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オンラインで将棋の指導対局

対面で将棋を指すこともままならない今、オンライン指導対局やオンライン将棋教室の取り組みも徐々に増えてきました。

オンライン指導対局を受けた個人的な感想とこれから受ける方や検討されている方への参考になればと思い書いてみます。


申し込み

今回はTwitterで開催を知りオンラインで申し込みました。
支払いはクレジットカード決済でした。
銀行振り込みの物もあるようです。

事前準備

事前に将棋倶楽部24とZoomをダウンロードし設定を完了する必要があります。
私は対局・感想戦の両方ともパソコンを使用しました。

対局はタブレットやスマホでもよいかもしれませんが、画面の大きさやクリックミス・タップミスなども勘案してご自分の慣れている機器を使用するのが一番かと思います。

通話アプリを起動するデバイスは当然ですがマイクやカメラが備わっているものか、外付けで繋ぐ場合も事前に準備が必要です。
Zoomなどオンライン通話のアプリを使用する場合、「顔を見られたくない」などの事情も事前に相談すれば音声のみでも可能なのではと思います。

手合ですが、事前に主催側(先生)に自分のIDと希望手合をお知らせします。通常の指導対局ですと先生や運営の方にご相談してから決める方も多いと思いますが、オンラインであってもこれは事前に相談可能だと思います。

当日

当日は開始時間前に24の指定された場所(東京・特別対局室など事前に主催側から指示される)に入り、待ちモードにしておきます。
時間になると先生のアカウントから対局申し込みがあるので、受諾し指導対局の開始となりました。

指導対局開始

私が受けた指導対局の概要の方式は、
対局 将棋倶楽部24を使用
感想戦 Zoomを使用
持ち時間 15分(1分)

指導対局中は質問などはせずに終了後Zoomを使用して感想戦をする形式でした。
中には、指導対局のあいだ中Zoomや通話アプリを接続し、わからないことがあったら先生に質問する方式や、将棋倶楽部24のコメント欄で質問する方式もあるようです。
今回は選べたのですが、集中して指したいので対局後感想戦にしました。

指導対局の最中に先生に質問したい方、終わってから質問したい方と個人の好みが解れるのでこれは一概にどちらが良いとは言えません。
また、対局開始後にすぐに投了して感想戦モードで指導対局をする方式もあるようです。対面の指導対局と異なり、クリックミス・タップミスをする可能性もありますので手を戻せる状態で受けられ、より実際の指導対局っぽいかなと思います。

感想戦

Zoomで先生が局面を画面に映してくださり、
「ここはこちらの手の方が良かったのでは」
「ここからの組み立てはこうした方が良い」
などのアドバイスをもらえました。

実際の指導対局では、局面を作ってくださっての感想戦でも詳細まで丸々覚えることは難しいですが、オンラインの場合キャプチャするなどして細かく思い出すことが可能です。復習にも便利でした。


良かったところ

①集中しやすい

対面の指導対局ですと、(マナー違反なので誰かに注意してもらえばよいのですが、)後ろからのぞき込んでくる人や写真を撮影される方も多く、こういった面ではオンラインの方が盤面により集中してさせると思いました。

②棋譜保存が楽

棋譜は自動で保存されているのでそれを保存すればよいため、棋譜を取る必要もないです。

③ぼやくも叫ぶも自由

人がいないことの利点は独り言を話しても誰にも迷惑が掛からないこと。
時間が無くなり焦った時に「どうしよう・・」とつぶやくのも、一分将棋になって騒ぐのも自由です。


デメリット

①クリックミスをすると戻れない

私が今回受けたものは「15分切れたら1分将棋」だったので、指し手を戻せず「失敗したな」と思ってもそのまま指し続けないと行けなかったことです。今回はそういったことはなかったのですが、焦ると十分あり得るミスだと思いました。
案内がない場合でも可能だったら「すぐ投了し感想戦モード方式」で指導対局していただけるか確認するのも良いと思います。

②外野はそれでもいる

家族がいる場合は指導対局を受けるので話しかけないで、とお願いしておく必要もあります。
私の場合は家族の書斎に閉じこもっておりましたが、それができない方もいると思います。また電話をフライトモードなどにして着信しないようにする、インターホンを切るという荒業?も必要かもしれません。

③ソフトのダウンロードや設定をする必要がある

Zoomや24などの設定が得意な方、使い慣れている方は楽ですが、そうでない方はこの時点で疲れてしまうのかもしれません。

④オンライン指導対局はあくまでもオンライン

駒を持って実際に将棋を指すという事の緊張感は正直言って無いです。その分気が楽、という側面もありますが「あくまでもオンライン」と割り切って受けるのがよいと思います。指導対局を受けたことがないけど練習と思って受けるなど、目的意識を持った方が良いのかなとは思いました。

見出しを追加

あくまでも筆者が感じる良い点悪い点なので、ご了承ください。

オンラインも対面も、プラスとマイナスがあります。
オンライン指導対局受けてみようかと悩まれているのならば、ぜひ受けてくださいと申し上げたいです!

将棋道場や教室が末永く続いていきますように。

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