「プラットフォーム革命」の要約と感想
プラットフォーム革命を読みました。
その中で特に印象に残ったことを忘れないようにまとめておきます。
要約
プラットフォームは売り手と買い手を繋ぐ場所である
この本では最初には「プラットフォームが最強!」という話を最初にかかれていて、その後には「プラットフォームの定義」についてかかれている。
本書での定義は「売り手と買い手を繋ぐ場所」のことをプラットフォームと呼んでいる。
なので、プラットフォームサービスを提供している側は物をもたず単なる仕組みの提供にすぎないことがポイントである。
例としてUberがあげられていて、Uberは車を所有しておらず、ドライバーをも所有していない。単に売り手と買い手をマッチングしている。これこそプラットフォームだといっている。
プラットフォームは売り手が良質でなければならない
プラットフォームは売り手(プロデューサー)の質がよくないと成立しないかかれていた。
例えばUberの場合、タクシーを呼びたい人がタクシーを呼んでも近くに車がいなかったり、なかなかこなかったりすると意味がない。潤沢にドライバー(売り手)が存在することが必須というようなことだ。
なので、プラットフォームの戦略として最初にやることは良質な売り手や、コンテンツが最初にある必要がある。
Mediumというブログサービスでは最初にプロのライターを雇い、その人だけしかブログを投稿できないようにし、良質もしくは有益な記事だけがある状態にしてから投稿機能を一般開放したそうです。
他にもFacebookがなぜたくさんあるSNSサービスの中で大成功したかというと、サインアップできるユーザーをハーバード大学のメールアドレスを持ってる人だけにしたそう。そうすれば、中のコンテンツはリアルの知り合いだけになりネット上のコミュニケーションが活発になるようにしたからだそう。
プラットフォーム上での治安はとても重要
プラットフォーム上での治安もとても重要であるともかかれていた。
例えば、誰でも簡単に、すぐにビデオチャットができるサービスは爆発的にユーザー数が増えたが卑猥な女性だけが使い、かつ男性ばかりが使うようになった結果緩やかに衰退していったそう。一度そういう印象がついてしまうとなかなか抜け出せないようです。
感想
「プラットフォーム」という曖昧だった定義を明確にできたし、プラットフォームが発展していく条件のようなものも書いてあって非常に勉強になった。
自分はいつまでも「プラットフォームを作る側」でありたいと考えているので、この本は何回も読み返すことになりそう。
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