きのうの結果&あすの対局予定 2022.1.24

前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します(テレビ対局はのちほど)。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。

王将戦 七番勝負 第2局

渡辺明王将●-藤井聡太竜王○

対局の地は大阪府高槻市。渡辺王将の先手で角換わり早繰り銀の先後同型となりました。ハイペースで進みますが、小競り合いが止んだ中盤からは一手一手に時間を使う展開になりました。ただし渡辺王将が動いたところからはすでに藤井竜王良しだったのでしょうか。話題にもなった大長考のあたりからは先手が苦しそうでした。渡辺王将もさすがの粘りを見せましたが、勝負形に持ち込むには至りませんでした。
挑戦者の藤井竜王が後手番をブレークし、2連勝となりました。第3局は1/29〜30、栃木県大田原市で行われます。

女流名人戦 五番勝負 第2局

里見香奈女流名人○-伊藤沙恵女流三段●

島根県出雲市での対局。幾度目かの凱旋となった里見女流名人が先手で、中飛車と向かい飛車で対抗形らしき形になりました。序盤で強く出た里見女流名人でしたが、少し無理気味だったようで、中盤からは伊藤女流三段が攻勢をかけ、里見女流名人が粘るという、持ち味が入れ替わったような展開になりました。劣勢の里見女流名人でしたが、中段玉でのしのぎと切り返しで体を入れ替えます。しかし最終盤の競り合いも難しく、最後に抜け出したのは伊藤女流三段でした。
敗れはしたものの、里見強しを感じさせた一局ではありました。ただしスコアはカド番。一方2連勝とした伊藤女流三段は、悲願の初タイトルがすぐそこまで近づいています。
第3局は2/6、千葉県野田市で行われます。

1/25の対局

竜王戦
4組

野月浩貴八段-北島忠雄七段
5組
南芳一九段-星野良生五段
6組
勝又清和七段-狩山幹生四段
上野裕和六段-門倉啓太五段
中田功八段-島本亮五段

王座戦 二次予選
広瀬章人八段-千田翔太七段

棋王戦 予選
窪田義行七段-谷合廣紀四段
森下卓九段-山本博志四段
西尾明七段-瀬川晶司六段
牧野光則六段-宮本広志五段

叡王戦 段位別予選
小林裕士七段-横山泰明七段
八代弥七段-(小林-横山戦の勝者)

王将戦 一次予選
神谷広志八段-佐藤秀司八段
石川優太四段-古賀悠聖四段
伊奈祐介七段-村田智弘七段

棋聖戦 二次予選
佐藤康光九段-松尾歩八段

朝日杯 本戦トーナメント
佐藤天彦九段-青嶋未来六段
三浦弘行九段-糸谷哲郎八段
(佐藤-青嶋戦の勝者)-(三浦-糸谷戦の勝者)

女流王将戦 予選
安食総子女流初段-礒谷真帆女流初段
野原未蘭女流初段-(安食-礒谷戦の勝者)
上田初美女流四段-和田あき女流初段
(野原-安食or礒谷戦の勝者)-(上田-和田戦の勝者)
斎田晴子女流五段-田中沙紀女流2級
脇田菜々子女流初段-(斎田-田中戦の勝者)
矢内理絵子女流五段-室谷由紀女流三段
(脇田-斎田or田中戦の勝者)-(矢内-室谷戦の勝者)

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