アカデミアのイケてない部分①

はじめまして。Shoheiです。私は東京のシステム開発会社でシステムエンジニアとして働いている傍ら、研究者向けのツールを開発中です。

背景

昨年、ポスドクになった友人と久しぶりに話す機会に恵まれました。私は学生時代の彼らの優秀さを知っているため自分よりも良い暮らしをしているのだと思っていました。しかし数年ぶりに会った彼らから聞く話は、驚くほど過酷な労働環境と低い待遇でした。

「自分の研究のため」といって身を削って頑張っている友人のため、私は研究業界の調査を行いました。

このnoteでは、私が調査したアカデミアのイケてない部分をまとめています。

研究業界の抱えている課題

ネットで検索すると「ブラック研究室」だったり「就職先が無い博士」だったりと闇が深そうな用語がどんどん出てきてビビりました。そもそも大量の課題がある状態で、さらに行政も歴史も複雑に絡み合ってて、どこから何を手をつけていいのかさっぱりです。なので訳わからなくなる前に、現在の理解で課題同士の関連を図解してみました。

研究業界の課題_20200723

要素数が多すぎて見ずらいですが(これでも減らしました...)、全体的にお金が無いなかで成果を出さなきゃいけない状況に追い込まれてるのに、研究以外の事柄に時間を奪われてるせいで、余裕がなくなっているようです。

原因

原因と結果が絡み合っているものの、取り掛かれそうな課題は今のところ、研究費をより広く配布する、大学教員の定数制約を外す、労働基準法を改正する、研究の評価方法を変える、教育プロセスを変える、くらいかなと思います。(※私はただのエンジニアですので、行政や法律、大学内の人事をどうすることもできません。)

次のアクション

図解した課題は、現状私が把握しているものだけです。まだ知らないことや現場でしかわからない課題もたくさんあると思っています。なので、現役の研究者として働いている人へ、このnoteを見せつつ今抱えている具体的な課題をインタビューします。

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