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“行列”とは,“アドレス付きデータセット”
専門的な数学の話というほどでもないけど,理系一般に共通する話,という程度のマニアックレベル.
理系の知識が無いと,チョイチョイ何言ってるか分からないと思うが(そもそもタイトルの“行列”というのが数学用語),分からない部分は一旦流し読みという感じで読んで頂ければなんとなく雰囲気は読み取れるんじゃないかと思う.無理して完璧に理解しようとしないことが大事.
最近改めて「行列式とはなんだ?」と考えていて,そしたら「そもそも行列ってなんだ?」というところに行き着いたので,行列について考察してみた.
“行列”とは“行と列”
まずそもそも,数学における“行列”とは,「行列のできるホニャララ」的な“行列”のことでは無いし,それとは全くの無関係だ.
数学における行列というのは,$${\begin{pmatrix} 1&2&3 \\ 4&5&6 \end{pmatrix}}$$のように数字を長方形に並べてカッコで括ったものである.
「え,それだけ?」と思うかもしれないが,まぁそれだけである.
ただ,これに演算を定義して研究していくと色々と面白いことが発見されていく.
ほんとに,ただ数字を並べただけなのに,なんでこんなことになるの?と不思議になるのだが,この不思議を解くためのヒントは“行列”という名称にあるのではないかというのが現時点の僕の考察.
基本的に数学用語は英語で扱うのが好きなのだが,こと“行列”に関しては日本語の“行列”という言葉が秀逸すぎる.(ちなみに英語では matrixという
というのも,「行列とは何か?」と考えたときに,“行”と“列”というのがかなり重要なファクターなのだ.
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