【三英傑】は言った(言ってない)
日本で最もポピュラーなプロスポーツは2021年現在、未だにプロ野球「NPB」である。その長い歴史において様々なスターが誕生し人々を魅了し続けている。MLBという世界最高の野球リーグがあるにも関わらずだ。
フットボールやバスケットボールであればどうしたって民衆は欧州リーグやNBAに興味を注がれる。NPBは何故、違うのか?それは一重に歴史だろう。往年の名選手の逸話や成績の話とファンは話題に事欠かない。
そんなNPBの歴史でも特異な存在感を放つ伝説の男達。王 貞治,野村克也,金田正一の言葉がある。彼等が現代の野球に対して放った言葉を見てみよう。
王「試合に出してすらもらえないんじゃないかな。全然レベルが違うからね。
でも、もし僕が生まれ変わって、現代の栄養状態、現代のトレーニング方法で勝負するってことなら、今の選手にも負けるつもりはないよ。」
野村克也「よく聞かれるけど、いつもこう答えてるんだよね。“レギュラーにもなれません。今の野球はレベルが高すぎます”って。
「謙遜しないで」って言う人もいるけど、むしろ自慢してるんだよ。新しい技術や戦略を導入して、プロ野球のレベルアップに貢献してきたことが俺の誇りだから。」
金田正一「ワシなら600勝できるよ。今の時代は160キロくらいで騒いでるけど、ワシの現役時代は軽く投げて170キロが当たり前だった。
それに、最近はちょっと肘が痛いくらいで登板回避する投手も多いね。やっぱり、甘やかされて育つから気持ちが貧弱なんだろう。投手も打者も揃って小粒だよ。」
本心なのか、メディア向けのパフォーマンスなのかはわからないが、三者三様のキャラクターや人間性をよく表している。
実はこの発言は野球ファンの創作である。
しかし「彼等なら言いかねない」と思わせ
嫌味すら抱かない素晴らしい創作だ。
彼等が野球ファンにどのようにしてリスペクトを受けているのかが伺える。
「年上を敬え」私の最も嫌悪する類いの人間だ。しかし時代を開拓し、一線を退いた後もその分野の発展に貢献し続けた彼等を、私は尊敬せずにはいられないのだ。
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