見出し画像

ノルウェー留学日記 Weekly Diary 〜week 5〜

総括

今週は留学開始後初の旅行へ行きました。オーロラも見れたし、夜景も見れたし、思わぬ副産物としてオリンピックも少し見れたし大満足でした。また、初めてベルゲンから離れたことで、比較的暖かいし日照時間も長いというベルゲンの良い所に気がつくことができました。それに、トロムソでは雨が降らなかったためベルゲンに帰ってきて雨が降っていると「あぁ、家に帰ってきたなぁ」という安心感さえ覚えるくらい街に慣れてきています。
留学が始まって今日まで、トロムソを初め、近くのスーパーやショッピングモールなど今まで日本にいた時には経験できなかったことの連続で、生活の色々なベクトルでグングン自分の視野が広がっていっている気がしています。これからも少しずつ新たな世界に触れて行けたらいいと思います。

天気()内は通算
晴: 2(6)
曇: 1(6)
雨: 2(18)
雪: 2(9)

今週の失敗

9日

・最初のノルウェー語の授業でペアワークをしてフットサルの存在を教えてくれた大恩人とジムでばったり会うも、名前を聞いてしまった。(フットサルの話題から会話が始まったため先週の参加者を思い出すも彼は濃厚接触者になり隔離をしていたため参加していなかった。ノルウェー語の授業の人達のことは完全に頭から抜けていたため、思い出せなかったという言い訳)(名前を聞いてすぐにめちゃくちゃ申し訳なくなり、自分をタコ殴りしたくなりました。)

10日

・飛行機の規定を何も考えずに化粧水を乳液を入れた結果セキュリティーで捕まり8割近く残っているのに捨てられる(飛行機に液体を基本的に持ち込めないことは覚えていて水筒の中の水は抜いていたし、歯磨き粉はビニール袋に入れる徹底ぶりを見せていたにもかかわらず、何故か化粧水と乳液だけは500mlと250mlのものをそのまま入れていた)

今週は失敗が2つしかありませんでしたが、ひとつひとつがドデカすぎました。9日は人との繋がりという本当に本当に大切なものに対する失敗。週末の今でもずっっっと反省している。
10日は自分でもなぜ起きたのかわからない。()で注釈をつけたように、他の液体に関しては万全の対策をしていたのになぜ化粧水類だけあんなことを起こしてしまったのか。タイムマシンがあれば戻りたいです…
今週の2つのような失敗を今後2度としないように肝に銘じておきます。

2月7日

天気:曇り
今日はノルウェー語の授業があった。まだ3回目なので「I come from〜」とか「I study〜」というレベルのことしかやっていないが話す聞く読む書く全てにおいて、少しずつできることが増えていくのは楽しい。楽しいから家での予習復習もまだ全然苦ではない。今後も楽しみつつ、コツコツやっていきたい。
また、今日は授業の終わりに刀と侍について話した(詳しくは先週のnoteをご覧ください)クロアチアから来た男性に「一緒にコーヒー飲みに行かない?」と誘ってもらった。しかし、15分後にすぐ心理学の授業があったため行けなかった。心理の授業が変則的に組まれているため少しだけそのことを恨んだ。
今週の木曜、来週の月曜も後に用事が詰まっているから行けないから来週の木曜日の授業後に行かないか誘ってみようと思う。

授業間の休憩時間に廊下にある世界地図の写真を撮った。

日本の中心に来ていない地図はなかなか見ることがないので新鮮だった。個人的にはアメリカ大陸が日本よりも左側に描かれていることもかなり新鮮。

2月8日

天気: 晴れ
今日は昨日の授業の復習をしていたらほとんど1日が終わっていた。晴れていたのでせっかくだし外に出たいと思い、夕方に買い物に出かけた。晴れているとやっぱり気持ちがいい。
ノルウェー語の授業では昨日からいよいよ教科書の本文に入っていて、復習で音読をしている。ここで音声CDがBergen Dialectと Eastern Dialectの2種類あることに少し驚いた。授業内でノルウェー語はそれぞれの方言を大事にするため英語の「I」にあたる「Jeg」という単語の発音の仕方も10通り近くあるということを聞いていたが、お手本になるCDも1つに統一されていないことに驚いた。
どちらも聞き取れるようになりたい。

2月9日

天気:強いて言うなら晴れ
今日も天気が目まぐるしく変わる1日だった。それでも太陽が顔を覗かせる時間が長く、雨が降ることは少しずつだが少なくなっている気がする。一歩一歩、着実に春に近づいている予感。
今日の失敗で書いた通り、大恩人にこの上なく失礼なことをしてしまった。人の顔と名前を覚えることが得意なだけに本当に申し訳なかった。それでも彼が初回の授業後すぐに濃厚接触者として自宅隔離になり、今日まで1週間と少し会うことができていなかったので会えて話すことができて嬉しかった。
明日はノルウェー語の授業を受けた後、オーロラを見るためにすぐにトロムソへ出発する。かなり時間が詰まっているので飛行機に乗り遅れないように気をつける。

2月10日

天気:雪
今日は午前中に授業を受けてすぐに飛行機に乗りトロムソへ。オーロラツアーに参加した。18時から開始して26時まで、ガイドさんがあらゆる天気予報を駆使して見えるポイントをバスで移動し続けるというものだった。
スタート時点では前を向いていると雪が痛いほどの吹雪で先行きは不安ばかりだった。
それでも20時頃に雪が止んでいるポイントに到着し、オーロラも微かに見ることができた。

iPhone11が優秀なだけで肉眼では雲と判別がつかないレベルです

天気も徐々に回復に期待感が高まっていく中、24時頃に到着したポイントでとうとう星空が確認でき、肉眼でもはっきり確認できるくらいのオーロラが。

これは素人がiPhone11で撮ったもの
これは同じオーロラをガイドさんがガチカメラで撮ったもの

ガイドさんがカメラで撮るのとど素人がiPhone11で撮るのではここまで違うのか、と衝撃を受けた。
実際に綺麗なオーロラがはっきり見えたのは3分にも満たないくらいだった上に、授業から息つく間もない移動+長時間のバス移動で肉体的にも精神的にも疲労はあったがそれも全て吹き飛ぶくらいの綺麗さだった。
ノルウェーに来たからには絶対にしたいことであり一生に一度の経験をできて本当によかった。

2月11日

天気:雪
今日は昼からトロムソを観光した。

15時頃から薄暗くなり初め、17時にはもう真っ暗。雪もかなり降り積もっていてベルゲンとは同じ国のはずなのに違う風景が広がっていた。
夜はケーブルカーで山に登り夜景を見た。

ヨーロッパっぽい夜景を撮ることができた。しかしこれもものの2分くらいで曇り空に変わってしまったので、本当にラッキーだった。

ケーブルカーの券売機には日本語のオプションがついていて驚いた。
明日にはベルゲンに帰るが、ベルゲンの暖かさ、明るい時間の長さのありがたみを知ることができた2泊3日だった。

2月12日

天気: 雨
今日はトロムソからベルゲンに帰ってきた。天気はやはり雨。もはや降っている方が安心感すらあるくらい雨に慣れた。晩御飯はベルゲンで初めてレストランで外食。egonという店で、ベルゲンで有名らしいフィッシュスープ(鱈とサーモンと海老が入ってた)と、個人的に食べたかったオニオンリングを食べた。

これで日本円で約3500円

オニオンリングは安定の美味しさ、フィッシュスープも後味に独特な酸味がありすごく美味しかった。
また、今日でトロムソの旅行を終えたので感想を軽く書いておく。
まず寒さでいうとベルゲンよりもかなり寒い。正直同じノルウェーだとは思えないくらいだった。ただ、晴れ間はベルゲンよりも見えた。

これは飛行機の中から撮った写真

ただ、太陽が完全に登っている時間は12時過ぎから16時頃までと非常に短く、薄暗いor真っ暗な状態が非常に長かった。精神的な話をする時に「明けない夜はない」とか「夜明け前が1番暗い」などとよく言われるが、トロムソでは「そもそも物理的にこのまま夜が明けることはないんじゃないか」と思ってしまうくらい暗い時間が多い。その分精神的にも疲労が重なり、より一層孤独感は募る。太陽の明るさと寒さや暗さによる厳しさの両極端の面を持つ街だと感じた。

2月13日

天気: 雨
今日は小雨だったため3時間フィヨルドツアーに参加した。
スタートは小雨、途中で大雨になったが、1番の目玉のフィヨルドの前では晴れ間が見えた。オーロラの時からここ1番で晴れるのばかり。運がいい。

この後船がわざと滝に突っ込みびしょ濡れになりました。

ポケモンの映画で見たことある景色だな、と思い調べてみると、実際にフィヨルドがモチーフにされている映画があった。(ギラティナと氷空の花束 シェイミ)その映画ではベルゲンもモチーフにされているみたいなので、また見てみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?