味についてもタイムライン上には流れてくる。
ここから、Twitterでは、自分の興味関心事以外の情報が知り合いや友達から突然RTやいいねで流れてきて使ってみるということが発生しやすい。
つまり、Twitterで「バズる」ことに成功すると、普段は届けられないような顧客に届けることができるということである。
具体的な施策について
制作サイドの具体的なアクションとして以下のことを心がけるべきであるようだ。
UGCが生まれやすくするために心がけているのが、「誰でも簡単に真似できるようなツイートをする」ということ。
タベリー の施策
タベリー で実際にRTされていたツイート↓
このように、ユーザーの呟いたツイートをRTをすることで、ユーザーとの関係性を強化しようとしていることがわかる。
上記UGCについて以下のようにのべていた。
UGCが生まれやすくするために心がけているのが、「誰でも簡単に真似できるようなツイートをする」ということです。
投稿ごとにカテゴリ分けをして「真似された率」をスプレッドシートにまとめています。「真似されやすい型」を探しているんです。
ツイートに添付されている画像にいろいろなタイプがあるのはこういった背景があるのだろう。
また、公式でTikTokで動画での共有を行ったり、
引用RTで、新しい使い方を教えつつ、関係構築していたり
新規機能を丁寧にツイートしたり
時々、中の人の声が溢れ出していたり、非常に親しみを持てるような運営をされています。
タピナビの施策
タピナビのアカウントを見てみると、初期には「タピオカマップ」や運営側で「タピレポ」を投稿するなど、ユーザーにとって有益な情報を流していました。
(フォロワー数は圧倒的にInstagramの方があり、先述の通りInstagramはインタレストグラフという要因があるのだろう)
・独自のハッシュタグを用いてシリーズ化し、フォロワーの注目を集めているようだ。
・掲載店舗名をハッシュタグで書き込むことで、掲載店舗からの引用RTやRTでの流入もありそうである。
・タピオカ店のサービスやキャンペーン情報もRTしていることがわかる。
これらを実施することで、店舗との友好的な関係を築いているのであろう。
・アプリ内の盛り上がりがひと目で見てわかるようなページもユーザーが拡散しやすく良さそうである。
まとめ
SNS上(特にTwitter)での拡散を目指すために は、ユーザーに呟いてもらわないといけない
↓
ユーザーが共有しやす画面を準備してあげる必要がある
↓
クールであることやアピールしたくなるようなUX設計がマストである!
真似されやすいパターンを複数用意してから、ユーザーが拡散してくれやすいような下地を作る必要があるでしょう。
また、投稿されたUGCのカテゴリーをスプレットシートを使用して傾向を把握しなければならない。
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