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ワクチン接種の前に、免疫について知っておこう

 年末年始の頃に比べると少し収まってきた感のあるコロナですが、海外では続々とワクチン接種が始まってますね。(https://ourworldindata.org/covid-vaccinations
 日本で始まるのはまだ先みたいですけど、いずれ来るその時に向けて、ワクチンについて少しでも理解しておきたいと思います。

 ワクチンとは、要するに予防措置です。
 とある病気になる前にワクチンを打っておくと、その病気になるのを未然に防げるというものですよね。
 身近なものでいえば、インフルエンザワクチンですよね。
 人間の免疫機能を利用しているそうです。

 そこで疑問になるのは「免疫ってなに?」ってところ。

 僕は、専門家でも医師でもない、ただの一般人なので、とても分かりやすく、簡潔に説明をしてくれているYoutubeチェンネルの「新妻免疫塾」さんから得た知識で、素人から素人に向けた解説(メモ)をお伝えします。
 (新妻免疫塾さんのをそのまま書いているわけではないので、悪しからず)

免疫とは

 そもそも免疫とは何なのでしょうか。
 読んで字のごとく、「疫を免れる」ための、自分自身の体を守るための自己防衛システムです。

免疫の種類

 免疫は、大きく分けて2段階に分かれます。
 ①自然免疫細胞 と
 ②獲得免疫細胞 です
 (免疫って細胞のことだったんですね。)
 
 自然免疫という一撃目をあびせた後に、獲得免疫という二撃目をくり出す、2段構え戦法となっているようです。

自然免疫

 自然免疫の第一の特徴は「とにかく早い」ということ。
 役目は次の3つです。

 ① 燃やす(炎症を引き起こす) 
   ‥‥ウイルスなどによって細胞が
     破壊されたら、すぐに駆け付けて、
     炎症を引き起こします。

 ② 掃除する
   ‥‥死んでしまった細胞や病原体の
     “死がい”を食べて掃除します。

 ③ 教える(伝える)
   ‥‥獲得免疫に、こんなやつ(病原菌)
     がいたよ、と報告します。

獲得免疫

 ① 直接攻撃
   ‥‥細胞をピーっとスキャンして、
     感染しているのを見つけ出し、
     その細胞ごと殺します。

 ② 遠隔攻撃(抗体を分泌)
   ‥‥抗体(タンパク質)を飛ばして
     ウイルスなどにくっつけて、
     その働きを抑えます。

※ 「1:1:1の大原則」 
  1種類の抗原に対して、1種類の抗体、1種類の獲得免疫細胞

活性化に時間がかかる

 獲得免疫細胞の活性化、つまり実際に効力を発揮するまでには1週間程度かかります。

 それはなぜか?

 ②の遠隔攻撃型の獲得免疫細胞というのは、さまざまな種類 かつ 数多くの細胞が、予め準備されています。

 そして、ウイルスが侵入してきたら、その中からウイルスに対応できる獲得免疫細胞を選び出します。

 その選ばれた獲得免疫細胞は、ウイルスを倒すため、どんどん増えていきますが、その増える過程に時間がかかってしまうため、本格稼働までに時間がかかってしまいます。

記憶細胞

 獲得免疫がうまく働いて、体の中からウイルスが減ってくると、獲得免疫細胞も同じように減り、最後に残った少数の細胞が、「記憶細胞」となります。

 この記憶細胞が残っている状態で、もし、まったく同じ病原体が体の中に侵入してきた場合には、記憶細胞の働きによって、前回よりもより早く、より多い抗体の量で対応することができるようになる、ということになります。

さいごに

 ワクチンの話をするつもりが、免疫の話になってしまいました。


 今回の話を踏まえて、近いうちにワクチンの話も上げてみたいなと思います。


 それでは、また次の投稿でお会いしましょう~ バイバイ!

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