大学生・院生の研究活動における悩み考察

こんにちは。Shoheiです。今回は大学生・大学院生の研究活動における課題や悩みについて、考察します。ただし、今回は「お金」「人間関係」には触れず、研究自体にスコープを絞ります。

以下、博士、学士、修士の3通りに分けて想像していきます。

博士の場合

研究の悩み 博士

研究の悩みは、ほとんどが研究が想定どおりに進まないこと(想定した実験結果が出ないこと)に起因するのではないかと思います。
これを解決する方法は、以下4通りです。
①天才的な発想により、新たな仮説を思いついて、次の実験を行う
②教授等に相談し、一緒に新しい仮説を考える
③良い仮説が思いつくまで待つ
④実はこっそりと用意していた仮説を元に新たに実験を始める

理想的としては、①を期待したいですが現実は②がベスト、④が次点で、③がアンチパターンですね。③が少しでも発生すると、それだけ計画が遅れていきます。

B4 の場合

研究の悩み


B4の場合、研究テーマは既に指導教員によって決められている場合が多いです。
研究内容についても、何かしら結果が出る研究テーマが割り当てられる場合が多く、仮説が立証されずにどうしようもなくなるということも起こりにくくいです。そのため、一般的に研究内容自体で悩むことはあまりないと思われます。
その代わり研究活動自体の経験が無いため、どのように研究をすすめるべきか体感としてわからず、卒業論文を書くための研究を十分に行えないことが多いと想像します。
ただし、学生が卒業しないのは研究室(教授)にとって望ましくないため、指導教員は、学生が卒業論文を提出して卒業できるように必死に手伝うことになります。
学生が研究の全体像を理解できるようにすること。指導教員と学生がコミュニケーションを密に取れることが大事なことのようです。

修士の場合

研究の悩み

B4と比較して修士の場合は院生が決める裁量が大きくなります。
多くの大学院では、入学時に研究テーマと研究計画を求められるため、それらを持って研究活動を開始します。
しかし、研究計画は完全に練られたものであることは少なく、研究テーマへの理解も甘いため、入学時点で想定していた計画通りに研究が進むことは稀です。
特に当初の仮説が立証されなかった場合に、計画の軌道修正が上手くいかずに研究計画がずれ込むパターンが多いと想像します。
これらを防ぐには、研究計画の全体像や、仮説が立証できなかった場合のパターンを考慮しておくことが大事になります。

まとめ

総括して、研究できる期間が決まっているにも関わらず、「研究が想定どおり進まないこと」と「その対応が遅れること」が積もり積もって、大きな悩みの原因となるようです。

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