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実行量と実行力の圧倒的価値の高さ

Photo by dylan nolte on Unsplash

本を読んだりインプットをするマーケティング担当者はとても多い。

セミナーマニアと言えるくらい、セミナーやイベントごとに同じ人に出会うことがある

マーケティング業界は毎年のように流行り言葉が生まれてしまうのだが、、それら全て勉強しており、かつ、いろいろな人が集まる会合への出席を欠かさない。

辞書的な役割になっているのではというくらい、いろいろな質問に回答したり...、と特徴をあげるとキリがないくらい。

でも、ふと思うのが、そのようなマーケティング担当者は、本来の仕事をしているのだろうか、という点。

マーケティング担当者であれば、セミナーに出席することは副次的な行動目標でしかないはずである。本来であれば職責は、

- デマンドジェンをする
- イベントセミナー開催をしてリード獲得
- 認知を広げる
- 広告を運用する
- etc

が、定量的に記されているべきところ。

実際、そういった方担当者の方の所属する企業のマーケティング活動の評判を聞くことは少なかったりする。どうしてだろうかと考えるとやはり、勉強していても実行量を確保する時間が足りていないのでは、と感じる。

前職で恐ろしい若さとスピードで結果を出して出世していくマーケティング担当者がいた。

カンタス航空(フライトアテンダント)→マイクロソフト(担当者)→エグザクトターゲット(マネージャー)→セールスフォース(マネージャー)→HubSpot(部長)→G2 Crowd(CMO)→ whereby(CMO)

実は彼は、前職で最初の上司なのだが、彼のずば抜けた能力を一つあげるとすると、

- ずば抜けた実行量と実行力とスピード感

いいアイデアが思いつくと(周りの了承がなくても)とにかく行動に出てしまう。行動を起こし、数字をあげると、さらに多くの人を巻き込んで影響の範囲を広げていく。

朝の7時にオフィスに到着して、夜10時まで仕事をしているのみよく見かけた。疲れたらマッサージに行き、オフィスに戻ってきたらまた猛烈に仕事を進める。

昼過ぎに思いついたよいアイデアがあったら、ブログ記事だろうと、提案だろうと、外部メディアに寄稿する記事だろうと、その日の17時前には完成させてしまう、そのようなスピード感。

東京から大阪に向かう新幹線で、私と話しながら外部寄稿の記事をスマホで書き始めて仕上げていた、なんてこともあった。

当然ながら、事故を起こすこともあるのだが、事故を起こしても次のアイデアを実行し、挽回してしまう。

他にも彼にはずば抜けたスキルがあり、

- 誰に何を聞けば最短で最高の回答を得られるかを熟知
- 最も効果の出ることに注力し、それ以外は一切行わない
- 分析もするのであるが(PDCAのCA)PDの力が半端でない

この力が、他のマーケティング担当者とは異なる次元にいた記憶がある。

結果を出しまくる一方で、戦略的視点が高い、と思ったことはあまりなかった。だが、彼は30歳ほどなのだがG2 CrowdでCMOをしているのだ。

彼のような例はかなり稀なのだが、彼を見ていれば、圧倒的な実行量と実行力n先行で、役職も上がり、時間と共に戦略的思考がつくおのではないか、という仮説。

戦略的思考ばかり練っていて、結果が上がらないマーケティング責任者も多い。理由を観察し、原因と思われるものをブレイクダウンすると、

- 誰が何をできるのかがわからない
- 実行手法がわからない
- 何が最も効果的なのかがわからない

という感じの要素がぼんやりと見えてくる、かなと。

これらの要素は、実行量が足りないから欠如しているスキルや経験なのではないのかな、と思う。

なので、マーケティングで結果を出す戦略的視点を持った人間になるには、まずは圧倒的な実行量を試し、実行力をつける方が早いのではないか、と思う。

私自身、人並みの頭だとは思うが、キレキレでもない。気合いと根性の実行力が濃いタイプ。

マーケティング担当者は、勉強好きで頭がキレているスマートなタイプの方が、実行力の高い人より多い気がしており、実行力方の人の方が相対的に価値が高い気がしている。

加えて、元上司の様子や、様々なマーケティング担当者を見てきた結果、やはり実行することの圧倒的価値は今後も高いままなのだろうな、と思いまましたとさ。

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