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9月に読んだ10冊🍠

早いもので今日から10月ということで、最近は朝晩はすっかり涼しくなり一気に秋めいてきましたね。

というわけで、9月に読んだ10冊を紹介したいと思います。それではどうぞ!

【1冊目】日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 

💬 新卒一括採用、終身雇用、年功序列。なかなか変わらない日本の悪しき?習慣はどのようにして生まれ、長きにわたって「しくみ」として定着したのか?分厚い本の内容はと言うと、明治以降の日本史のお勉強ですが、ただ単に時系列順に追う学校の勉強とちがいあるテーマに沿って何かを学ぶのは面白いし、こっちの方が頭に残りやすいのでは?とつくづく思います。

【2冊目】隠れアスペルガーという才能

💬 アスペルガーって単語だけはたまに聞くけど実体はよくわかっていなかったので調べてみたら、何だか面白そうな題名の本があったので読んでみました。なんでも興味を持って自分から知りにいくことは今後年齢を重ねても絶やさずやっていきたいと思っている今日この頃です。(この本の内容としては、もしや自分も隠れアスペルガー?と思う節が結構あり、ビックリでした。)

【3冊目】現代社会はどこに向かうか――高原の見晴らしを切り開くこと 

💬 ものの200ページくらいのうすーい新書ですが、まぁ日本語のチョイスが小難しくて難儀しました(笑)とは言え、内容自体は今の若者の考え方が変わってきてることを各国の若者の声を取り上げて分析したり親近感あるテーマでさくっと読めました。

【4冊目】ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? 

💬 8月に上巻を読んで月をまたいでしまいましたがなんとか読了。なかなかのボリュームでした。下巻では、「経験する自分」と「記憶する自分」の対比が描かれ、結局人間はなにを経験したか(=客観)よりも自分の記憶としてなにが残っているか(=主観)という、至って主観的な生きものなんだと実感。主観としての自分の考えや好ききらいを大切に生きていこうと思った次第です。

【5冊目】アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ

💬 まったくこれ目当てではなかったのですが隠れアスペルガーの隣にあって「アドラー」という単語が目に飛び込んできた途端、大学生の頃読んだ嫌われる勇気の衝撃が瞬時に蘇り、気づいたときはもう本を手に取っていました。(ここでも「記憶する自分」がご活躍…) 岸見一郎さんの経験談にもとづく伝記のような内容でしたが、所々によく生きるために働くヒントがちりばめられ、手に取って損ではなかったかと。

【6冊目】武器としての交渉思考 

💬 最近イチオシ、滝本先生の次の授業は「交渉」について。「え?交渉?別に外交官でも真下正義でもない自分には関係ないわ、ごめん。」僕も最初はそう思ってました。事実、前著『武器としての決断思考』を先んじて読んでおり交渉思考は読まなくていいかな〜とのんきに思ってました。(どんな経緯で結局買ったかは覚えていませんが)ところがどっこい、読んでびっくり、滝本先生曰く、交渉とは2人以上の意思決定者がいる状態でのコミュニケーションすべてだと言うのです。つまり、交渉は日常的にうじゃうじゃいるということです。内容もさることながら、序章(orはじめに)がカッコいいのです。シビれます。もし良かったら、本屋で序章だけでも立ち読みしてみてください。(滝本先生も、時間がない人は序章と終章だけでも読んで!と言っています。)

【7冊目】ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法 

💬 ずっと前に買って積ん読していたこちらを本棚から引っ張り出してきました。今やメガクリエイティブ集団として名の知れてるピクサーの誕生秘話がゴロゴロと。スティーブ・ジョブズとの関係など結構裏話が多く、へぇ〜そうだったんだというポイントはいくつもありました。全体としては、組織のマネジメントについての参考書のような内容なので、ぜひマネジメントする立場になれたら改めて読み返してみたい1冊です。(グッドパッチの土屋さんが新卒社員全員に配るほど大好きな1冊らしく、もうマネージメントに苦労してるよ!という方はぜひ読んでみてください。)

【8冊目】ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史(上) 

💬 NewsPicksの最新刊?ということで広告がチラついたので試しに上巻だけ買ってみたところ、物理とか生物とか理系な記述も多く、そんな部分は黙って理解したつもりになってドヤ顔でページをめくり。内容を一言で言えば、サピエンス全史を理科の先生がまとめたような。ただそれくらい終始スケールの大きな話が続き、まさに本で旅をしているような感覚になれます。(下巻につづく)

【9冊目】マインドフルネス 

💬 3月くらいに買って読んでいなかった本。瞑想はいいらしいよーと色んな学者が言ってました。以上。

【10冊目】ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史(下) 

💬 上巻に引き続き、理系的な記述には目をつむり下巻も読了。結論、最近は人種差別など世界で分断が叫ばれ「ちがい」に目が向けられがちてだけど、人間は元来社会的な生きもので遺伝的にシステムに取り込まれた社会的スキルはみんな揃って持っているしみんな「おなじ」なんだよ、と。著者が、社会的一式(ソーシャルスイート)と呼ぶ、個人としてのアイデンティティを持つうえで他者との協調ができるというスキルを世界各地の原住民や他の動物たちの例を取り上げて分析していく過程はスケールの大きな話が続き、まさに本で旅をしているような…

【今月の気づき】


6月からはじめて4ヶ月目にして、これまでで1番しっかり感想を書いた気がします。買うつもりはなかったのについ手に取ってしまったり、広告に誘われて読んでしまったものであっても、直感的に面白そうかも?と自分が思った本は結局面白いことが多いということです。ファスト&スローの段でも書きましたが、人生はこんな風に主観というか自己満足の部分が結構多いなと感じます。6月からはじめて4ヶ月目にして、これまでで1番しっかり感想を書いた気がします。買うつもりはなかったのについ手に取ってしまったり、広告に誘われて読んでしまったものであっても、直感的に面白そうかも?と自分が思った本は結局面白いことが多いということです。ファスト&スローの段でも書きましたが、人生はこんな風に主観というか自己満足の部分が結構多いなと感じます。

【年間100冊への道】

2020年の100冊目標に対しての進捗。9月終了時点で、84/100冊。あと3ヶ月で残り16冊。読書だけがすべてではないけど、今年は100冊という大台を掲げてとりあえずそこに向かって突っ走ろうと始めたことがいよいよ手の届きそうなところまできました。10月からは冊数はそこそこに、内容もこれまで読んでこなかったジャンルにも手を伸ばしつつ、引き続き、読書を楽しんでみようと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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