まずは符号を覚えよう

効率的に将棋の学習を進めるには、まず符号を覚えるのが必須です!
この後は読まなくても良いので、とにかく、日常会話するのと同じくらいに、符号で話せる・聞ける状態になりましょう。

符号というのは、▲2六歩 △8四歩 ▲7八金などのように、盤上の駒の位置を表しているものです。

この字面を見ただけで、盤上で駒がどう動いているのかがイメージできるようになる必要があります。

というのも、棋書でも、対局の中継でも、指し手を表すのに符号が使われるからです。
これがスラスラと読めないと、学ぶのにとても時間がかかるし、記憶にも残りづらい。

棋書や観戦記を読んでいると、次のように局面が書かれているわけです。

「△3八成桂には▲1四歩△同玉▲2五金△1三玉▲1四香までの詰みがあります」であったり、

「△1三同香は▲同桂成△同桂▲1五香△1四歩▲同香△1二歩▲1三香成△同歩▲2五桂で先手よし」
などのように。

え~っと・・・なんて一手一手考え込んでいたら、いつまでたっても読み終わりません。
さらさらら~っと読んでいけないと、ひたすら時間がかかってしまうわけです。

対局の解説で、解説者が符号で説明していたりもします。
耳で聞いて、どんな場面かが理解できないと、勉強にもならないんですよねぇ。

プロの対局は平均で110手ほどと言われているんですが、これを記録した棋譜は、プロ棋士は30秒ほどで読んでしまうらしく。
でも、そのくらいに読めるようになるのが、より早く上達するためには必須なんです。

だれかと対局をした時なども、感想戦で、自分の指し手であったり、狙いだったりをスラスラと話せた方が良いですし、符号でコミュニケーションできないと対局相手の言っていることも理解できないという。

符号と脳内将棋盤が連動した状態になれば、飛躍的に勉強の効率が上がります!


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