バカロレアとは

みんな大好き(?)のwikipediaによると、バカロレアは正式名称をInternational Baccalaureate(国際バカロレア)とよび、より良い平和な世界を築くために貢献する人材育成を目的とした教育プログラムであるという。

バカロレア教育について探求する上でいまの自分がまず探求すべきことは優先度順にあげれば以下の三つであろう。

1. バカロレア教育が育てる力とその育て方
2. バカロレア教育の体系的な成り立ち
3. 日本でのバカロレア教育の取り組みとその方法

であるからに、まずバカロレア教育が育てるskillについて理解を深めてゆきたい。具体的に理想とする学習者像には以下の10個のことが挙げられる。

1.探求する人 2.知識のある人 3.考える人 4.コミュニケーションが出来る人 5.信念を持つ人 6.心を開く人 7.思いやりのある人 8.挑戦する人 9.バランスの取れた人 10.振り返りができる人

特に5~12歳を対象(PYP:Primary Years Programme)とする神石インターナショナルスクール(以下JINIS)はこれらのスキルを統合し抽象度を持った形で5つのCore Skillを掲げている。

1. 五感で感じる力
2. 知りたいことを学び、探求する力
3. 考えを表現し、伝える力
4. 違いを受け入れ、認める力
5. 周囲の人たちを信じ、尊敬する力

これらのバカロレア教育の目指す方向性をより深く理解するため、10のスキルとJINISが掲げる5つのスキルの共通したものから順に、そのスキルの定義・内容とその伸ばした方について研究してゆく。

まずは、明日、次世代教育(もはや現世代)に必要とされる能力である探求する力について見て行こう。

ちなみに、自分の所属する大学で得られる学位、Bachelor's degreeという言葉もバカロレアからきているようだ。インター設立にも関わる身でもあるし、なお一層しっかりバカロレアについて理解し自分自身実践できておかなければならないものである。