【相棒】season2 3作品をご紹介

season2は粒ぞろいの良シーズンである
今回は相棒season2より3作品をご紹介


【殺してくれとアイツは言った】
特命の2人はラジオで人気小説家・菅原(すがわら)のトークに耳を傾けていた。そこで菅原は「ぬるく退屈な時代に嫌気が差した。楽しませてほしい。例えば、一度でいいから命を狙われてみたい。殺してほしいね」等と過激な発言を繰り返した。
翌日、小野田公顕が特命係に姿を表す。菅原に殺害予告と思わしき文書と切断された指が届けられ、特命の2人は捜査と菅原の警護を務めることとなった。夫人によると菅原はこの頃、自殺願望をほのめかしているという。後日、台所での爆発によりその夫人が死亡してしまう。これも真の狙いは菅原なのか?度重なる犯人の言動には整合性が取れず、犯人像は未だ掴めていない。悪人は「悪」と「女」で蹴躓く。シリーズ史上、右京を最も苦しめた男の末路とは?


【殺意あり】
手術中の患者が死亡してしまう。担当医は病院長の青木周作、患者は父の征十郎。2人は以前から遺産相続を含む金銭トラブルを抱えており、この医療ミスは事故ではなく故意だったのではないかと同病院の医師・小林が美和子にたれ込んだことで特命は捜査に取り掛かる。小林によると青木は過去2度の医療ミスを犯しており、現在も平然と医師を続けている不適格者だという。元々征十郎の執刀医であった小林がトラブルで手術を外れ周作が担当することになり悲劇は起こった。全てが患者にとって不運な方向に働いた今回の医療ミス。その真相とは?誰に殺意があったのか、が焦点となる。
復習心は人の途方もないエネルギーによって支えられている。悲しいエピソードであった。


【ピルイーター】
警視庁警務部の男と会社員の女が死体で発見される。男は既婚の身であり、不倫関係にあると思われ、また状況から心中と見られる。警務部と対立関係にある刑事部長の内村は無理心中という名の殺人で処理するよう促す。
警視庁警務部首席監察官の大河内春樹は男とは旧知の仲であり、死因の究明を特命に依頼する。
何故、大河内は男の死に拘るのか?そこには大河内の秘密が隠されていた。
とうとう事件の真相にたどり着く特命。その真相を誰が非難できるだろうか?
シリーズを通して特命係と良好な関係にある重要人物・大河内春樹が特命係と初めて密に関わったエピソードであった。

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