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なんで、私が水産に!?

このnoteでは、55段階で書くようなことはしません(できません)


つい、一昨日のこと。

提出期限が1月29日の正午だった修士論文を、事務へ提出してきました。提出が完了した時は、執筆が終わったことへの達成感はもちろんですが、長かった学生生活を思い出して感慨深いものを感じていました。そんなこともあり、今回のnoteでは、大学で水産を学ぶことになった背景の話でもしていこうかと思います。

修論



8年程前、私が高校2年生頃…

もう昔のことなので、記憶も定かではないですが、北大の水産学部に行きたいって思ったのは、確か高2の夏頃だったように記憶しています。今でもそうだと思うのですが、高校に入って模試を受けるってなると、志望している大学を書く欄がありますよね。高校に入学したての頃は、周りの人間も含めて、「大学のことはよく分からないけど、とりあえず東大とか京大とか書いておくか」的なノリだったように思います。ただ、高校での生活も2年目を迎えたころには、少し真剣にどの学部に進みたいかを考え決め始める人が多くなってきます。今日は、そのころの話です。


理系の学部はなんか好きじゃない!

(理系のみなさんごめんなさい)
私が通っていた高校は、2年生に上がるタイミングで文系か理系のどちらに進むか決める必要があったのですが、英語も国語も苦手だった私は、それだけの理由で理系に進むことに決めました。周りを見ても、特段文系科目が好きな人or数字アレルギーがある人以外は理系クラスに進んでいたので、私が理系の道に進むのも当然の流れだったでしょう。

ただ、そのような適当な理由で文理選択をしたことで、大きな問題が発生します。行きたい学部もなければ学びたい分野もないんですね(他人事)。当時の私は、理系の大学生は、ずっと実験室にこもって試験管振っている化学・生物系か、パソコンと向き合ってプログラミングしている情報系か、紙とペンと本と自分の頭脳で戦っている数学の理論系か、機械とかエンジンいじっている工学系の人くらいしかいないと思っていました(偏見の塊)。

そして、どれも行きたくないなって笑。だって、ラボにこもってずっと勉強なんて退屈以外の何物でもないでしょと。…本当にすみません。

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水産学部との出会い。

そんな私もちょっと真面目に大学の学部のことを調べると、農学部と水産学部ならフィールド系の分野もあることを知りました。その時は、フィールドに出てグループで研究するのって楽しそうだな、って単純に思いました。そこからは、海が比較的身近な地域で生まれ育ったこともあり、陸域よりも水圏をフィールドに持っている方がいいなと思って水産系に行きたいと漠然と思うようになりました。なんで北大かというと、水産系の学科を農学部の中においている大学は結構あるのですが、学部として置いている大学って多くなかったんですよ。他には、暖かいところで育ったので、寒い土地への憧れもありまして…。北海道の方には分からない感覚かもしれないんですが、少なくとも私の地元(静岡)の一部の人の中には北の大地への憧れみたいなものがあるんです。余談ですが、私の高校から東北や北海道の大学に進む人は多いのですが、九州に進む人はほとんどいません。

さて、そんなこんなで志望先は決まったのですが、あまり勉強を熱心にするタイプではなかったので、現役時には学力が足りずに不合格の結果に終わり、1年の浪人を経て無事に2015年に北大に入学します。

北水キャンパス春

春の水産キャンパス


大学入学後(札幌時代)

大学に入ってからの2年間は札幌で過ごしました。1年生の時は一般教養科目だけで、基本的に水産のことは授業では学んでいません。また、2年生になって水産系の授業が始まっても基本座学しかないですし、このころは高校時代に思い描いていたものとは、少し違う大学生活を送ります。ただ、この頃の出来事といえば、学科の決定がありましたね。北大のシステム上、水産学部に入学した人も、2年生に上がるタイミングまで、どの学科に配属になるか決まっていなく、1年生が終わるタイミングで配属先が決定します。ちなみに、その時私は水産学部にある4つの学科の中で一番フィールドに出られそうという理由で、高校時代一切勉強していなかったにもかかわらず生物系の学科を志望します(ゆとり世代なので、生物基礎すら履修していません)。まあ、この決断で、この後少し困ることになるのですが…。それはまた別のお話ということで。


大学3年次以降

函館に来てからは、実験が始まったり、2週間の洋上実習があったりと座学以外の授業もあって楽しく過ごしていました。3年次の秋からは、今の研究室の先生から指導を受けるようになって、気付いたら修士2年生になっていました。細かいことを振り返れば、本当に様々な経験をさせていただき、充実していたのですが、時間はあっという間に過ぎていって、もう卒業間近になっていたといったところです。ただ、後悔は全くないです。高校時代の少し不純な動機で選んだ学部でしたが、本当に楽しい学生生活を送れてよかったなと思っています。

北水キャンパス冬

冬の水産キャンパス


あとがき

中途半端になってしまった後半、大学編は正直書くか迷いました。現在在学中の身ということもあって書けない(書きにくい)部分も多いですし…

ただ、まあ、こんな形で大学・大学院と6年も過ごしてきたのですが、振り返ると本当にいろいろなことがあったなって思います。この文章を書いていて、気が向いたら、水産系の話ではなくもう少し大学生活全体にフォーカスした振り返りでも書いて残したいなと思いました(公開するか分かりませんが)。


あと、完全に余談なのですが、初めて常体ではなく敬体でnoteを書いてみました。普段書かない文体なので、書きにくいことこの上なかったので、次回以降は、また常体の文に戻ると思います。ここまで、お読みいただいた皆様ありがとうございました。それでは。


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