アイロン、コテを毎日使っている方へ【正しい使い方で熱ダメージを予防しましょう】
こんにちはオオクボショウヘイです。
ダメージが気になっているとおっしゃっているお客様に
カウンセリングをしてみると
アイロンやコテによるダメージを、知らずに受けてしまっている方が多いです。
熱によるダメージはツヤがなくなり、パサつき、引っ掛かりの原因になってしまいます。
また、カラーがキレイに発色しづらくなったり、パーマがうまく掛からなくなる原因にもなります。
一度こうなってしまうと元には戻りません。
アイロンやコテは適切に使えば大きなダメージは避けられます。
今回はダメージが大きくなってしまうやり方の事例をあげていきます。
もし当てはまる場合は改善して、余計なダメージを避けましょう。
美容室でのカラーやパーマによるダメージも大きいですが、
普段の生活の中で、大きなダメージが起こることがあります。
この記事ではすぐに改善できる熱によるダメージ予防の方法をお話しさせていただきます。
今回のの流れはこちらです。
☑️熱によるダメージについて
☑️温度設定について
☑️ダメージが大きくなる巻き方と、解決方法
☑️まとめ
熱によるダメージ
まずは熱によるダメージについて簡単に説明させていただきます。
熱が当たりすぎると髪の毛のタンパク質が変化してしまいます。
良く例えられるのが、生卵に熱を当てると固まりますよね。
これと似たようなことが髪で起きてしまいます。
そうなると、
ツヤがなくなり、パサつき、引っ掛かりの原因になってしまいます。
また、カラーがキレイに発色しずらくなったり、パーマがうまく掛からなくなる原因にもなります。
一度こうなってしまうと元には戻りません。
本当に気をつけていただきたいです。
アイロンの温度設定が大事ですので、そこからお話しさせていただきます。
温度設定
アイロンの温度設定と髪に当てている時間がダメージの大きさに関係しています
温度×時間=髪の温度
髪の温度が上がりすぎると大きくダメージしてしまいます。
いくら低く設定していても長い時間当ててしまうと、髪の温度は上がってしまい、ダメージを受けます。
アイロンによるダメージはカラーやパーマ以外普段の生活の中で一番傷んでしまう可能性があります。
基本となる温度設定を覚えておきましょう。
「180℃」これ以上に設定温度を上げないほうが良いです。
高い設定温度だと、髪に当てている時間が短くてもすぐに髪の温度が上がってしまいます。
巻くのに慣れていて、パパッと巻ける方以外は160℃以下に設定しましょう。
「高い温度じゃないと巻けない」
という方もいらっしゃると思います。
そのような方への解決方法も、次のテーマでお話しさせていただきます。
見るだけでわかるほど熱ダメージを受けている方は200℃以上でアイロンを使っていたりします。
すぐに止めるようにしてもらいますが、すでにダメージを受けている状態になっています。
もし高温で当てている方はすぐに設定温度を見直しましょう。
ブリーチをしていたり、髪が明るい方はさらに注意が必要です。
高い温度を髪に当ててしまうと色が抜けてしまうので、
140℃程度で巻けると良いです。
最高でも180℃
慣れていない方は140〜160℃
ブリーチをしていたり、ハイトーンの方は140℃
と覚えておきましょう。
ダメージが大きくなる巻き方と解決方法
・高温でまとめて巻く
・ハネているところが直らなくて、何度もあてる
・温度設定がないアイロンを使っている
・半乾きの状態でアイロンを当てる
このような場合はダメージが大きくなってしまいます。
【高温でまとめて巻く】
高温でまとめて巻くと、確かに早く巻けます。
ただ、そうすると必要以上に熱を当ててしまうことになります。
朝は時間が取れなかったり大変だと思いますが、高温でまとめて巻くのは避けましょう。
解決方法として、毛束を少なめに分けとって巻きましょう。
まとめてコテを当てると、高温でなければ形がつきづらくなるのと、毛束の内側に熱が伝わりにくくて、表面の髪が熱をたくさん受けてしまいます。
少なめに巻くことによって、均一に熱が伝わり、無駄な熱ダメージを防げます。
この巻き方は、最初は時間がかかってしまうのですが、慣れるとこちらの方が早かったりします。
コテを巻くのは難しいですが、頑張ってみてください。
【ハネているところが直らなくて、何度も当てる】
朝セットをするときに、何度やってもハネてしまって、何度もアイロンを当てている方、いらっしゃるのでは無いでしょうか?
これはどんどん髪を傷ませてしまっています。
なぜ直らないのでしょうか?
理由は3つ考えられます。
・巻き方が間違っている
・根元が変な方向を向いている
・ハネる長さ、ハネやすいカットになっている
・巻き方が間違っている
1度熱をあてて形づいた髪を直すことは難しいです。
何度当てても直らないと思います。
巻き方を間違えてしまった場合は、
面倒ですが、1度水で濡らさないと直りません。
ハネる時のアイロンの入れ方は、毛束を少し前に持ってきて、そのまま内に入れるように巻くと直るはずです。
このやり方をしていても直らない場合は、根元の向きが悪いか、長さがハネる長さになっていることが考えられます。
・根元が変な方向を向いている
例えば、顔周りのハネている毛の根元が後ろを向いている場合、ハネやすいです。髪の毛は基本的に【C】の状態で収まります。
これを頭に入れておくとセットが理解できるようになります。
根元が後ろに向いている場合は、このようになりやすくなっています。
※図
いくら毛先を直そうと思って、アイロンを当てても直りにくいです。
面倒ですが、一度根元を濡らして、向きを直さないと毛先のハネが直りません。
ブローで根元の向きを整えておく必要があります。
根元が少し前に向いている状態で、先ほどの巻き方をしていただければ直るはずです。
・ハネる長さ、ハネやすいカットになっている
どうやっても直らない場合は、そもそもハネやすい長さになっている場合が考えられます。
ボブから伸ばしていて、再度の毛がそのまま伸びるとハネやすいです。
伸ばしている場合でも、セットがやりづらい場合はカットして整えましょう。
毛先を数ミリ切るだけでも収まりは変わります。
無駄なダメージを防げるので、結果的に早く伸びます。
肩にあたる長さから、鎖骨付近の長さまでがハネやすいです。
伸ばしている場合は辛抱の長さです。
外ハネのスタイルに挑戦したり、細かめに巻くことでハネを解決できます。
【温度設定がないアイロンを使っている】
これは非常に危険です。
安くても良いので今すぐに温度設定があるアイロンを購入しましょう。
ダメージが進行している方は、温度設定のないアイロンを使っている方が多いです。
温度設定のないアイロンは基本的には高温になるような作りになっています。
温度設定が無いアイロンをお使いの方は、安くても良いので、今すぐ温度設定のあるアイロンを購入しましょう。
【半乾きの状態でアイロンを当てる】
濡れた状態でアイロンを当てると髪の内部に熱が伝わりやすくなり、ダメージを受けやすいです。
そもそも髪は濡れた状態はデリケートなので、注意して扱いましょう。
トリートメントがベッタリついているのも同じことです。
トリートメントをつけてから巻くと形がつきやすいのも、熱が伝わりやすくなるからです。
これは髪を傷めることになります。
洗い流さないトリートメントは、コテを巻く場合、巻いた後にしっかりつけるようにしましょう。
(乾かす前は少なめ)
今回お話しした事を気をつけていただければ大きなダメージは防げます。
気をつけることをまとめていきます。
しっかり覚えておきましょう。
まとめ
・設定温度
最高でも180℃
慣れていない方は140〜160℃
ダメージがすでに大きい方(ブリーチをしていたりハイトーン)は140℃
・毛束は少なめにとって巻く
・何度も同じところに当てない
・温度設定が無いアイロンは使わない
・乾いた状態でアイロンを当てない
そもそも熱をあてる事自体、髪に負担がかかってしまいます。
今回の内容を気をつけていただいて、ダメージをできるだけ無くしましょう。
このnoteでは髪に関する「気になる」を解決できるような記事作りを心がけています。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。
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